D.M.C

2008年 日本

D.M.C
1. SATSUGAI -for the movie-

根岸崇一
2. 甘い恋人-for the movie-

D.M.C
1. 魔王 -for the movie-
2. グロテスク-for the movie-

根岸崇一
3. ラズベリーキッス -for the movie-

1. SATSUGAI
2. スラッシュキラー
3. グロテスク
4. メス豚行進曲
5. デスペニス
6. あの娘をレイプ
7. マッド・モンスター
8. 恨みはらさでおくべきか
9.魔王
10.ファッキンガム宮殿


 DMCというマンガはデスメタルを戯画化…カリカチュアライズドしたマンガであったが、実際に音を作ってしまうとマンガで感じた勢いが削がれている様な感じがした。マンガ内ではインディーズでの発売なのでもうちょっと荒く、あまり音を整理しない方がそれっぽく聴こえたかもしれない。
 後、全般的な疑問としてどうして覆面にしてでもミュージシャンを統一することが出来なかったのか。特にバスドラ、ドラムの音が一定してくれていると嬉しかった。作中にあるようにカミュさんの激しいドラミングの根本、「いかがわしい」言葉とイメージ(あえて記しません)を妄想しながら叩いてくれていたのかなぁ。 


 カラオケでは歌詞が出ないらしい「SATSUGAI」。これ聴いたときちょっとアレって思ったのは歌詞が聴き取れる事(笑)。冷静に考えて歌詞が聴き取れない主題歌?は主題歌足り得ないのでまぁ納得。
「魔王」はこう来ると思わなかった。もうちょっと原始的なズンドコっぽいリズムでスローな感じはしなかったです。しかし石田ショーキチ…仕事選んでんのか選んでないのか。デスメタルよりはキッスっぽいハードロック感なんで僕は好きなのですが、DMCとしては?な部分も。
「グロテスク」は曲としては妥当な範囲内か。だけども「グロテスク 末裔抹殺」の歌詞がないのが僕はとても残念。「グロテスク」の後につく言葉の面白さがこの曲の肝なんですが。
 自分の中での解釈の裏切られ方が良い方にいけばいい曲、悪い方にいけば…こういうのの実体化は難しいですね。曲として楽しむ場合、最大公約数のメタルとして聴けば曲は悪くないので評価はいい方にしておきます。

 逆に「甘い恋人」「ラズベリーキッス」の方がよく出来ている。完全な渋谷系のカリカチュアライズド(張本人がノッてやってるので)になっているし、聴いていて赤面寸前になりそう。久しぶりに聴いたぞこんなベタ歌詞w

で、ついでと言ってはなんですがアルバムも購入。アルバムの中で1番血にあったのがファッキンガム宮殿というのはお笑いどころなのかw



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