梅咲く るり渓橋から天狗岩 (京都府園部町)    

 
るり渓橋から望む天狗岩
■目的地:天狗岩 (682m) <山域:丹波・京都府園部町>
■日にち:2005年1月29日(土)
■天気:晴れのち曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  るり渓橋 発(11:45)〜登山口 府道横の看板(11:55)〜林道終点(12:00)〜
  時々テープのある山道〜天狗岩(12:35-13:25)〜天狗岩東の谷〜
  時々テープのある山道に合流(13:55)〜林道終点(14:05)〜るり渓橋 着(14:25)

 実は、六甲へ行く予定でしたが早起き出来ず。いつもの様に時間は経つばかり。
そこに出てきたのが天狗岩。何年前だったか、山渓に紹介されていた東麓からの
ルートをまだ歩いていませんでした。調子が良ければさらに天狗山北尾根へも足を
のばそうかなと思いつつ出発。

 通天湖の横を通ると初めて天狗岩に登った時に入った府道脇の様子が変です。
古い別荘風の民家は洒落た建物に変わっています。るり渓の下流側にある旅館街も
季節はずれのせいか、寂れた感じです。旅館街から少し外れたるり渓橋の近くにある
小広い路側に車を駐める。目の前の天狗山を仰ぐと実にいい姿。
     
登山口
 るり渓に沿い府道を上って登山口を探す。車からはわからなかったはずです。
歩いて来た方(北向き)に向いて看板がありました。府道から舗装道が分かれて別荘地を
示すような石積みの柱がある。そのまま道なりに舗装道を上ると次第に荒れてきます。
2度ほど別れ道があるが上を目指せば林道終点に到着。小広い空地に再び登山口の
看板。

 水道施設のようなコンクリート直方体の横から林の中へ入っていきます。
この後はテープが時々ついているが細い山道で踏み跡を見失いそうな所もあり。
途中で苔むした岩の谷を横切りひとつ南の支尾根を上っていく。
ここからの登りが長く感じました。背後に半国山などが見えているうちはまだ
良かった。次第に低木が多くなり単調な上りがつづく。少し平坦になる所が
地図の540m辺りか。その後も低木の林を登って切り開きに大岩が見えてきた。
     
単調な登りといいつつ振り返ればいい感じ
 なるほど、直下から見上げる天狗岩は天を突くようで一見の価値有り。
日陰には雪が残っています。岩の足下でも充分眺めはいい。西側に回って岩の上へ。
風がさほど無いので展望を楽しみながらの昼食にします。横尾山から金山、半国山、
胎金寺、東多紀の山々。ほぼ北には白い長老ヶ岳などうっすらと北山の影。
     
天狗岩から登った支尾根を見下ろす
 冷えてきたので下りましょう。既に単調登りでくたびれたのか北尾根へ向かう元気は
ありません。おとなしく来た道を戻ります。登りで気になっていたのですが北側の谷が、
少し急斜面ながら落ち葉の良い雰囲気です。ちょこっと見に行ってみます。
残った雪と苔むした大きな岩もあります。しっとりとして深山北尾根の谷と全く同じ
雰囲気です。ついついもう少し下りてみようという気になりました。登りの時に横切った
苔むした岩の谷の源頭部と思われます。
     
落ち葉の谷
 落ち葉だらけのいい谷です。登りに使った山道よりもすっきりしています。
炭焼き窯の跡が2つもありました。ということは昔、この辺りに来る仕事道もあった
ことでしょう。ごろごろ岩に気をつけて、沢に近づいたり離れたりしてルートを
探しながら下りていくのは面白いものです。沢の水がだんだん増えてきたなと
思った頃には見覚えのある苔むした岩の谷に着きました。

 ここからさらに谷を下りても良いのですが、植林で荒れているかもしれないので
素直に登りに使った山道に合流して林道に出ます。府道を横切ってるり渓の流れ沿いを
歩きます。恥ずかしながらるり渓を散歩したことはないのですが、確かに新緑、紅葉は
綺麗だろうなと思える構図があちこちにあります。府道に戻り駐車地へ歩く。背後に
天狗山が現れる頃、道脇にはたくさんのつぼみの中に一輪の梅が咲いていました。
     
路傍の一景


      天狗山(掃雲峰)について   

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2005.2.11. BY M.KANE