>>中新潟変電所近くにある66kVと思われる鉄塔です。
添付のメモの文面とは裏腹に、ちょっと変わった構造をしています。
送電線は、右手前から鉄塔を軸にして、右手奥に向かってのびていきます。
かなりの急角度。
これだけの角度が付いていると、送電線によって鉄塔自体を引っ張る力が片寄ってしまいます。通常の四角鉄塔ですと、この力に対抗するため、大きく深い基礎が必要であるのは言うに及ばず、鉄塔を構成する鋼材にも、山形鋼ではなく鋼管などを使用しなければならず、コストアップ等の問題があるのでしょう。(たぶん(笑))
こんな時どうするか?
人間だったら、1方向に引っ張られたら、2本足でふんばりますよね。
鉄塔だって同じことなのです。(と思う)
足を心持ち広げて立っていれば、ちょっとやそっとのことじゃバランスを崩すことはありません。
ただ、それ以前に、どうしてこんな急角度にしなければならない送電線ルートになったのか、そちらの方が不思議ではあります。
20000213