アクセス便利帳 別冊

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 里山歩きの持ちもの  

今から北摂の山を歩いてみようかなという方へ
ご参考にあえて経験浅い私からお知らせいたします。
里山を歩く上での心構え    装備について    山の楽しみ    私の里山歩き など
 

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 ◎里山を歩く上での心構え

    1.里山は地元の方々の大切な農地や山林があります。迷惑をかけないように
      歩かせていただいているという気持ちで。
         ・ゴミは持ち帰る。
         ・生き物は優しく見守る。

    2.出来るだけ一人では行かないように。(^^;
      山にはこんな危険もあります。
         ・浮き石で足を挫く。疲れて足が痙攣した。
         ・スズメバチが飛んできた。マムシに噛まれた。
         ・道に迷って日が暮れた。
         ・ハンターの銃声や猟犬の声が聞こえる。
         ・カミナリが近づいてきた。
         ・雨や強風にあって身体が冷え切った。等
        そんな時どうしたら良いか考えておくことも必要です。

    3.万一の時に家族や知人が何処を探したらいいのか知らせておきましょう。
      登山計画かコース予定表を。せめて何処の山へ何処から登るかのメモだけでも。     


    4. 妻恋地蔵さんの深山北面についての解説も参考にしてください。  

 

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 ◎里山を歩く装備

       低い山でも何が起こるか判りません。
      日帰りとはいえ念のために、次のものをリュックへ入れることをお奨めします。
      (持っていくのが当然なのですが....)
        1/25000地図とコンパス(方位磁石)
        懐中電灯、ツェルト(簡易テント)
        雨具、防寒具、着替え
        携帯電話や無線機などの通信手段
        水と非常食、常備薬

       服装は夏でも長袖シャツ、長ズボン、靴は軽登山靴をお奨めします。
      ゴミ入れ用のビニル袋もお忘れなく。

      ハンターの入山時期(11/15-2/15)は蛍光色のような目立つウエアで存在をアピールすること、
      間違っても、白いタオルなどを首や腰に着けないこと。(鹿と見誤れ易いため)
 

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 ◎山の楽しみ

     人それぞれの楽しみ方があると思います。
     林の中を、あるいはササの稜線を歩いているだけでも幸せでしょう。

     山頂からの眺め
       次に登る山を見つける
       以前に登った山の姿を愛でる。眺める方角や時期で色々な姿を見せてくれます。

     のんびりと食事やコーヒー、昼寝など
     気のあった仲間との会話 (周りの迷惑にならない程度にしましょうネ)

     その他にスケッチ、写真、俳句、
     生き物では、花や野鳥、蝶、紅葉、落ち葉、きのこ、木の実を愛でる。
     歴史 城跡・神社・お地蔵さん
     地形 岩石・雲・星
     アマチュア無線 グライダー 等


     山へ行けないときは山の本を読むのもまたいいものです。

        小説  「槍ヶ岳開山」 新田次郎 著 など
        紀行集 「兵庫丹波の山」 慶佐次盛一 著 など
        ドキュメント 「いまだ下山せず!」 泉 康子 著 など
        ノウハウ集 「間違いだらけの山登り」 岩崎元郎 著 など
        ガイドブック 「六甲山 ネイチャーウォーキングガイド」 高橋敬三他 著 など
        新書 「日本の森は なぜ危機なのか」 田中淳夫 著 など

 

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 ◎私の里山歩き など

     私が里山・北摂の山歩きを始めた頃の心配事は、「道に迷わないか」でした。
    それで地図を買いました。昭文社のエアリアマップ「北摂の山々」です。
    何度も眺めて山の位置関係をつかんでみようとしたのです。
    本当は実際に歩いて地元の人に聞いたりした方がよく判ります。(^^;

     まずは歩いてみることだと、2、3年はスニーカーで歩いていました。
    装備はお粗末で遠足レベル。したがって危なくないような日に危なくないと思われる
    コースを選んでいたことが多かったです。天気のいい日に行くこと。雨が降りそうな日や
    雨の翌日は止める。もちろん雪が降ったら行かない。夏は行かない。
    慣れてくると、それぞれの季節や天気でのそれぞれの山の姿を求めたくもなります。(^^;

     さらにこんな事にも気をつけたいです。
    昼前に歩き始める。遅くても登山口や林道到着を15時迄の目安で。
    冬は15時でも薄暗く感じます。植林の中は晴れていても暗いです。
    人の多い山にする。整備されたハイキング道を歩く。
     などなど、遠足気分ならそれなりの覚悟で行くべきです。
    特に私は小さな息子を連れて行くこともありましたので、
    自分には不足でも、自然と石橋を叩くような歩きから始めたようです。

     地図が読めるようになると楽しみは広がります。
    ガイドブックやインターネットでの情報も参考になります。
    しかし、これらの情報はあくまで参考とし、まさかの時の備えを怠りなく。
     一番良いのは経験者の方に同行してもらい実地でいろんな知恵を
    教えてもらうことだと思います。ただついていくのではなく自分の頭で
    考えて歩くということも努めていきたいものです。


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2000.5.6. edited by M.KANE