お終い曜日
その日は良く晴れていた。
別にどうってことのない日だったはずが、
忘れようにも忘れられない一日になった。
声が出ない
いや出せないでいる。
嬉しさや悲しさ
それらが入り交じった不可思議な波
話したい
聞いていてもらいたい
何よりも泣きたい
心の奥底にある触れられないひだが、
触れられないが故に心を揺らす。
一人で居ることの悲しさに勝る安らぎと平穏
ただ一言で終わってしまった。
もうお終い
あの言葉を聞いたから
私だけを見ていて
ただそれだけが、今の私の願いだから
99/03/29公開