早春の六甲・黒岩尾根と摩耶山     

 
黒岩尾根の道
■目的地:摩耶山 (698.6m)
■日にち:2008年3月16日(日)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
   森林植物園管理棟 発(9:55)〜東門(10:20)〜トゥエンティクロス〜地蔵谷出合(10:55)〜黒岩尾根〜
   摩耶山三角点(12:30)〜掬星台(12:35-13:05)〜桜谷〜徳川道出合(13:35)〜ヌケ谷分岐〜
   東門(13:55)〜森林植物園管理棟 着(14:15)

 またコンビニに寄りそびれた。
オマケに杣谷峠に行くつもりが、道を間違え六甲山牧場の方へ入ってしまった。
戻るタイミングを逸してとうとう森林公園に駐める。まだ季節が早いのか車は少ない。
 
森林植物園のコナラ林  
 いい天気だ。
園内を抜けて東に向かう。このあたりの谷の雰囲気は人の作った公園ながら気に入っています。
雑木の谷を経て東門を出、沢を渡りトゥエンティクロスに合流。見慣れた沢に沿って南下。
ネコヤナギやヒメヤシャブの花が地味に彩る。薄暗い椿の森を抜け地蔵谷出合から黒岩尾根に入る。

 先行単独行あり。登りはきつい。うわさ通り。汗が出てくる。高尾山堰堤付近の工事に荷揚げする
ロープが張ってある。ここも含めて平坦部が時々現れるがおしなべてきつい登り。振り返ると西六甲の山や
市街地が顔を出している。細い道かと思っていたが意外に広く踏まれている。冬枯れ雑木の良い道だ。
606mP辺りはツツジが多くなり、あとひと月もすればピンクに彩られるのかもしれない。
 
黒岩尾根 606mP辺り  
 谷が少し崩壊した鞍部を登り返すと砂状の道となり松が増える。尾根を巻くところで展望ベンチがあった。
丹生山系が一望できて、ひと息つくには良いところだ。付近は西に北に踏み跡が下りていて気になる。
尾根に戻って、脇にササの増えた道を進んで行くと尾根の東面へ換わって、アンテナが林立する摩耶山が
少し見えてきた。低い松林の明るいルンルンコースがしばらく続く。

 植林を下って岩の目立つ明るい沢を渡る。木の階段もあるコブを登り返して地蔵谷のコースに出合う。ここは
小広い谷になっていてちょっと良い感じ。再び木の階段を登り、雑木の尾根道が水平となり、ササが出てくると
681.1mの広場着。ここから桜谷へ下りることもできるが、今日は縦走路に合流して三角点を見に行く。意外と
素朴に保たれている。脇の社では休憩の人たち。さて、賑やかな方へ下りてみよう。今日は昼食持参なしのため、
ロープウェイ駅の上にあるレストランで昼食。
 
レストランから  
 山靴は少し場違いかと思いつつ、誰もお客さんがいなかったので気にせず港の見える席に座る。
摩耶カレーを注文。出された水がうまい。海を見下ろしながらの食事も良いもんだ。食べ終わると掬星台の広場へ
行ってみる。季節が早いか疎らな人出。静かで丁度良い。なるほどこれが六甲山の眺めかと今更ながら実感する。

 桜谷を採り、よく手入れされた自然観察園の中を過ぎて、せせらぎを聞きながらの谷道。こちらも雑木が良い。
徳川道に合流し、歩いた尾根を南に見ながら東門へ戻る。休憩舎の土手には福寿草と菊咲一華が咲いていた。
しんどいだけの尾根筋と思ったが、なかなか変化に富んだ良い歩きができて満足。
 
桜谷  


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2008.8.23. BY M.KANE