六甲・黄葉の魚屋道から紅葉谷     

 
 秋の魚屋道 
■目的地:六甲最高峰 (931.3m)
■日にち:2005年11月19日(土)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
   有馬駐車場 発(10:10)〜魚屋道〜最高峰(11:25-11:50)〜極楽茶屋跡(12:20)〜
   紅葉谷〜有馬駐車場 着(13:30)

 今日もお手軽にして早めに帰宅しないといけない。六甲の黄葉はどうかなと山仲間に聞くと
紅葉谷の上の方はもう葉が落ちかけているそうだ。若丹に気を取られていつの間にか足下も
晩秋に入っていた。この二週間で一気に季節が進んだ感である。

 帰りにバスは道が混だろう。車で有馬ロープウェイの駐車場へ。蓬莱峡や白水峡は白い絶壁の
上に黄葉をのせて独特の景観。ロープウェイの駐車場は心配していたとおりほぼ満杯。
何とか隅の方に駐めることが出来た。1日1回\600-
 
 名残  
 昼過ぎから晴れそうなので陽射しは紅葉谷にとっておこうと、魚屋道から上る。かんぽの宿の
前まで歩いて行くと山道の入口に受付がある。中学校の山歩きのようだ。青いジャージの元気な
子供達がどんどんと先に登っていく。心強い限り。くねくねと広い山道を登って射場山を巻く頃は
陽射しもあって黄や紅の葉が美しい。広い道は落ち葉で覆われて快適。下りてくる人とすれ違う。
白石谷からの小道を右に確認して石畳が出ると一軒茶屋。
 
 紅   
 山頂は若いグループや先の中学生達などハイカーだけでなく多くの人に親しまれている。
三角点の脇で北摂方面を見れば羽束山や大船山の右に深山、その奥に京都の愛宕山まで
見える。今日はなかなか眺めが良い。じっとしていると冬のように寒い。大阪湾を望む南側にすわり
即席麺で暖まる。ススキの穂がはじけて光っている。
 
 港   
 山頂から西へ向かう。ぽつんほつんとハイカーとすれ違う。アイスガーデンの斜面は既に葉を
落とした木が枝を広げています。縦走路で二つほどコブをのっこしたら極楽茶屋跡。
こちらも意外とハイカーが多い。そのまま紅葉谷へ下りる。楽しみにしてブナの森に来たが、
葉はすでに落ちてしまっている。陽射しも少ない。代わりにモミジの黄葉が華やかだった。
しかし、しかし、ここに来てデジカメの電池がない。以前のお古を出したり、暖めたりしながら
だましだまし撮り回すことになる。
 
 紅葉谷  
 家族連れもちらほら見られるが、ちょっと寒そうなのがかわいそう。モミジはよく色づいているが
谷の上に雲が出て映えない。うーん、残念。登りの魚屋道の方が陽射しが多かった。こればかりは
時の運、仕方がない。写真で抜かれていたハイカー達をいつの間にか追い越して堰堤工事の
作業道へ出た。紅葉谷を振り返ると秋色の谷。白石谷もよさげである。先程よりも陽射しが強まり、
灰形山と紅葉山の谷が良い色合いに照らされている。極めつけはロープウェイ手前の黄葉。
トンネルのように色づいて、名残を惜しむかのように黄色く光った。

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2005.11.23. BY M.KANE