感想注意報
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 例えば、街であったイベント。
 例えば、デパートの中であった出来事。
 例えば、電車の中から一瞬だけ見えたシーン。
 例えば、新聞やテレビで報道された事件。
 例えば、自分が遭遇した場面。

 そんななかで、「これはこれは・・・」と思った事柄について、その感想をつらつらと書いているページです。(勿論、ノンフィクション)

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レッカー車に乗った日 人間ドックの後に
パソコンスピーカー増強作戦 オードリーのスタイル
受験地獄 桜のトンネルの下
絵馬の森 片足のスキーヤー
SCSIトラブル みみかき


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レッカー車に乗った日
 ・2000/11/14 通勤途上の路肩にて

 いつものように会社に行くために車を運転し、渋滞のメッカである交差点を過ぎたとき、エンジンが急に止まった。
 僕は何が起きたのか分からず、アクセルを踏んだが何の反応も無し。ラジオからはロックが流れていた。
 とりあえず、まだ惰性で走っているので、ハザードをつけつつ路肩に車を寄せた。
 キーを回してエンジンを起動しようとしてみるが、セルのみで結局再び回ることはなかった。

 一旦落ち着こうと思い、車の中で深呼吸したあと公衆電話を探しに行く。2ブロック先に小さなコンビニがあり、店頭にカード電話があったので、十円玉を入れようと財布を開けると2個しかない。ほかは100円玉と500円玉。そのときテレホンカードは残り度数が3しか無かった。
 とりあえず、ディーラーに電話をかけると、定休日のお知らせとJAFの電話番号を2回アナウンスして切れた。メモを持ってこなかった僕は車まで戻り、再度定休日のディーラーに電話をかける。既に、カードの残り度数は1になっている。
 JAFにかけ直し、エンジンが起動しなくなった旨を伝えると
 「それではレッカー車を向かわせますが、約1万から1万5千円ほど掛かってしまうかもしれませんがどうしますか?」
 と聞かれてしまう。アホか。ここで、それじゃ別の手を考えますと言えるか、っつうの。
 レッカー車が出払っていて到着に1時間以上かかるかもしれない、ということであった。
 この時点で、カード度数は0、十円玉も使い切り、お釣りのでない100円玉を投入してしまっていた。
 会社に連絡しなければいけないので、コンビニでカードを買おうとしたのだが売っていない。しかたなく別のコンビニを探すが見あたらず、結局少し離れた私鉄の駅売店まで買いに行く。(電話を探したり、テレホンカードを買いに行ったりと、1時間近く歩き回ったのかもしれない。ここで、コンビニで10円玉に両替してもらうことに気が付かなかったのは、やはり平常の精神状態ではなかったからだろう)
 会社に電話をかけた後、車に戻ってくると近くで電話工事が始まり、渋滞が起こりつつあった。そこで、車をさらに車道から遠ざけるべく、車を押して歩道に乗り上げる。一瞬の車の切れ目をねらってドアを開け、ハンドルを切りながら押す。なかなかスリル満点だった。

 電話をかけてから待つこと1時間半くらいであっただろうか。ルームミラー越しに青いレッカー車が近づいてくるのが見えた。レッカー車は僕の車の前で一旦止まり、ゆっくりとバックしてくる。降りてきた男はほとんど無言のままキーを受け取り、車の挙動の確認をしたうえレッカー移動するために引っかける鉄の塊を前輪にはめはじめた。
 ディーラーが休みだったこともあり、自分の駐車場に車を戻すことにし、僕はレッカー車の助手席に乗った。レッカー車のインパネにはバックモニタがあって、心持ち上を向いている僕の車がゆらゆらと揺れながらついてくるのが分かる。
 たまに見るレッカー車に「だれが世話になるんだよ」などと思っていた自分が、今ここにいるとは。
 バックモニタとゆっくりと流れていく景色と、カーナビのモニタを交互に見ながら、実は財布にいくら入っているか心配しているのだった。

 結局、故障個所はイグナイタ部分で、プラグが点火しなくなったからエンジンが起動しないということであった。エンストした地点が渋滞を引き起こす場所でなかったのが幸いといえば幸い。これが高速道路で、しかも追い越し車線を走っているときだったりしたら・・・。
 レッカー車の男に支払う段になって、JAFへの入会を勧められた。僕はキーは必ず最後に自分でかけるし、明日はディーラーに車を引っ張ってってもらうからと言って断った。さらに勧めるでもなく、レシートを僕に渡し、また無言のままエンジンをかけ、駐車場から出ていった。

 工業製品であるから故障は避けられない。分かってはいるけど、予想外の事態、予想外の出費。
 ふところは、今朝の冷え込みのごとく、寒くなっている。
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人間ドックの後に
 ・2000/10/13 クリニック&免許センターにて

 誕生日を前に、恒例となった人間ドックに行ってきました。今回は運転免許の書き換えも重なり、午前中にドック、午後は更新というスケジュールにしました。が・・・。

 8時半頃にクリニックに到着し、そのまま受診手続きをしたのですが、待合室の空き椅子が無くなりそうなほど混んでいて、結局一通りの検査が終了したのはお昼過ぎになってしまいました。
 今年は今までと違って、胃レントゲンのバリウムをスルスルと飲み込むことが出来「おお、今年は快調だぜ、ふっふっふ」などと、喜んでいたのでした。レントゲン撮影が終了し、渡された下剤を飲んで、ほぼ検査項目は終了。問診の後クリニックを出て食事をとりました。
 腹がふくれたところで、新しくできた免許センターに車で向かいました。写真を撮っていなかったので、建物の中にある写真コーナーへ。やたらと愛想のいいおじいさんが「こちらへどうぞ」「お金を入れましょうか」などと世話を焼いてくれる。この人は公務員なのかなぁ。前回までは地元の警察で手続きをしていたので、この対応の違いに面食らってしまいました。(受付の案内嬢もいるなんてねぇ。税金で賄っているのかなぁ)
 視力検査では、今まで「眼鏡等」だったのが解除されて、ちょっと嬉しい。でも怖いから眼鏡はしたままで運転します。
 手続きが終了して、安全講習の時間となりました。
 しかし、僕はそのとき、何となく重苦しい感じを味わっていました。最初はなんだか分からなかったのですが、その重苦しいものが「自分の腹の中で起きている」と気付いた時、講習の講師ののんびりとした口調にイライラし始めました。
 「きゅぅ〜〜ん」
 あぁ、遂に来た。恐れていたときが(笑)
 あと十数分で講習は終了。今回は優良講習でよかったよ〜〜。
 「きゅぅ〜〜ん」が「ぎゅるるぅ〜〜ん」に変わるのにさほど時間はかからず、かの薬の効き目のすごさを実感しました。去年まではこんな事なかったのに!

 講習が終わり、トイレに駆け込もうと思ったのですが、その前に免許証の受け取りをしなければなりません。これは誤算だ。僕は心持ち前屈みになって、列の中で一人ソワソワしていたに違いありません。

 新しくゴールドになった免許を手にした嬉しさよりも、トイレの個室に誰もいなかったことの方がどれだけ嬉しかったことか。
 それにつけても下剤の威力よ。
 おまえはなぜそんなに効くのか。
 僕は知らなかったよ。
 だけど、僕の周りの人々は「おまえはチャレンジャーだなぁ」という言葉をくれました。みんな知っているならはじめから言ってくれよなぁ。

 後から考えてみると、これだけ完璧に消化器官の機能を停止させてしまう効果があるとは、薬自身も薬冥利に尽きる、と言えるのではなかろうか。
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パソコンスピーカー増強作戦
 ・2000/08/11 自分の部屋にて

 パソコンに接続しているスピーカーのアンプ部分が壊れたということについては以前書きました。今回はスピーカー本体部分の強化をしたので、それについて。

 元はと言えば、追加したアンプにポータブルCDプレイヤの出力をつなげたことから始まります。ヘッドホンとパソコンスピーカーで比べると、明らかにスピーカーからの音は劣る。(ただ、たいていの場合、普通の再生状況ではコンポであってもその傾向はある)
 これは何とかせねばならん!
 使っていたスピーカーの口径は6cm。これでは低音の再生は不利に決まっておる!
 ということで、単純にもっと大口径のスピーカーユニットを搭載したモノを探してみたのだが、必要なのはアンプ無しのスピーカーであって、結局適当なのは見つからなかった。(オーディオショップで探せば良かったんだと後で気が付いたのだが、それでもヤマハのモニタースピーカー1万円ちょっとというのはあった)
 しかたがないので、作るか(う〜む単純なやっちゃ)、ということで、秋葉原のK無線へ。
 もちろんパソコンモニタの両脇に置くので防磁型でなければならない。そうなると、選択肢があまりなく、値段との兼ね合いもあり、FOSTEXのFE107に。(ちなみに2個で6000円ちょっと。高っけぇぇ)
 おそらくエンクロージャー(要するに箱のこと)まで作り込むことになると時間も道具もいろいろかかるので、事前に適当に容量5L程度の段ボール箱を用意(拾いモノなので0円(笑) 僕、段ボール工作がすきなのよ)。
 早速、穴をあけたり、ケーブルをつないだり、ダクトを作ったりと、楽しい時を過ごし(笑)、音を聴いてみると・・・。
 「おぉぉぉぉぉっ」
 なかなか豊かな音が出るではないか!
 いい加減に作った割には、今までの音は何だったのだ、と言うくらい、音が前へ出てきて、しかも低音もそこそこの量がある。
 自己満足の世界である。MIDI音源からの音も良くなったような気がする。

 そこそこの音でいいのであれば、今まで使っていたスピーカーでも良かったのである。結局、一番最初からだと、アンプの追加も含めて9000円近いコストがかかっている。今のところ、DVDドライブはついていないから多チャンネル再生する予定はないので、純粋にステレオ再生に対してこれだけのコストをかけるんだったら、他の方法もあるんじゃないかという気もしなくもないなぁ。
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オードリーのスタイル
 ・2000/05/01 日本橋の百貨店にて

 新聞に「オードリー・ヘップバーン展」の文字を見つけたとき、長い間待っていたモノが現れたと感じた。
 まずはその展示の感想から。

 「ちょっと違うなぁ」

 会場に入ってすぐ、大きなパネルと小さなモニターに映し出される彼女の姿。その奥には「ローマの休日」で使われたスクーター。映画のシナリオが置かれている。
 そこまでは、いい。
 その先は、衣装、バッグ類、靴。
 会場にあふれる人、人、人。そこにいる95%は女性であったろう。飾られたそれらのウィンドウの前で食い入るように見つめている。
 その人の群はまだいいのだが、ファッションに疎い僕は今一つ展示の内容に集中できない。たとえば、衣装がどの映画で使われたものであるとかといった説明があればまだしも。

 出口近くに、彼女の靴型と、それをモチーフにした作品が飾られていた。そのとき、この展示会の主催の一員としてフェラガモの名前があることに気が付いて、どおりで展示されている靴の数が多いことに納得した次第。(フェラガモと言ったって、僕の生活には何の関係もないから興味なかった)

 ということで、僕が期待していた展示内容とは大分ずれていたことで、ちょっとがっかりしたというのもあるのです。ユニセフで、子供のために活動していたことは知っていて、少しだけそれに関する展示もありましたが、もう少し前面に持ってきても良かったのではないかとも思いました。
 サブタイトルとして「私のスタイル」という言葉がつけられている。
 スタイル。一貫していないと、スタイルとは言えないよな、やっぱり。「これが私のスタイルだ」と言える人は、今どれくらいいるのか。ファッション? 行動?

 一つ、大収穫があった。
 映画で使われたシナリオが飾られていて、「マイ・フェア・レディ」の中の有名な「スペインの雨」の場面。

 「スペインの雨は主に広野に降る」
 「主にどこに降る?」・・・「広野に」

 という台詞(後の台詞は歌の中に出てくるのですが)の中身がちゃんと分かりました。
 最初の台詞は「in the plain」、後ろの台詞は「on the plain」でした。長年、確認できなかった部分がようやく分かりました(笑)
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受験地獄
 ・2000/04/16 田町の試験会場にて

 受験地獄といっても、そう感じたのは僕だけだったろう。
 情報処理試験は、直接仕事とは関係ない。しかし、パソコンを使ったり、ハードやソフトがらみの仕事をしているので、割と身近に感じることもあり、これで受けるのは5回目。しかも、今回は今までの中でもっとも仕事に近い、マイコン応用システム、という試験である。

 その日、目が覚めたのは夜明け前。
 「うぅぅ。頭が痛い〜〜」
 こりゃまずいと思い、あわてて頭痛薬を飲んで寝なおした。やっぱり、直前に詰め込むと、脳味噌が拒否反応を示すのかなぁ。
 が、目覚ましが鳴って、起きてみると、全然治まっていない。今日の試験はやめようかと思ったのだが、この機を逃すと来春まで待たなければいけないし、なにしろ払い込んだ受験料が・・・(笑)
 午前が9:30〜12:00までで4択問題80問、午後は記述問題が2回に分けて16:50まで。
 頭を押さえつつ、午前の問題は1時間ちょっとで一通り回答した。残り時間をどうしようかと考えているうちに、どうにもこうにも、ぼ〜っとしてきて、試験中にもかかわらず居眠りモードに突入(おいおい)。結局、回答の見直しをしなかった。
 今まで、数々の試験を受けてきたが、試験中に寝たのは生まれて初めてだ(笑)。
 昼になったが、食欲は全然ない。そういえば、朝食べようと思っていたバナナも食わずじまいだ。缶茶を買って、薬を飲む。再び試験会場に戻り、睡眠。と思ったが、弁当を使っている他の人たちの、その弁当の匂いにムカムカときてしまう。廊下に出ていい空気を吸おうと思ったが、たばこの煙でもうもうとしている。しかたないので、会場の席について、眠ることにした。
 午後の試験が始まる頃、きっと僕は真っ青な顔をしていたことだろう。
 10分くらい経ったとき、前に座っていた人が「トイレに行きたいんですけど」と言って席を立った。あぁ、僕も行きたいっ。
 頭痛、吐き気、眠気で、試験問題が目の前で漂っているだけ。こりゃダメだと思いつつ、いい加減な答えでマス目を埋めていった。途中、げっぷが出たとき、のど元まで酸っぱいモノが・・・。あぶないあぶない。
 午後の後半、僕の前の人の姿はなかった。途中であきらめるなら、最初から受けるなよ、と思いつつ、再びマス目に文字を書き込んでいく。なぜか、何度も同じところを書き間違えてしまう。
 最後の問題。ちょうど仕事に関して扱ったことがある部分だったので、割とスラスラ進む。全部の問題が、こんな具合だったら、一発で合格だろうな。今回は無理だろうが。

 僕にとって、最悪の状況。まぁ、最高の状況でも、分からない問題ばかりだったから、多分ダメだろう。勉強が足りなかったな、と反省しつつ、やはり、すっきりとした気分を味わった。
 試験会場を後にし、電車に揺られる頃には、頭痛も少し治まってきた。(なぜもっと早くに・・・(涙))
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桜のトンネルの下
 ・2000/04/02 常盤平桜通りにて

 毎年この時期になると、気持ちが浮ついてきてどうしようもない。
 なにしろ、桜の季節なのである。春なのである。
 そして、もう何年も前から見物している『常盤平さくら祭り』に行ってきました。ちなみに、常盤平にある桜通りは、日本の道百選になっています。特に新京成線の五香駅から常盤平駅にかけては、桜のトンネルを進んでいく気分を味わうことができます。
 こういうお祭りにつきものなのは、露店。特に、お好み焼きや焼きそば、綿アメなどなど。そして、お酒やビール。
 で、後に残るのはゴミ、ゴミ、ゴミ。
 商店街や町内会の人が用意しているゴミ箱が、道々に置かれているにもかかわらず、地面、壁、桜の木の根本に置き去りにされるゴミ。
 視線を上に向けたまま、このトンネルを最後まで通ることができたら、どんなに幸せなことだろうと思う。たくさんの人がやってくる。数が多くなればなるほど、一度歯止めが崩れると、何もないのと同然の状況になってしまうのは、今更言うまでもないこと。
 きれい事だけでは済まない、とは分かっていても、なんとかならんものなのかと思う。

 それはそれとして、実はこの道、もう一つの楽しみがあります。それは散り始めてからの夜のドライブ。ヘッドライトに照らされ、フロントガラスをなめていく桜吹雪。もう、気持ちよくて死にそう(笑)。似たような場所があったら、一度試してみましょう。
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絵馬の森
 ・2000/02/26 湯島天神にて

 このところ、毎週のように湯島天神に甘酒を飲みに行っている。
 時期が時期だけに、入学や就職試験の合格祈願、あるいはその合格御礼の絵馬が、こぼれ落ちそうなくらいにくくりつけられていた。
 紙コップに注がれた甘酒を、ちびちびと口に運びながらその文面を見ていたら、こんなのがありました。

 「絶体合格」

 しかも、志望校はというと、まぁおそらく日本でもっとも有名な国立大学の名前が書かれている。間違ってはいなかったのに、自信がなかったんだろう。まぁ、自信がある人は神頼みはしないであろうが。
 おなじ大学名が書かれていた別の絵馬には、

 「俺の人生の第1段階として合格を・・・」

 ってなことが。
 彼が合格すれば、引き続き第2、第3の段階に進むのであろうが、不合格だった場合はどうなるのであろうか? 余計なお世話であるが、第1段がこけると軌道に乗らないのは、日本のロケット事業と同じだからな(笑)。

 学校も大事だけど、社会に出て、たとえば会社に勤めるようになると、それこそ学校で勉強する以上のことが必要になるんだよね。僕の場合は、学校の授業で学んだことが実は大したことではなく、必要に迫られた勉強こそが重要であったし、役にたつ。
 絵馬の森の中では、まだ見ぬ目的のため、迷っている文字が漂っていた。
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片足のスキーヤー
 ・2000/02/ スキー場にて

 腹の立つことに、昨シーズンはスキーに行けなかった。
 それはともかく、2シーズンぶりのスキーとなったわけである。
 あいにくの吹雪状態、ゲレンデは新雪が50cmは積もっていただろうか。平日ということもあり、ゲレンデには人はまばら。ということでもあるまいが、リフトは数本稼働しておらず、コース整備もしていないようだ。
 ふかふか。
 新雪を蹴散らして滑るのは気持ちいいが、滑りづらくてたまらん。スキーヤー自らがコース整備をしなけりゃならん(笑)。午前中はそんな調子で、7〜8本。午後にはコースの状態がやや良くなったこともあり14〜5本。
 リフトに乗っているとき、滑り降りてくる見慣れないスキーヤーを発見した。
 片足であった。
 パラリンピックの放送などで見たことはあったが、実際に滑っているのを見たのは初めてである。ストックの先に数十cmのスキー板状のものが付いており、1枚の板と2本の特製ストックでぎこちなく滑っていた。
 2度目に彼を見つけたとき、ゲレンデのなだらかな場所で漕いでいた。よく見ると、ストックの先の部分が折り畳まれ、うまい具合に雪にささるようになっているのだ。
 なにしろ、ゲレンデの状態が悪いので、ちょっと心配した。新雪に突っ込んでしまうと起きあがるのに一苦労するのだ。ストックをさそうにもズブッともぐってしまうし、下手すりゃ外れた板が行方不明になりそうなくらい。ということで、彼の姿を何度かリフトの上から追っていたら、どうやら仲間がいることが分かってホッとした。
 そんなこんなで、今シーズンの初スキーは無事終了したわけなのだが、相変わらずボーダーはリフト降り場のすぐ先で通せんぼしているしなぁ。平日でそうなんだから、休日だったら相当顰蹙ものだろうな。
 彼らは、片足のスキーヤーを見たであろうか。
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SCSIトラブル
 ・2000/01/23 自室にて

 買ってはみたものの、ほとんど使っていなかったタブレットを復活させようと思い、最新のドライバを入れたところ、同じシリアルポートを兼用(切り替え機で)しているMIDI音源とバッティング。 接続していない時でもタブレットのドライバがシリアルポートを占有してしまい、パソコンを立ち上げるごとにそのドライバを切り離すという作業が必要になってしまった。
 しかたないので、シリアルカードを買ってきて、そちらをタブレット専用にすることにした。
 結局は最初に買ったシリアルカードはインストールがうまくいかず(980円のジャンク品)、ちゃんとした製品を購入し、そちらは一件落着。
 ところが、途中でSCSIカードの抜き差しなどをしたことから、そちらの調子がおかしくなってしまい、SCSIカード単独なら正常なのだが、MOドライブとスキャナを接続すると「!」マークがついてしまい、どちらも認識しなくなってしまった。
 これは、どこが悪いのか切り分けをしなければならん!
 まずはMOだけを接続。----だめ。
 次にスキャナだけを接続。----OK。
 ということはMOが故障したのか〜〜。買ったばっかりなのに。

 ふと、余っていたSCSIケーブルでMOを接続してみると、ちゃんと認識するではありませんか。
 ということは、ケーブルか!
 よくよく見てみると、コネクタのピンが1本、斜めになっていました。
 動いた方のケーブルと見比べてみると、ピンの太さが違う。だめなケーブルはピンが細いのです。これ、実はジャンク屋で買った安いケーブルなのです。素性のはっきりしないケーブルと、ちゃんとした製品ではそういうところが違うんだなぁ。
 今回の作業では、何度も付け外ししたので、その部分が何かに当たって曲がってしまったのだろう。ちゃんとした製品は、曲げようとしても曲がらないくらいの頑丈さだった。

 分かってしまえばなんてことないことなのだけど。
 危うく、SCSIカードまで買い換えることになるところだった(笑)。
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みみかき
 ・2000/01/05 自室にて

 昨年の晩秋あたりに愛用の耳掻きを折ってしまい、それ以来「耳掻きなし」生活をしていた。
 僕は結構まめに耳掃除をしていて、大小硬軟の耳垢を掘り出す気持ちよさをいつも味わっていたのである。しかし、耳掻きなし生活になってしまったことで、耳掻きのかわりに小指の先でこそこそとやっていたのである。
 欲求不満である。(笑)
 とうとう、我慢できなくなって、大手スーパーの雑貨売り場で一番安い耳掻き(大小2本入り180円)を買ってきた。
 早速使ってみた、が。
 何じゃこりゃ!
 掻き心地が悪い。ざらついた感じがするぞ。
 もちろん、たまった耳垢のために、ある程度「耳掻き以前」の感触があるとはいえ、いつまでたってもざらつき感が消えない。
 よくよく観察してみると、以前使っていた耳掻きにくらべて、先端部分の形状(いったい何と言えばいいのだろう)が大分違っている。  スプーンの先みたいな部分は狭く、かつ肉厚になっている。
 その角度が幾分急になっている(起きている)。
 そして。
 側面部分の仕上げが甘く、竹繊維の細かい凸凹が残っている!!
 そうだ、これが元凶なのだ。

 やはり、安いモノは安いだけのことがあるんだなぁ。
 この耳掻きを手入れして、耳に合うように仕上げようか。それとも別の新しい耳掻きを買おうか。思案しているところである。

 (どちらにしても、自分で耳掃除をすることには変わりないのである(笑))
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