箕面・最勝ヶ峰へ 清水谷から            

 
最勝ヶ峰への登り道
■目的地:最勝ヶ峰(540m) <山域:北摂・箕面市>
■2.5万図:広根
■日にち:2006年1月15日(日)
■天気:晴れ後曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  清水谷園地 発 [約340m](13:00)〜東海自然歩道合流(13:30)〜
  最勝ヶ峰(13:55)〜485mピーク(14:15)〜巻き道〜東海自然歩道合流(14:30)〜
  485mピーク(14:35)〜巻き道〜清水谷園地 着(15:00)

 最近よく車を止める清水谷園地。清水谷がどんな所か見てみよう。自然研究路8号線。
地図を見ると針葉樹のマークばかりなのであまり期待はしてない。それでも、広葉樹の
マークがチラリチラリと着いているので、どんな感じか確かめてみたい気持ちがあった。
 
植林の中へ
 よく手入れされた植林の谷。沢の水はほとんど枯れている。雪が解けてしまって、
倒されたままの草だけが残っていたりする。谷に下りた陽射しがムラサキシキブの
実を照らす。谷はだんだんと細くなり薄暗い湿っぽい道。夏は絶対歩きたくないな。(^^;;
20分ほど歩くと沢から少し上がって歩くようになる。一瞬、尾根へ直登かと思ったが、
仕事道はあるものの研究路は沢沿いである標識があった。沢が荒れて歩きにくくなり、
付け替えられたのかもしれない。道脇の杉の根元は苔やシダで緑に覆われている。
 
清水谷 源頭間近
 光が再び射す頃谷も終わり、2.5万図にもある高圧線の鉄塔が林越しに確認できる。
道は鋭角に曲がって植林を抜け東海自然歩道に合流。鉄塔の下は見晴らしよいのではと
行ってみるがさほどでもない。少し先に行くと左が谷の源頭部。植林もなくわずかに
雑木林の雰囲気が残っていた。

 立派な道標のある自然歩道を最勝ヶ峰へ下りていく。植林の中だがよく手入れしてあり
道も広いのでそれほど閉塞感はない。勝尾寺分岐を過ぎて少し登りになり露岩があった。
10年振りの道はほとんど記憶に残っていない。ここから南東の眺めが良い。市街広がる
大阪平野の先に生駒山が霞んで見える。京滋方面も見えるのかもしれないが、真っ白。
おじさんが一人寛いでいます。寺の鐘が響いてきた。
 
露岩からの展望
 見覚えのある開成皇子墓稜に来た。横の桟橋を過ぎる。10年前はここから見晴らしが
あったようだが、今はわずな隙間から鉢伏山が覗くのみ。わずかな幅からの眺めは
なかなか良いものでした。山から下りる坂となる。前方に先週行った長谷山が見えた。
ついつい見はまってしまう。

 二つめのコブまで右に左に枝道が出ている。誘惑を振り絞り、落ち葉に覆われた広くて
素晴らしいピークに着いた。約485m。さて、ここからが本日のプチ・バリハイの始まり。
自然歩道から外れて北西に斜面を下り、広葉樹の中から清水谷園地へ下り立つ計画。
 
485mピークから自然歩道を振り返る
 尾根伝いにとりあえず西に下りていく。多少荒れているもののまあまあの雑木林。
少し傾斜が急になり少し岩があったりする。立木越しに堂屋敷が覗く。しばらく下りると
足下に山道が横切っている。なんだ、仕事道があったのか。下り立ってみるとなかなか
よく踏まれた道。自然歩道よりは小さいが、半国山などで見る位の立派な山道である。
これを右(北)に行けば清水谷は判っている。その前に左の先がどこへ通じているのか気になる。
明るい雑木からだんだん薄暗くなり、鳥がけたたましく飛び去る。やがて急な谷を巻く頃は
道も崩れかけている。植林を抜けると案の定、自然歩道に出た。道標に手書きで
今来た方向に清水谷12分とある。なんだ、普通の道だったんだ。

 自然歩道を485mピークへ登り返す。雑木の中の広い道。この辺りではこの485mピークの
前後が一番良いかもしれない。さて、さっき着いたピークからまた同じように西へ下りて
再び巻き道に下り立つ。今度は素直に北へ向かう。地図で少しなだらかになっている辺りは
植林と雑木林の境界で、雑木の斜面には素朴な名残を残している。植林される前はさぞ
素晴らしい林だったのかもしれない。しばし雰囲気に浸る。
 
485mピーク北面の雑木林
 この辺りもよく手入れされた植林である。薄暗いながらも、広々した中を下りれば、
清水谷に出る。園地の駐車地がすぐに見える。清水谷の研究路は私には好ましくなかったが、
帰りの雑木林に救われた。少し歩き足りないけれど出発遅れで仕方ない。帰路につく。
国道から見上げる明ヶ田尾山の雑木林がやけに立派に見えるのでした。

  最勝ヶ峰について 
 
  山のリストへ  / ホームページへもどる
2006.1.23. BY M.KANE