秋を堪能・雪彦山オフ 山行記 

 
  
  堰堤から雪彦山を望む 
 
           1997.11.9. 
 
 
 

■目的地:雪彦山(915.2m)・鉾立山(942m) <山域:播州・兵庫県夢前町・安富町>
■日にち:1997年11月9日(日) 
■天気:晴れ  
■同行者:あきゆきさん夫妻、芳村さん、PLUTOさん、佐竹さん
     かいさん、島田さん、かね、俊一。

■コースタイム:
   自宅発(6:40)=宝塚IC=福崎IC=雪彦山登山口着(8:50)

 登山口発(9:05)〜不動岩(9:15)〜展望岩(9:25-9:30)〜稜線(^^;(9:45)〜
 出雲岩(10:00)〜覗き岩(10:05-10:15)〜馬の背(10:30)〜大天井岳(10:35-10:55)〜
 天狗岩(11:00)〜838m標石(11:05)〜鹿ヶ壺分岐(11:10)〜雪彦山(11:25)〜
 次の無名ピークで昼食(11:35-12:05)〜虹ノ滝分岐(12:15)〜鉾立山(12:20-12:30)〜
 峰山分岐(12:40)〜黄葉見で小休止(13:05)〜ナメ滝(13:10)〜紅葉撮影モード〜
 大天井山合流点(13:25-13:35)〜虹ノ滝(13:45-13:55)〜堰堤(14:20-14:30)〜
 登山口着(14:35)〜解散(15:00)

【雪彦山】 播州を代表する山。ロック・クライミングのゲレンデでもある。
5:45起床。俊一は少し後から起きてきた。パンをかじって出発。六甲山を前に見て
中国道に入る。加西SAでうどんを食べた。登山口に着く前に、頭上を突く岩峰群。
右にはオレンジ色に彩られた丸い尾根。これが噂に聞く雪彦山かぁ。すごい山だ。
 登山口に着いたのは定刻。しかし、一番ビリでした。みなさんお待たせしました。

【いきなり急登】 初参加の島田さんはPLUTOさんと無線の話だろうか、その間に
身支度を行う。あきゆきさんが上の賀野神社偵察から戻られると出発。賀野神社から
の景観も素晴らしいと言うことでした。
 芳村さんを先頭に登っていく。あの岩峰まで登っていくのだから想像はつくものの
急登が続く。芳村さんの後を俊一、私の順で、一歩一歩稼いでいく。島田さんが後に
続くが、足も口もよく動くユニークなキャラクターで、みんなの笑いを誘う。
 不動岩・展望岩・行者堂跡と植林の急登を過ぎると、芳村さんが「もう、稜線や。」
確かに少し平坦道が続くが、程なく登りがまた始まる。この山、そんなに甘くない。(^^;

【岩三昧】 オーバーハングの出雲岩の左を巻いて、クサリで登ると覗き岩。南の
眺めがいい。眼下の黄葉もgood。ここから背割岩をパスしていくルートもあるようだ
が、せっかくなので細い隙間を通っていく。さらに岩登り状態が続く。芳村さんが
俊一にひとつひとつ、足の置き場を教えていただいている。感慨深いシーンである。
やがて祠のある大天井岳。
 ここからは南東に七種山や六甲山、瀬戸内海などが見える。北西には今から向かう
雪彦山三角点への植林尾根が続く。眼下に登山口の鳥居も見える急峻ぶりである。

【植林の尾根道】 たくさんの人が上がってくる。記念写真を撮り、次のピークを
目指す。途中の天狗岩辺りが虹ノ滝へ下りる分岐になっている。ここは真っ直ぐ。
軽いアップダウンが続く落ち葉道。838m標石につく手前に新下山道というルートが
右についている。ここも真っ直ぐ。ふかふかして気持ちの良い植林の道を行く。
芳村さんが流しそうめんを食べたという鹿ヶ壺への分岐を過ぎて、岩の無名ピークを
乗り越え、さらに植林の中を登る。だんだん足に堪えてくる。

【三角点】 ササが多くなってきて植林の中に雪彦山三角点を確認。腹が減ったが、
薄暗くて落ち着かないので、もう少し明るい所はないかと先に行ってみる。こんもり
したピークで昼食。まだ植林の中のため、じっとしているとだんだん冷えてきた。
ラーメンとおにぎり。山、無線、パソコン等々の話題に花が咲く。
 芳子夫人からおやつの差し入れを頂く。お返しにキャラメルを少し。やんわり通る
風も、木陰では身体を冷やすので早々に出発。島田さんは晩秋の山は冷えるから、
夏がいいとか。しかも、ヤブ好き。(^^;

【氷ノ山遠望】 さらにフカフカ道の杉林を行く。途中、虹ノ滝分岐を通って、背丈
ほどのササのはびこる緩い登りの先に鉾立山。今日の最高峰だが、立木が多く展望
は北側のみ。かいさんや芳村さんとあーだこーだといいながら、山座同定。八伏山の
様な丸っこいドームの左にゆったりと横たう氷ノ山。みんなそれぞれの思いを持って
眺めているのでしょうねぇ。後で考えると三室山も見えていたのかもしれない。
 
  目を見張る紅葉
 
           1997.11.9. 
 
【滝と紅葉】 この山は道標が的確に設置されていて、安心。それより安心なのが 芳村さんの案内。いつものオフと同じく、ルートの心配はない。峰山分岐につく。 峰山方面に矢印があるが、かなりのヤブのようだ。ここは右にとって谷に下る。 登りも急だったので、下りもおなじ。滑りやすいので注意。植林からやがて雑木林に なり、見上げると青空を背景の黄葉が素晴らしい。ナメ滝を見下ろしながら下りる。  またまた、青空に真っ赤なモミジが羽を広げるように伸びている。感嘆の声があがる。 みんな完全に撮影モード。848mピークからの尾根に素晴らしい紅葉が続く。  虹ノ滝辺りは最高潮に達する。朝の日射しなら、さらに素晴らしい趣を見せてくれる のかもしれない。 【山水画】 虹ノ滝から少し下った堰堤で、芳村さん、PLUTOさんが休憩。どうやら ここからの景色が素晴らしいようだ。金網を伝って谷の中に入り、来た方を見上げる。 いくつもの二等辺三角形をした岩峰が西日をシルエットに突き上げている。山水画を 見るようである。青空の下、紅葉と岩と歩きの満足のいくオフになりました。  堰堤からは登山口まではすぐ。ジュースを飲み、かいさんや佐竹さんの山行写真を 見せていただき、あきゆきさんの「3時になったことだし..。」でお開きとなる。

  雪彦山について   

  山のリストへ  / ホームページへもどる


1997.11.12. BY M.KANE