牛松山について 

 亀岡市  629m          96.4.21.

 牛松山、別名「丹波富士」。 山頂には金比羅神社、麓には愛宕神社がある。
亀岡の市街からすぐの身近な山である。


 96.4.21.山行記

   今日は、 --<低山徘徊派! (^^)v>-- のあの「あきゆきさん」と一緒に登る。
  私なんぞとご一緒していただき、光栄この上ないお話でした。

8:00 自宅から車で亀岡を目指す。途中、ホームグランドの鳥脇山、三草山、
  一庫ダムの知明湖、妙見山、歌垣山、半国山を眺めながらだんだん春らしい
  色合いになってきたなぁと自然の素直さを実感する。
  また、朝の日差しに映る山々はいつもと違う表情でもある。

9:20 保津川下りの駐車場に車を止めて、亀岡駅まで歩く。
  ちょうど電車が入ってきた。ベンチにすわって改札を出る人の中からあきゆきさんを探す。
  どうも、改札では見失ったようで、駅舎の入り口に回ってみた。
  背の高いいかにも山に行きますという人が一人、たばこを吸い始めていた。
  たぶんこの方だろうなと思って声をかけてみる。正解。

9:40 亀岡駅をスタート。保津橋をわたって車道を山に向かう。
  あきゆきさんとの話がはずみながら、
  途中、養源寺・文覚寺・大師堂と通った頃に、地図を確認。
  明智越えへの道と間違えているとわかったので、養源寺の先まで引き返す。
  北へ向かって保津小学校の前を過ぎ、金比羅神社の道標のところで右に曲がる。
   まもなく両側が竹林の道になる。「タケノコがおいしい季節ですね」などと
  話しながら行くと、こじんまりとした鳥居が見えてきた。
  金比羅神社の参道の始まりである。「二丁」の碑がある。

   ヤマツツジの花がところどころで目を楽しませてくれる。
  二人並んで歩けそうな、いかにも低山の道。
  木々のなかをなかなかいい道がついている。
  残念なのは、亀岡盆地方面を展望できるところが途中にあまりない点。
   時折平坦な道があるが、全体に上り調子が長々と続き二人とも息をはづませ、
  一気に十八丁の金比羅神社までたどり着く。鳥居と石段がある。
   私はジャンバーを脱ぐ機会を逸していたので、かなり汗をかいてしまった。
  あきゆきさんはその点、さすがでちゃんと参道口で上着を脱いでいました。

11:20 金比羅神社
   それ程広くない境内に休憩所のような小屋があり、2、3の先着グループが
  休んでいる。我々は休憩所の向かいにある丸太に腰を下ろして一息。
  北摂方面の展望を期待していたのだが、境内の周囲は大きな木に囲まれている。
   10分ほどして三角点へ向かう。明智越えの尾根を望むパラボラアンテナの
  ピーク
に出たが三角点はない。少し戻って行くと左側の松林の中に
  目立たない三角点があった。ここであきゆきさんに写真を撮っていただいた。
   ここも、展望がないのでさらに下ってテレビ放送所に出てみた。この場所で
  昼食をと思ったが、植林に囲まれていて落ち着けるような所がない。
  それではということで先ほどのパラボラアンテナのピークに引き返すことにした。
  三角点そばの林の中で10人前後のチームが昼食。

   ピークに着いて昼飯。
  ポカポカした陽気のなかで向かいの尾根を眺めながら、
  2時間近く話をしていた。
  あきゆきさんに頂いたネーブルもおいしい。
  林の中での昼食10人組が横を通られた。挨拶。
  「こっちがあったかくてよかったなぁ。」の声も聞こえる。
  今から明智越えに行くようである。


13:40 そろそろということで、アンテナのピークから三角点の横を通り国分方面へ一気に下る。
   こちらの道は、平坦なところがなく、登ってくるときは大変だろうと思われる。
    地元の消防団によると思われるの手入れの行き届いた道である。
  2、30分で舗装された林道に出る。
  これといった花も咲いていなかったので、畑跡の様な荒地でちょっと探してみる。
  かわいい「スミレの群生」が目をひいた。
   林道を少し下ると、ヤマツツジが咲いていたので、あきゆきさんは写真撮影。
  無惨にも横にはヤマツツジの花が切り捨てられていた。せっかく咲いたのに...。
   さらに少し下ると、愛宕神社につく。
    赤い新葉と白い桜の花が青空に映えてとてもきれいでした。

愛宕神社の桜  
   愛宕神社を少し下る。
   この付近は「丹波七福神の道」というハイキングコースのようで、
  民家の点在する道脇には、たんぽぽや春リンドウなどの野の花が迎えてくれる。
  毘沙門天には、白い花をたくさんつけたモクレンの大木があった。
  ここでもあきゆきさんは写真撮影。以外と多くの被写体があったので何となくほっとした。
  お寺の若奥さんの話では「花は(最盛期の)1/3くらい。」とのこと。
   舗装道を保津橋へ歩き、駐車場へ。

16:00 亀岡駅まであきゆきさんを送り、別れる。
  低い山で展望もさほどでなかったのに、とても充実感のある山行でした。
  あきゆきさんの包容力と麓の花々とのおかげだなという感じです。

   帰路の途中で振り返る牛松山は、朝とはうってかわって愛着がわき
  丹波富士といってあげてもいいかなという気分になりました。
  このまま去るのがもったいなくなり、
  亀山城跡を挟んだ対面の丘、西山にいって牛松山のスケッチをしたのが首記の絵です。


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1996.4.21. BY M.KANE