[めだか水槽]

平成12年10月17日(火)  今♀111の娘と♂002のうかさせている途中なのですが、
                  ♀128の卵には、ヒメダガは現れず、どうも♂002のかなにも
                  ないのかも…
                  …あっうまれた、けど…ヒメダカじゃない…
                  やっぱり♂002にもヒメダカ遺伝子はないようです…。

                  今度は♀111と♂002との間に生まれた♂と♀111を交配
                  する為、繁殖可能年齢まで、育成することにします。

平成12年10月14日(土)  ♂027×113♀の娘のバッククロスでは、現れず…。
                  ♂027内には、ヒメダカの遺伝子はないのだろうか…
                 今日からは、対象を♂002一族に変えます。
                 現在♀129の娘、♀111の娘、♀128娘の繁殖可能日齢まで
                 育成中です。

平成12年9月20日(水)   前インストール個体にはほぼ「ヒメダカ遺伝子」はないのか…?
                 あらたに、メダカのインストールを行う。
                 ♂メダカ2匹をピックアップ。♀メダカ4匹を交配にだす。
                 ♂002に♀129・♀111・♀118・♀128
                 ♂027に♀127・♀125・♀113                

平成12年9月11日(月)  メダカ005♂×メダカ118♀交配
                   F1誕生 メダカ1181〜メダカ1188それぞれ♂♀
                   親世代とバッククロス。
                 メダカ017♂×メダカ105・122・114♀とそれぞれ交配
                   F1誕生 それぞれ繁殖可能年齢まで育成
                 (認識番号は母の認識番号にそれぞれ1桁足してF1世代の
                  認識番号とする。※118♀の子は1181♂・1182♀とする)

                 メダカ005♂×メダカ1180♀ メダカ005♂×メダカ1185♀産卵
                   孵化水槽に移し待つ。

========= コ ラ ム ==============
テーマ【ヒメダカ作出の考え方】 ’00.9.10

                 まず、普段アクアゾーンで見ている、メダカですが、あれは
                クロメダカといいます。でも、交配の仕方で、明るい赤い体色を
                持ったメダカ、「ヒメダカ」を作出する事ができるというのは、周知
                のとおりです。なぜ、普段あまり、ヒメダカを見かけないのでしょうか?
                 遺伝子を用いて考えて見ましょう。
                 まず、メダカの体色を決める遺伝子があるとしましょう。
                黒い体色をもった「クロメダカ」の体を黒くする遺伝子を「A」とします。
                また明るい赤色の体色をもった「ヒメダカ」の体を赤くする遺伝子を
                「B」とします。
                 普段あまり、ヒメダカを見かけないのは、この「B」の遺伝子が
                「A」に対し劣勢遺伝子の為だと考えられます。
                どういうことかといいますと、
                「AA」…遺伝子的にも、見た目にも黒い「クロメダカ」の個体
                「AB」…見た目黒い「クロメダカ」の個体(但し、ヒメダカの体色を
                    作り出す遺伝子を隠しもっているが、BがAに対し劣勢の為
                    体色に赤を作り出す遺伝子は表出しない)
                「BB」…明るい赤い体色を持ったヒメダカの個体
                で、アロワナのCDからインストールした個体には、「AA」「AB」で
                「AB」をもった個体は、非常に稀という。

                ところで、どのようにして「ヒメダカ」を作出するかといいますと…

                1)まずインストール個体から、無作為に♂♀を抽出。交配。
                 (但しこの♂♀の遺伝子が「AA」×「AA」の場合、ヒメダカを現す
                 「BB」遺伝子を出す事は不可能な為、♂♀何れかが「AB」の
                 遺伝子をもっていたと仮定します。※さらに、万が一♂♀ともに
                 「AB」の遺伝子を持っていた場合、25%の確立で、「BB」の遺伝子
                 をもった「ヒメダカ」が生まれる事になります。)
                「AA」×「AB」だった場合、25%の確立で、「AB」をもったF1(第1世代)
                が生まれます。但し、遺伝子的に「AB」の為、見た目全く「クロメダカ」
                と判断できないし、との固体が「AB」の遺伝子をもっていたのか等も
                知ることは出来ません。
                 そこで、F1の♂♀をそれぞれ親世代の♀♂と交配する(バッククロス)
                そうすると、万が一親世代の♂♀何れかに「AB」の遺伝子をもっていた
                場合、どこかのペアで「AB」×「AB」の交配が成り立ち、理論上25%の
                確立で、「BB」の遺伝子をもった個体「ヒメダカ」を作出する事ができます。

                以上か机上の理論になりますが、実際には、本当に大変な作業にります。
                1)まず、インストール個体のどれに「AB」の遺伝子をもっているか、
                 分からない。
                2)インストール個体に必ずしも「AB」の遺伝子をもった個体がとは限らない。
                 (初期個体の約3%程度だと言われています。)
                3)幸いにして、「AB」の遺伝子をもった個体の交配に着手でき、F1まで
                 繁殖が出来たとしても、「B」の遺伝子は父か母からどちらの遺伝子から
                 受け継いだか分からす、必ずF1をバッククロスしF2世代にならないと
                 「BB」の遺伝子をもった個体が発生しない。
                ※但し、風の噂によると、初期個体から、ヒメダカとご対面できた、人もいるし
                 最初の交配で「AB」×「AB」の交配が出来た場合、この時点で25%の
                 確立で「ヒメダカ」が出てきますしね…。

                でも…ホントに大変らしいです。それだけに、「ヒメダカ」が生まれた時の
                嬉しさと、感動は計り知れないものがあるでしょう。
                皆さんも、是非アロワナを買って「ヒメダカ」のブリーディングに挑戦して
                みてくださいね。

平成12年9月10日(日) 早速ですが、第一世代の「めだが0120♂」と「めだか1196♀」の
                「めだか♀11961」がうまれ、0120♂とバッククロス。
                生まれましたが、ヒメダカ発見できず…。
                まだ、はじめたばかりですし…。
                 余談ですが、ある掲示板で、初期個体(ジェネレート個体)から
                すでに、ヒメダカの表現形をもった個体があった人がいたんです。
                 さっそく、何度か再インストールして、みたけど…さっぱり。
                楽して「ヒメダカ」は発見できずか…。

平成12年9月4日(月)  本日より、緋めだか作出に挑戦いたします。
                アロワナ付属のめだかに初期個体には、緋めだかの表現形をもった
                ものはないようです…。
                ということで、まず「第一世代の作出」をいたしました。
                と、そこまでが、これまでの経緯。
                最近あるサイトの情報で、f1を親の世帯とバックスロスし、その中に
                緋めだかの表現形がみられたという報告があった為、
                以前、作出したf1から、♀3匹を抽出し、血縁の♂1匹を飼育開始。
                今後この中からf1を作り、この♂とバッククロスする予定。
                いったい、どうなることやら…。
                変化がありしだい、ホームページにアップします。