天使と怪物 種村季弘対談集

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青土社
2002年1月15日発行
装丁:高麗隆彦
B6版ハードカバー装、帯
2400円(税抜)
ISBN4-7917-5921-4
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目次
1
宙から堕ちてきた天使 ×合田佐和子
アリスの国へ ×高橋康也
笑い猫夢話 ×瀧口修造

2
異貌のルネッサンス 博物学の視座から ×荒俣宏
隠された宇宙のロゴス 占星術・錬金術・曼荼羅をめぐって ×前田常作×矢島文夫
遍在する怪物 怪物論のトポス ×谷川渥
異界へのロマン ×手塚治虫
永久運動とUFOの夢 ×河合隼雄
マニエリスムの現在 ×ルネ・ホッケ

3
華麗なる没落 ウィーン世紀末の夢と現実 ×池内紀
映画神話の構造 ×山口昌男

あとがき
初出一覧
注 

種村季弘がこれまでに行なってきた対談を3冊に集成。本書はその第二弾として、神話や夢、異界といった、現実の向う側を志向した人々が夢想してきたモチーフをめぐって展開された対話を収める。

初出
宙から堕ちてきた天使( 「太陽」1999年8月号、平凡社)
アリスの国へ( 「月刊絵本」1976年7月号)
笑い猫夢話(「別冊現代詩手帖」第2号、1972年6月、思潮社)
異貌のルネッサンス(「幻想文学」20号、1987年10月、幻想文学会出版局)
隠された宇宙のロゴス(「月刊百科」1978年1月号、平凡社)
遍在する怪物(「武蔵野美術」NO.119、2001年2月、武蔵野美術大学出版部/東京美術)
異界へのロマン(「児雷也豪傑譚話」プログラム、1975年3月、国立劇場)
永久運動とUFOの夢(「 なぜ空飛ぶ円盤がみえるのか」改題、「潮」1978年6月号、潮出版社)
マニエリスムの現在(「海」1970年7月号、中央公論社)
華麗なる没落(「マリ・クレール」1989年12月号、中央公論社)
映画神話の構造(「ユリイカ」1976年8月号、青土社)
あとがき(書き下ろし)