寒の舎羅林山に展望台あり    

 
展望岩から北西 (左端に城山・中央は大船山・右端に竜王山)
■目的地:舎羅林山(264.5m)   <山域:北摂 川西市>
■日にち:2010年2月7日(日) 
■天気:晴れ 寒い
■同行者:単独
■コースタイム:
  能勢電車 多田駅(13:20)〜上ヶ芝霊園(13:35)〜鉄塔#51山下線(13:50)〜山頂(14:10)〜
  鉄塔#53山下線(13:15)〜展望岩(14:20-14:25)〜能勢電車 平野駅(14:45)

 昨日から未明にかけて雪が降った。北陸では20年来の豪雪とも報じられている。明けて日曜日は青空が広がる。
予報では一転して気温も上がってくるという。先週の風邪が尾を引いて完治していない。が、家の中にいるより少しは
外の風に当たった方がいいだろう。能勢妙見山はうっすらと雪化粧。道路も幹線から外れると凍結しているかもしれず
大事をとって超近場を考える。舎羅林山、264.5m。
すぐ近くまで住宅地やゴルフ場なので気が進まなかったが、結果はまたまた食べず嫌いでした。

 能勢電車の多田駅からすぐ南の踏切を渡り、東へ進む。住宅地の中である。
突き当たりの大きな家を迂回して、上ヶ芝霊園手前右側に金網フェンスの道がある。
立ち入り禁止の看板が多く人里近い雰囲気むんむん。すぐに谷道と尾根道に分かれるので尾根の方へ採る。
足下は少しシダの茂った雑木林。夏場は来たくない雰囲気の道も冬枯れで明るい。
望外に雑木林はいい感じで緩く広がるところも見られる。
 
落ち葉の道
 平坦な尾根から登りに変わり鉄塔下に出る。高圧線に沿った巡視道がシダの中に続いている。
まっすぐ上って行くと赤土と露岩。振り返ると中山山系が見える。いっぱい着込んできたのでさすがに汗が出てきた。
一枚脱いでリュックに詰める。

 さらに上ると十字路地点。さっきの巡視道といいたくさんの分岐がある。ここも今日はまっすぐ上る。
少し薄暗い雑木林を行けば、前方の林間が青くなって、尾根筋に着いた。山頂へは緩やかで岩がゴロゴロ顔を出してくる。
大きなケルンが積んである山頂からは、北の眺めがいい。北摂の見慣れた山並みの前に広がる宅地開発地。
数年放置されたままで無惨である。かつては、この裸地が今日登ったような雑木林だったのかと想像すると、
取り返しのつかないことになっているなとつくづく思う。
 
山頂から北 (中央に妙見山)
 元気な声が響いて親子四人が登ってきたので、ひと通り景色をカメラに収めると西へ下山。
山道は少し南の斜面を回り気味に西へ向かう。鉄塔下に出る。宅地開発地の方へ入る山道には立入禁止の看板がある。
しばらく西へ進むと岩が見えてきた。小広い岩の展望台。振り返ると山頂が間近。ここは北だけでなく西もよく見える。
ちょうど鳥脇山あたりが立木で隠れている。山頂よりも開放的だ。誰が掛けたか日の出日の入りの時刻表があった。
 
展望岩から山頂
 さらに西へ降りて緩い鞍部で尾根の北面側に沿って降りる。
道は南の方に曲がって住宅地に出るが、そこより手前の緩い雑木の谷を南へ下ると協立温泉病院の駐車場に出た。
 能勢電車平野駅の歩道橋で国道を渡り多田駅方向へ歩く。
市街地のすぐ近くでこんなに良いところが残っていたとは、もっと早く知るべきでした。


      舎羅林山について    

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2010.2.25. BY M.KANE