北摂・ツツジ3分咲きの大峰山と長尾山    

桜の園基準点から  
桜の園基準点から 
■目的地:大峰山(552.4m)・長尾山(302m) <山域:北摂・兵庫県宝塚市>
■日にち:2002年3月31日(日)
■天気:晴れ後曇り一時雷雨
■同行者:WMさん
■コースタイム:
  武田尾 発(10:10)〜廃線跡〜さくらの道〜「つつじ広場」(10:50-10:55)〜
  「桜の園」基準点(11:10)〜大峰山山頂(11:50-12:35)〜展望の鉄塔(12:50)〜
  長尾山(13:30)〜十万辻登山口 着(14:10)

【大峰山】 六甲山の北東に位置する山、麓に武田尾温泉がある。
水上勉の小説「櫻守」(さくらもり)の題材となった「桜の園」を西麓に抱く。
 今日も天気良さそうなので、低徘MLのWMさんと突発ミニオフ。行き先は予想以上に早い
春で気になるミツバツツジと山桜の北摂・大峰山。10時に十万辻上のゴルフ場側登山口で待ち
合わせ。そこに一台置いて、もう一台で武田尾へ。途中の僧川沿いは第二名神の標柱が目立つ。
雑木林の中を走るこの道もいずれは姿を変えるのだろうなぁ。

【桜の園】 WMさんと話しながらの道中なので、景色は二の次。
でも、花の様子は気になる。廃線跡は一部枕木が撤去されて情緒が薄れてきた。完璧に公園化
された桜の園は、「さくらの道」を登る。すみれ咲くつづら折れ。桜は2分咲き、まだまだつぼみ。
人出は思ったより少ない。1年ぶりの若葉がなつかしくきれいに見える。
     
桜の道から武庫川対岸の山 (桜が咲くと見えなくなります)
【ツツジの上り】 東屋を通り過ごして尾根道に近づくと、ピンクのミツバツツジが
だんだんと増えてきた。しかし、これも3分咲きというところか。「つつじ広場」で
しばし休憩。急に人が増えたので出発。約280mコルに寄って武田尾を見下ろす。ここも
ツツジの花は半分咲いてない。元に戻ってちらほらとピンクの花咲く中を登る。
「桜の園」基準点で左(北)に脇道を確認、この道に今まで気がつかなかったのが不思議。
高度が上がるとだんだん花は少なくなり、息が荒れてくる。言葉数も少ない。
     
クロモジ (山頂付近にて)
【陽だまり山頂】 長い登りに閉口する頃平坦になって雑木の中を山頂へ。10人を越す人。
いつの間にか再び陽が射し、まだ葉のない林の中でゆっくりと昼食タイム。WMさんは
無線で各局を呼んでみる。流れるようなアナウンスは流石。しかし、残念ながら低徘メンバーは
お留守の模様。ここに二人居るしなぁ。(^^;

【長尾山へ】 食事の後は快適な新緑雑木尾根を東へ。若葉とシジュウカラなどのさえずりを
聞きながら松の葉も積もる道。何度かハイカーとすれ違う。展望鉄塔からは霞んで遠望なし。
急坂を下りて十字路の峠。ここから中山への道を採りWMさんが気になっているという長尾山を
目指す。この道でも2組のハイカーに会う。この道で2組とは人出が多そう。左手に中山へ
下りるポイントはそのまままっすぐ尾根の上を行く。踏み跡はとたんに薄くなるが道は明瞭。
しかし、だんだんと判別し難くなってくる。345mのコブ辺りではテープにだまされて車道の方へ
下りそうになり引き返す。2度ほどWMさんのGPSで居場所を確認して、なんとか長尾山へ
到着。といっても、多分ここがそのピークだろうと林の中をうろうろしていると、足元に古い
山名プレートをひとつ発見して確信した次第。
     
長尾山のプレート
【雷雨】 久しぶりにオリエンテーリング気分を味わっていたら、気が着いた時には西の雲行きが
怪しい。ずいぶんと鉛色になっている。十万辻の車へ戻るのは比較的容易であるが、緩い登りが
続く。突然雷の音、やがて雨。カッパを着ける。林の中なのでそれほど雨に打たれることはない。
落ち葉が濡れて赤くなる。またまた雷鳴。鳥達が驚いて騒ぎ出す。多少早足で十字路の峠へ到着、
あとは車までもう少し。隣のゴルフ場では避難を促すサイレンが鳴っている。登山口手前のササで
ようやくズボンが濡れた。
 ぬれねずみのままWMさんの車に乗せていただきひと息。武田尾へ着くと薄日が差していた。
何度も来ている大峰山、今日は長尾山探しと雷雨という変化があり、またひとつ思い出に残りそう
です。ご一緒いただいたWMさん、ありがとうございました。

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2002.4.3. BY M.KANE