北摂・桜の園へ山桜散歩     

さくらの道にて
■目的地:大峰山西麓のあかまつ展望所 [約350m] <山域:北摂・兵庫県宝塚市>
■日にち:2005年4月16日(土)
■天気:晴れ
■同行者:裕太
■コースタイム:

   武田尾 発(10:50)〜廃線跡〜遠見の道〜あかまつ展望所(11:35-12:05)〜
   「瀧見の道」合流の沢(12:15)〜滝見の道〜さくらの道〜武田尾 着(13:15)


 先週のさとゆきさんレポートに今週見頃の情報がありましたので、出遅れついでに
裕太とお手軽散歩へ。道中の山々は新芽の薄い緑や花が咲いて山笑う姿そのもの。
僧川沿いは第二名神工事が気になるがまだ進んでいない。それよりも水害復旧とかゆう
工事で水が濁っていた。武田尾の廃線跡鉄橋手前でも道路拡幅工事中。谷の斜面にも
若葉と桜。

廃線跡に入るとやはり人は多い。武庫川の河原では今からシートを広げて宴会準備か。
ぽかぽかとした日和で空はおぼろげ。桜の園あたりは薄桃の山桜が綿菓子のごとく
寄り集まっているように見える。トンネルを二つ抜けて桜の園入口。

さくらの道方面は人が多そうなので、遠見の道を登る。しばらくの間に木々が伸びて
うっそうとした林になりかけている。急登である。思ったほどツツジが咲いていない。
日陰だからかなと、つづら折れをぐんぐんとあがっていって馬の背のような道になっても
期待の半分以下。まだつぼみを付けた株もあるが全体に少ない。その分、桜やタムシバ、
新緑に眼がいく。日を浴びていろんな色合いを見せてくれるのでうれしい。
遠見の道
 それにしても我が子の足の速いこと、否、私の足が遅くなったのか。写真を撮りながら
登っているのを差し引いてもどんどん先に行かれてしまう。しばらくすると私が近づくまで
待ってくれているの繰り返し。吹き出す汗を拭きながらやっと平坦道になってきた。

しばらくするとあかまつ展望所。少し早いが景色を眺めて昼食にする。先客のグループ一組。
ここからは六甲、大岩ヶ岳、羽束山、古宝山、大船山と春霞にぼんやりと見はるかすことが
できる。すぐ前に大峰山の西尾根が大きいが、あのどこからよりも眺めがいいのである。
時折、ウグイスの声が届いてのどか。

六甲を望む

再び歩き始めてミツバツツジが少し増えてきた頃、つつじが丘展望所。ここはさらりと流して
沢へ下りていく。つづら折れから時々現れる桜とツツジの競演。毎年見かける風景だけど
何度見てもあきない。沢でもふた組昼食中。新緑の下に流れる水音、鳥の声。

滝見の道は意外と険しい斜面に付けられている。見上げると崖の上にも葉を広げた木が伸びる。
谷の向こうには赤い若葉と薄桃の桜。そして目の前にモミジの若葉。春、秋、とほんに美しい。
滝道は急なのでパスし、桜の道の東屋へ。人多し。渋い山桜の花見にこんなに多く来てくれれば
桜もさぞ嬉しかろう。武庫川の谷を背景の桜道はハイライトです。今年も見れたなぁ、と満ち足り
てまだまだ人来る線路跡を戻りました。

武庫川の谷



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2005.4.24. BY M.KANE