ディスクレビュウ・ライト #23



<ロックバージョン編>
さらば吉GYUよ!また逢う日まで
原案/漁場直太 詞/田島浩二 作・編曲/小島久政
c/w
<バラードバージョン編>
さらば吉GYUよ!また逢う日まで
原案/漁場直太 詞/田島浩二 作・編曲/小島久政

GYU-BAND
ちなみにCD番号とお値段は

こんな感じ…


2004年
 

 牛肉輸入再停止緊急レビュウです(笑)。吉牛の牛肉販売休止からすぐに出たCDなんですが、いかに吉牛が当時愛されたいたかを
示す曲…なんでしょうか。確かに独身者、学生の腹の中の1/3もしくは1/2は牛丼が占領していたかもしれません。
 マクドナルド等では2〜3個食べなければいけないのを牛丼は1杯ですみますもんね。 早い・安い・うまいの代名詞を確立した食べ物であるし日本の食文化にとっても一つのジャンルを形成しています。
 
 曲としては…普通の青春ロックと青春バラードです。「豚もカレーも鳥もイクラも 悪くないと知りつつ 他の誰かで埋められるほど たやすい関係では 決してないのさ」牛丼への愛情を込めた憎らしい歌詞はこんな歌が成立してしまう状況と合わせ、胃袋に響いてきます。
 そして最終節で歌われる「面影を 抱きながら つぶやくよ 心から アリガト」青春を吉野屋と共に過ごした日々が込み上げてくるのでしょう、切々と歌われ、胃液が胃袋を流れます。ちなみにあおり文句はこう。

2004年2月某日、それは余りに突然に訪れた別離だった。
走馬灯のようにめぐる数々の至福の思い出……。
伝えよう、今だから。
ふたたびの出逢いを願い、ありったけの愛をこめて。

ベタですねぇ…

 今回の再停止騒動。アメリカ人の販売姿勢の悪さばかりが目立ちます。「自分とこで食えるモン、何でテメエらは食えねえんだ」とは言いえないのでしょうが、お客のニーズを満たす努力もしないでただ肉さえ売れればいいっていうアメリカ政府の姿勢も見え隠れします。
 吉野屋は牛丼でもってる会社なんだし、こうなったら自分でアメリカで牧場経営をした方がよろしいのではないでしょうか。日本の基準に合わせてアメリカから輸出だって出来るんだし、吉野屋が全責任を負った吉野屋直営工場であれば日本の消費者だって安心するし、そのモデルが成功すればアメリカの田舎業者だって真似するんじゃないかなぁ。あれだけ輸出して儲けようとしている国なんだし、これでまた圧力掛ければさらにアメリカ産離れが拡大するんじゃないかなぁ。

 タイトル「また逢う日まで」が遠のいた今、この歌が悲しく響き渡ります。