青空に一分のツツジ咲く 北摂・大峰山    

 
桜の園基準点から 
■目的地:大峰山(552.4m)<山域:北摂・兵庫県宝塚市>
■日にち:2004年3月28日(日)
■天気:晴れ 
■同行者:単独
■コースタイム:
  武田尾 発(12:45)〜廃線跡〜(13:05)さくらの道〜「桜の園」基準点(13:35)〜
  山頂(14:10-14:25)〜展望の鉄塔(14:40-14:45)〜十万辻上(14:55)=自転車=
  武田尾 着(15:30)

【僧川】 いい天気になった。我が家の近くにはホトケノザやヒメオドリコソウが咲き、
里はもう春である。ということはミツバツツジもそろそろかなと、二年ぶりの大峰山へ。
十万辻上の登山口に自転車を置いて僧川沿いに武田尾へ。僧川は川幅細く不法投棄が所々に
見られるものの車で走っていて ふと深い山の中へ迷い込んだような瞬間を見せてくれる。
そこにもそろそろ第二名神の工事の手が掛かり始めている感じだ。

【武庫川】 武田尾手前に車を置き歩きだす。暑いくらいの陽気。車道が付け替えられて
廃線跡への階段がポツリと残る。川の方からバーベキューの美味しそうなにおい。
武庫川を見下ろし大峰山がどっかりと見える休憩地で腰をおろし、景色を眺めながら
おにぎりひとつ。廃線跡は人出も多い。心なしか子供や若い人が多いように見えるのは
嬉しい限り。

【桜の園】 トンネルを二つ潜っていよいよ山道へ。今日はさくらの道から登ってみよう。
くねくねとつづら折れを上ると、まだ花のない桜の木が青空に伸びる。オレンジの若葉が
陽射しに輝く。スミレが咲き、モンキチョウが舞う。自然観察会のようなグループが過ぎる。
     
桜の道 (紅葉のような若葉です)
【一分咲き】 東屋の近くに一本だけ花をつけた桜があった。あと10日もしたら見頃かな。
いっきに人が少なくなった登路を上り、尾根の手前の休憩所に二株のミツバツツジが咲いていた。
尾根にのり西の約280mコブへ行ってみたが、この辺りもまだまだ。武庫川を見下ろすと
立ち木が以前より繁って見えにくくなっていた。

【大汗】 元に戻って尾根を上っていく。ツツジの林の中なので日陰はあるが暑い。汗が出る。
「桜の園」基準点の十字路に着く。この辺りのツツジもやっと咲き始めが二株ほど。さらに登る。
西の展望岩辺りからは六甲が霞んで見えた。陽射しが暑い。汗が落ちる。しばらく日陰の林間の
次に最後の上り。汗が目に染みる。まだ若葉も出ていない林に陽射しが落ちる。暑い。
     
山頂手前の道 
【林間】 510m点のピークを過ぎると道は一息つく。林間の道。よく踏まれた地道が良い。
くねくねと曲がって進むが、みんな特に道をはずすことなく同じ所を踏んでいるようだ。
山頂への緩い上りを越すと三角点に到着。ご夫婦が昼食中。南と北の林間展望を確認した後、
三角点脇の倒木に腰掛けておにぎり二つ。無線で呼びかけるも時間が遅いし応答なし。

【鉄塔】 久しぶりの山頂東ルートは谷のうねりがなかなかいいなと感じつつ、展望鉄塔へ。
ここも何年ぶりだろう。南側は甲山から瀬戸内海まで見えるが、北側。立ち木が伸びて古宝山も
隠れそう。でも青空の展望はなかなか。半国山から剣尾山、深山、高岳、弥十郎の丈山、大野山、
大船山、羽束山と主だった面々がそろっている。
     
陽射しの強い日でした 
【春の陽】 鉄塔からは急降下で長尾山への支尾根との十字路に出る。谷の若葉が逆行の陽射しに
輝いてなかなかいい。冬枯れの枝さえ光って見える。
デポしておいた自転車で、心地よい風を切りながら僧川沿いを武田尾に戻る。
来週も桜とツツジが気になるので来てみたいなと思う。暖かい春を満喫した昼下がりでした。

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2004.3.30. BY M.KANE