六甲・黄葉の紅葉谷から魚屋道     

 
紅葉谷にて
■目的地:六甲最高峰 (931.3m)
■日にち:2007年11月04日(日)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
   有馬駐車場 発(11:15)〜炭屋道分岐(11:35)〜紅葉谷〜極楽茶屋跡(13:10)〜最高峰(13:55)〜
   一軒茶屋(14:05-14:15)〜魚屋道〜筆屋道分岐(14:45)〜炭屋道分岐(14:55)〜有馬駐車場 着(15:15)

 紅葉前線が1000m位ということは、六甲もそろそろ見頃か少し前。天気も良さそうなので連チャン。
予定以上に遅い出発。有馬ロープウェイ駐車場は満車。15:30までに車移動できるならの条件で
駐めさせてもらった。

 ロープ駅横から林道を歩く。林道終点の先に東屋ができていた。看板もあり、炭屋道という道が
できたようだ。魚屋道に上がり射場山を回って瑞宝寺谷を下るルート。この一帯を「有馬温泉癒しの森」と
呼んで整備したということです。川を渡ると谷の向こうに最高峰の峰々が見える。
 
まだ緑っぽい  
 白石谷分岐まで人に会わず、静かな森の雰囲気だったが、その先から黄葉が賑やかになるに
合わせて何人もの人とすれ違う。谷に射す陽がたくさんの葉の彩りを降り注いできます。
シャッターを押しては歩きの連続でなかなか先へ進めません。時折、パサパサッと葉を鳴らして
どんぐりが落ちていきます。やはり豊作やなぁ。
 
黄葉の波  
 尾根が枝の間から見える。黄葉の波がうねうねと上っている。ブナが多くなる谷の上部にさしかかると
あいにく雲が出てきた。それでも見上げる葉は黄色一色。この雰囲気に浸りながら立ったままで
おにぎりをひとつ、ふたつと頬張る。極楽茶屋跡に出るとまた陽が射してきた。
 
極楽茶屋跡へ  
 車道脇を歩くのは五月蠅くて敬遠だが仕方ない。神戸港が霞んで見下ろせる。ヤマアジサイの葉も
黄色。尾根の上は風のせいか、葉を落とした木もあり。最高峰は沢山の人。木々の葉が残っていて
見晴らしはあまり良くない。一軒茶屋へ下りる。駐車場代の両替を兼ねて月見うどんを所望。
あったかい汁も全部飲んでしまった。
 
魚屋道にて1  
 さあ、魚屋道を下りよう。紅葉谷で黄葉は満喫したので、さっさと下りようと思っていたのだが、
いやいやこちらもなかなか捨てがたい。最高峰の北西面が渋い紅葉。足下の斜面や頭上に色とりどり。
歩いては止まり、また歩くの繰り返し。

 射場山が近くなり、根上げの松辺りは崩壊防止の工事中。更に行くと小屋が斜面の上にできている。
その昔、住吉から有馬へ通う人たちが寛いだ峠の茶屋を再現しての休憩所だそうです。なかなかいい。
歩きやすい石積みの平坦道は紅葉のトンネル。その先のカーブに炭屋道分岐がありました。
駐車場へは炭屋道が近いようにも思いましたが、魚屋道の歩きやすさにたぶらかされてそのまま行きます。
 
魚屋道にて2  
 大きく葛籠折れの道になると、緑の世界に入る。MTBで上る人を初めて見ました。こんな坂道でも
漕げるものなのですねぇ。えらいなぁ。こけむした虫地獄の石碑の前では、温泉への勧誘人がいました。
駐車場に戻ると少し空きができていますが、まだ今からロープウェイに乗る人もいるようです。
 あまり期待していなかったので、予想以上に紅葉三昧のいい歩きでした。

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2007.11.11. BY M.KANE