忍頂寺から冬枯れ賑やか竜王山    

 
旧忍頂寺・寿命院の屋根
■目的地:竜王山(510.0m)   <山域:北摂 茨木市>
■日にち:2010年1月17日(日) 
■天気:曇り時々晴れ
■同行者:嫁さん
■コースタイム:
  忍頂寺・竜王山荘横 発(11:40)〜宝池寺(12:10)〜山頂(12:20-12:45)〜車作側の林道出合(13:10)〜
  林道竜王山線出合(13:40)〜寿命院(13:45)〜東海自然歩道合流(14:10)〜竜王山荘横 着(14:20)

 茨木富士とも呼ばれる竜王山、通勤の電車から見える山です。すらりとした姿に惹かれます。
ちょうど嫁さんが久しぶりに山へ行こうかというので、お手軽コースで登りました。

  車で明ヶ田尾山の麓を抜けて豊能町の役場近くで昼食を調達。希望ヶ丘住宅の前を通って茨木市に入る。
上音羽からそれらしい山容が垣間見える。この山は13年ほど前に家族で車作から登った。今日は忍頂寺から
東海自然歩道を辿る予定。茨木市のスポーツ施設、竜王山荘の横にある広い路側に停めさせていただく。
 
敷石の道
 支度をして信号のある丁字交差点の突き当たりから階段を登る。階段脇に登山口の道標。鳥居をくぐり、
コンクリートの階段から落ち葉の積もった敷石の道となる。中腹のお寺への参道になっている。
まもなくアスファルトの林道につきあたる。舗装道を歩いてしばらくすると蛙岩。思ったより小さい。
岩刀山「いわたちやま」という岩で上りが急になりお寺に着く。宝池寺。トイレあり。
 
龍神さんのひとつ
 植林の中、かわいらしい愛宕神社の横を抜けて狸の焼き物からは一段となだらかな道となる。
枝道がいくつか見られるが自然歩道を尊重し、荒れている道には寄り道をしない。
やっと山道になったなと思うまもなく子供たちの歓声が聞こえてくると、展望台のある山頂に着く。
木造の展望台は新しくなっていた。箕面と同じ作りだ。登った展望はもやってるのと木々が高くて今一つだった。
下に降りて昼食とする。即席そばができる間に三角点に行ってみた。展望台に人目を取られて、ひっそりと
たたずんでいる様子。木漏れ日が射す。

 帰りは南へ東海自然歩道を下りる。落ち葉で覆われた階段が続く。鳥の声が頭上近くに聞こえた。
林道の手前で、高ヶ尾山から金比羅山の尾根が見える。再び舗装道歩き、林道を西進。
道脇には大きな常緑樹が残っている。そのまま車道で忍頂寺へ戻る予定だったが、小学校前で茨木市の
竜王山自然歩道が分かれている。この上は南東の眺めが良さそうなので寄り道してみた。林道・竜王山線。

 すぐに旧忍頂寺・寿命院がある。五輪塔は府の文化財。自然歩道はこのすぐ先で山道となり山頂に向かうため、
そのまま舗装林道をたどる。民家の前で大きく南が開けて茨木から大阪への市街が薄い黄色のもやに浮かぶ。
その手前の山里の風景とは対照的。これが本日一番の眺めなのでおやつ休憩とする。
 
石堂ヶ岡方面の眺め
 林道はそのまま少し上り調子になりカーブを曲がって、往きに歩いた石畳道との合流点に着いた。
石段を下りて忍頂寺の交差点から駐車地に戻る。

 車での帰り道、多留見峠や東海自然歩道、やまなみ歩道などこの辺りはまだ歩いていない里を巡る道が多い。
機会があれば里巡りもしてみたいなと思う。キリシタンとも関わりのある所である。
上音羽でのっぺりした竜王山をカメラに収め、明ヶ田尾山の雑木林を愛でて帰宅する。
お手軽なりに山里の新しい発見に出会えた歩きでした。


      竜王山 [茨木市竜仙峡]について    

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2010.2.11. BY M.KANE