秋の陽射しに輝く黄葉 宝塚・たかつこ山        

たかつこ山  
新大橋から見るたかつこ山(中央奥) 
■目的地:たかつこ山(347.3m) <山域:北摂・兵庫県宝塚市>
■2.5万図:武田尾
■日にち:2000年12月2日(土)
■天気:晴れ 暖かい
■同行者:単独
■コースタイム:新大橋 発(13:40)〜山頂(14:35-15:00)〜新大橋 着(16:00)

【波豆富士】 以前、やまぼうしさんのメールで知った波豆富士・たかつこ山へ行きました。
午前中はいろいろと野暮用で過ごすが、いい天気が呼んでいる。行かねば。(^^;
 午後からのスタートなので、日が射す木の葉に浸れる西側から登ることにする。

【散歩道】 千刈水源池上流部で県道を渡す橋が新大橋。この橋から羽束川沿いに
散歩道のような遊歩道がある。その上にこんもりと黄葉真っ最中のたかつこ山が秀麗。
いつもは釣り人が居ると思われるが今日は誰もいない。落ち葉が敷き詰まったさびしい道。
ゴミがちょっと目立つのが気になる。取り付きを探りながら歩く。杉の小さな林があって
その先にテープを巻いた木がある。少しササが茂るが、地形図でも347.3m山とその南の
約285mコブとの谷辺りとみて、予定していたポイントなので取り付く。石標「K185」付近。
今を盛りの黄葉  
青空に映える 
【古道】 ササが暫くうるさいが斜面になると下草のない雑木林。見上げると青空をバックに
いい色合いの黄葉。良し良し。踏み跡は良くわからないのでとりあえず登っていく。すると山腹を
巻くような小道がありここにも石標がある、「K142」。横切ってさらに雑木の中を登るとまた道。
今度はかなりヤブっぽい。かつての参道だろうか。北へ巻きながら緩やかに上っているので、
しばらく辿ってみる。倒木があちこちで邪魔をする。地形図347.3m山の北に出る小尾根を回り込み
そうなので羽束山の影を真西に見るところで直登に切り替える。枯れ葉を被った大きな岩を右に
巻いて尾根筋のようになる。低いシダが茂るが、かすかに踏み跡か獣道を感じつつゆるりと上って
いくと雑木の中のコブとなる。

【錦屏風】 林の中から東にまだコブのようなものが見え隠れしているので、そちらが山頂だろうと
心地よい雑木林の尾根をゆっくり上る。途中で踏み跡に合流。明るくなって三角点に到着。
 360度の展望といきたいが、立ち木に阻まれ背伸びをして見るような感じ。北は不可。その中で
西日を受けて東に広がる山並みは絶品。屏風のような348m山の上にとんがりの山、高岳の左隣に
見える492.4m山(大舟寺東)である。さらに堂床山、剣尾山、竜王山、三草山と並ぶ。北の方へは
鳥飼山、昼ヶ岳、大野山、大船山。この景色を眺めながらふるさとのミカンを食べる。
山頂から北東の眺め  
中央奥が剣尾山、右に竜王山、左に堂床山 
【谷道】 さて、下りは南東の踏み跡をたどる。雑木林の中の急降下。赤ペンキや紐が付いている。
やがて尾根伝いから右手の谷へ入るが少し薄暗くて鬱陶しい。また左の尾根へ戻ると低木ヤブ。
これはこれでうるさいなと思いつつ下りていったら、すぽんと林道に飛び出た。陽射しと反対に
歩いていたがどうもおかしい。地図で方角を確認して引き返す。峠を越え荒れかけた林道を行くと
視界が広がり一面の青空。その先では布見ヶ岳が夕日を浴びる。道脇にRV車が一台、不審に思うと
オレンジベストのハンターが猟犬と一緒に出てきた。里に近いのに。
 静かな里を過ぎて県道に出ると交通量の多いこと。新大橋に戻って羽束川上流を見れば、水面に
オレンジの山影が映っていた。
夕日の山影  
夕日の山影 


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2000.12.7. BY M.KANE