早春の北摂・天狗山北尾根から法京へ    

 
天狗岩の横から北望 
■目的地:天狗山(723m) 東尾根上の天狗岩   <山域:丹波・京都府園部町>
■2.5万図:埴生
■日にち:2002年3月30日(土)
■天気:曇り後晴れ
■同行者:貴公子さん、松田さん
■コースタイム:
  天引林道336m点 発(10:25)〜655mピーク〜興山706m(12:05)〜天狗山723m(12:30)〜
  天狗岩(12:40-13:45)〜天狗山(13:55)〜法京への鞍部Ca635m(14:10)〜法京 着(15:15)

【好転】 週末の予報がだんだんと良くなってきた。貴公子さんを天狗岩に誘って突発ミニ
オフ。天王で落ち合うと先週もご一緒した松田さん(JG3QLV)が嬉しいドタ参。
 目的地の天狗岩は展望抜群、北摂・深山の東約2.5kmにあります。下山予定を天狗山北の
法京に決めて府道の広い路側に車を2台デポ。その後、天引林道の366m点まで松田さんの
車で回ります。
     
渡渉地点
【急登】 車を下りると奥山川のせせらぎが植林帯に響く。林道をしばらく歩いて分岐
した道を左手に見つけ、川を渡って天狗山北尾根へ取り付きました。川までは幅1m位の
仕事道の様でしたが渡った先は急に怪しくなって植林から雑木林へと急登が続きます。
オフは二回目の松田さんをえらい所に連れてきてしまったなと思ったら、結構楽しかった
そうです。
 急登のザレた谷を延々と登りました。高度が上がるとまだ芽の小さい枝越しに深山
北尾根が見えてきました。予想に反してあいにくの天気ですが冬枯れ残る山並みは
やはりいいものです。
 途中で松田さんがたぬきさん、はりまおさんと交信。休憩もかねて聞き入っていました。
時々真っ赤なヤブツバキが咲いています。
     
三岳遠望
【落ち葉道】 さらに登ると深山北尾根の向こうにずんぐりした三岳や八ヶ尾山などの
多紀アルプスが顔を出してきます。やっと登りも緩くなり落ち葉の残る明るい尾根を東へ。
そして深山山頂のレーダードームもすぐ目の前。興山から少し下った先はお気に入りの
雑木林の谷。今年も変わらずありました。まだ葉を着けていない明るい林が広がる。
     
法京への鞍部付近から北望
【岩】 尾根に出てシャリバテ気味なのを辛抱してもらって、天狗山を越え天狗岩へ。
なんと岩の周りが伐採されていました。下の岩も顔を出し、その下の植林へ道が入って
いる。下りて歩いてみたいところだが舗装道歩きが長くなるのでまた今度。
 はしごを上って岩の上に立つと相変らずの好展望。京丹波の山々がずらりと並ぶ。
お二人には十分満足いただけた様子に私もひと安心。ここで昼食。準備をしていると
隠れ里さんとも交信できました。晴れ間が出てきたものの岩の上にずっと居ると寒い
くらいです。
     
古道の途中からは荒れてます
【古道】 下りは私の我が儘で、以前から気になっていた法京集落へ下りるであろう古道。
天狗山へ緩やかに登り返してさらに往きで堪能した雑木林に戻る。青空が広がって又違う
景色を楽しむことができた。ここの鞍部を北へ下りていくのです。途中まではまだ道の様相
でしたが、やがて沢とごっちゃになったような感じで荒れてしまう。似たような谷が何度か
合流し道も全くわからない。これは下から目的地を定めて尾根上に上がるのは難しそうである。
倒木もそのままに捨て置かれた植林。鹿除けネットに出くわし、側を歩いていくとヤブっぽく
なって、古い砂防提を巻き立派な民家の裏に出てきました。
 車道に出ると近畿自然歩道の立て札がありました。あとは府道を歩いて車デポ地へ。
右手に競り上がる北尾根の斜面が見事です。あの上を歩いていたのかと思うと心地よし。
回復した春の陽射しにスミレが可愛らしい。貴公子さん、松田さん、どうもご苦労様でした。
     
手入された栗畑へ出ました
 
 

      天狗山(掃雲峰)について   

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2002.6.9. BY M.KANE