劇的だった 丹波・おろち山オフ      

山頂から千ヶ峰  
山頂から千ヶ峰を見る 
■目的地:蛇山 (358m) <山域:丹波・山南町>
■2.5万図:丹波和田
■日にち:2001年1月7日(日)
■天気:曇り後雪
■同行者:25名(地元3名、無線8名、ML14名)
  山南町自然愛好会代表 藤原さん、千が峰愛好会 松本さん、山南町商工会 西山さん、
  石田さんご夫妻、八木さんご夫妻、あがさんご夫妻、安田さんご夫妻、
  芳村さんご夫妻、たぬきさんご夫妻、dameさん、もぐもぐさん、貴公子さん、
  WeekendMasterさん、佐竹さん、笹倉さん、のりかさん、島田さん、大加茂さん

■コースタイム:
  和田小学校 発(10:00)〜稲荷登山口(10:20)〜258mピーク(10:40-10:50)〜
  215m鞍部(10:55-11:05)〜315mピーク(11:25)〜山頂(11:45-12:45)〜
  南曲輪(12:50)〜和田小学校 着(13:10)

【蛇山】 「おろちやま」。氷上郡山南町の西部にある岩尾城趾の山。
ふもとに「薬草薬樹公園」と薬草風呂に入れる「リフレッシュ館」がある。
入浴 \500- 10〜21時 水曜定休。(水曜が祝日の時は翌日がお休み) TEL 0795-76-2121(代)
干支の山としても有名、地元では城山とも呼ばれているそうです。

【集まり】 のりかさんをJR篠山口駅で拾って、少し時間があったので川代公園に寄る。
吊橋は中央が凍っていた。R175を少し南下して、いたり山の登山口になる仁王公園の駐車場に
到着。私の後にも見る見る車が入ってくる。たぬきさんの人脈はすごい。
地元の方からコースの地図やバンダナを頂く。望外のしあわせ。和田小学校へ移動して、
校舎の裏になる校山園の下に駐車させていただき出発。

【稲荷口】 和田の町並みを思い思いに喋りながら稲荷登山口へ歩く。こんなに大所帯の
オフは初めて。人数が多いとついつい気が緩むのか車も通れないほど道に広がったりして
しまった。今から登る山の中腹にある祠を眺めたり話題はいろいろ。話しながらだと
舗装道歩きも全く苦にならない。小学校の遠足状態。
 藤原さんから案内いただかなければ、稲荷口を過ぎてそのままどこまでも車道を歩いて
いきそうな雰囲気。
山道へ  
お稲荷さんから山道へ向う
【お稲荷さん】 小振りの赤い鳥居が目立つ稲荷登山口は和田大橋のすぐそば。赤い幟と
ともに「城山2080m」の道標が立つ。小道を登っていくと可愛らしいがしっかりと祭られた
お稲荷さんに着く。小広い先にお地蔵さんが出てきて、右の上り道へ。落ち葉の良い道。
ヒノキと松の葉が多く落ちている所も通る。
 登山口から15分ほどで共同アンテナに着き、平坦道が上りになる。程なく258mピーク、
汗が出てくる。松の間が少し開けて南東の妙見山が望まれた。

【尾根道】 シダの急登からピークを下り鞍部で小休止。今からまたひと登りあると言う
ことなのでセーターを脱いで備える。先ほどからとめどなく駄洒落や揶揄も飛び交う
賑やかな行列である。
 鞍部からの上りは始めは緩やかだが段々と急になり、シダの下生えと露岩も少し出てきた。
10分ほどでピークになる。低い山だと侮ってはいけない、なかなかおもしろい尾根である。
 ピークの先は雑木林の平坦道がしばらく続く。所々で南側が開けて眼下が見える。
北側斜面は植林もあり、枝に雪が残っていた。枝越しに北の応地集落が見えた。
15分ほどの尾根歩きで山頂東手前のピークにつく。大きくなった山影の上に城跡が目前。
山頂へ「440m」の道標。少し下りてまた登り返す。良い感じの雑木林だ。雰囲気を楽しみ
ながらゆっくり歩いていたので隊列から遅れた。
山頂から北東の眺め  
山頂から北東の眺め
【山頂】 北側から山頂に至る。ちょうど記念撮影をするところだったが、カメラの電池
切れとかでまた今度。城跡石垣下のベンチ広場で円陣となり乾杯の後、自己紹介。人数が多い
ので一人ひとり簡単でも時間はかかった。天気の崩れを懸念してすぐに食事。ラーメンが
できる間、眺めを楽しむ。千ヶ峰が見える。南に広がるいたり山から石金山の尾根も行きたく
なる。
 藤原さんから地元の自然愛護取り組みのお話を聞いた。大切にされている思いに触れ嬉しい。
これからの展開が楽しみである。
 初めて会う大加茂さんと少し話をしながら昼食。食べ終わる頃には、まわりの山に雪雲が
掛かって来たなと思ったのも束の間、見る見る白いベールが押し寄せてきて城跡にも雪がちら
ついてきた。低徘メンバーは既に下りる準備万端。地元の方はそう急がんでも、とゆっくり
構えておられる。この辺りの気持ちの持ち様は対照的で、人それぞれだなぁとおもしろい。

【下山】 12:30頃からいよいよ激しく降り出してきたので、下山にかかる。
ベンチ広場から南へ直接下りる。最初はロープも張ってある急坂である。眼下の植林に降る雪が
白く線をひく。下知殿曲輪(げちどのくるわ)、南曲輪など山城の名残の説明板があるが、雪に
せかされひたすら下りました。親縁寺分岐を右手(西)に下り、ヒノキ植林の中へ入る。
つづら折れは植林が笠となり雪は少ない。あっという間に和田小学校の裏に出て、児童手作りの
イノシシ像を誉めていたら、横の広場には生々しい掘り返しがあった。
下り  
和田小学校へ下りる
【歓送会】 小学校の庇を借りて、コーヒーと丹波黒豆パンが振舞わた。転勤されるdameちゃんを
送るミニコンサートが催される。たぬきさんご夫妻のギターとキーボード、島田さんのオカリナ。
にわかに練習したそうだが、とても暖かい音色で雪も寒さも忘れて聞き込んでしまった。
 さてそろそろと帰り支度に掛かる時には既に一面白い世界になっていた。

【雪道】 帰路は川代渓谷沿いを走るが急激な積雪でノロノロ運転、のりかさんは雪景色に感嘆。
篠山口駅に無事お届けして無難にR176を南下しようと思ったが、渋滞で動かず。だめもとで
篠山から亀岡に抜けることにした。天引峠は気を使ったが、チェーンもしていないバスが
登ってきたのは驚いた。無事に峠を乗り越えて半国山の北尾根はモノトーンの姿。こんな景色は
なかなか見れないなとタナボタの贈り物に感激。能勢でも立ち往生の車のため渋滞気味。
17時過ぎると雨に変わってきた。
 私はまだ早い帰着のようで、中国道経由で帰られた方は缶詰になるなど大変だったそうだ。
半国山北尾根  
R372から見た半国山の山すそ
【思い出】 初めてお会いする人あり、参加者の多さ、賑やかな駄洒落の花、地元の方々の思いを
聞き、ミニコンサートの企画、大雪の帰路といずれも劇的で思い出深いオフとなりました。
みなさん、ご苦労様でした。そして地元の方々のご案内やたぬきさんの企画・準備などとても
お世話になりました、ありがとうございました。

  蛇山ついて   

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2001.02.04. BY M.KANE