史跡・スポット


独断と偏見のおすすめ度
★★★★★・・・・・・マニアならば必見スポット。
★★★★・・・・・・・意外と知られていない穴場かも。買い物、名物、温泉を求める人には向かない。
★★★・・・・・・・・観光客うじゃうじゃのおきまりコース。買い物好きも大喜び。
★★・・・・・・・・・時間つぶしか他に予定がなければ。
・・・・・・・・・・はずれ。話題にしたくもない。

古河歴史博物館★★★★

古河城の出城のひとつ、諏訪曲輪跡に建つ平成二年開館の新しい博物館。常設展示は古河藩家老鷹見泉石(大塩平八郎の乱を鎮圧した蘭学の大家。博物館前に旧宅がある)関連史料、古河の歴史、古河の文人たち、と大きく3つに分かれている。足利氏関連は義氏の書状などがある。わたしが訪れた時は企画展示「古河公方展」の期間中であった。これは素晴らしかった。ちなみに滝沢馬琴の『南総里見八犬伝』の有名なシーン、「芳流閣の決闘」の舞台は古河本丸方面でのことかと思われる。本丸は今は水没している。古河市中央町。

一向寺
戦国の名医・田代三喜の木像(昭和八年に復元したもの)を所蔵しているが、普段は公開していないらしい。一応、市が制定した「古河公方コース」に入っているのだが・・・。境内はとりたてて特長はないが、山門前の蘇鉄が印象的。古河市。

古河公方館跡★★★★

桃園で有名な古河総合公園の中にある。正面から行くと、桃園の中を突っ切って、横断する格好になる。橋を渡って御所沼の対岸へ渡る。館跡は遠方から見ても土塁や空掘が確認できる。茅葺き屋根の民家が移築されている横に「古河公方館跡」という碑と案内板がある。

足利義氏墓所★★

古河総合公園内にある。桃園の中心、竹の囲いの中に最後の古河公方・足利義氏とその娘氏姫、足利義親(氏姫の子)の墓がある。義氏のものは墓石はないが、敷地の一画がこんもりと盛り上がっており、脇に石柱が建っている。

永仙院跡★★

ようぜんいん。初代古河公方・足利成氏が開基した臨済宗の寺院。鎌倉円覚寺の末寺にあたるが、今は国道354号線沿いの畑の中に墓地のみが残る。案内板が充実しているので、あまり道に迷うことがない。

田代三喜斎墓所★★

永仙院跡。戦国の名医・田代三喜斎の墓所。三喜斎は足利学校の卒業生。天海僧正などの先輩にあたる。永正六年(1509)、古河公方足利成氏の招かれた。門人には有名な曲直瀬道三がいる。

長谷観音★★

足利成氏が鎌倉長谷観音を勧請し、古河城の鬼門除けとした。日本三長谷観音のひとつ。古河には成氏が建立した寺社が数多く残る。