自転車で蔵前橋通りを走っていて、信号待ち。
ふと、左方向を見ると・・・。
そこには時間がありませんでした。
もとは学校だったのでしょうか?
建物の中央にある尖塔部分に在ったはずの時計が無くなっています。
東京都墨田区にて
建物の正面から見ると、こんな感じです。
既に、持ち主だった人、あるいは、関係者だった人々の思いは、有刺鉄線で断ち切られています。建物の顔とも言える尖塔部分の不気味さは、どういう風に表現したらいいのでしょうか。
時間のない場所は、やっぱり、時間のない場所でありました。
最初の写真のアングルより、少し低いところから見てみると、
「24h時間貸」
我々に時間を貸してくれるという。
おそらく、無尽蔵と思われる時間をその手の中に持っているのであろう。
時計なんて、何の意味もなくなるくらいの・・・。
20000116