御池岳の花巡り 



鈴北岳から丸山を望む



■目的地:御池岳 丸山(1247m)・鈴北岳(1182m) 
               <山域:鈴鹿>
■日にち:'97年4月27日(日)
■天気:晴れ
■同行者:やま岳さんご一家、あきゆきさんご夫妻、
     まこさん、かいさん、佐竹さん、かねちゃん
■コースタイム:
  自宅発(6:00)〜名神彦根IC(7:30)\3200〜鞍掛トンネル東口着(8:00)

  コグルミ谷出合出発(8:20)〜タテ谷分岐(8:30-8:35)〜長命水(8:50−9:00)〜
  カタクリ広場(9:15)〜白船峠分岐(9:30-9:45)〜真ノ谷出合(10:00)〜
  丸山(10:40-11:20)〜ボタンブチ(11:50-12:10)〜丸山(12:35-12:40)〜
  鈴北分岐(13:00)〜(13:15-13:35)〜1056mピーク(13:45)〜
  鞍掛峠(14:20)〜鞍掛トンネル東口着(14:40)

  鞍掛トンネル東口発(15:00)〜多賀の茶店(15:20-16:00)〜自宅着(18:20)

【朝】 5:00に目覚ましで起きた。(^^)v この前の比良よりちょっとましな目覚め。
 池田のコンビニで弁当を調達。中国豊中ICに入り、ポンポン山や三上山の新緑を
愛で、八日市に近づくと東に鈴鹿の山並みを感じる。
隠れ里さんからの情報で、ゲートにたじろぐこともなく進む。
谷から見上げる山に、これが今日登る御池かなとワクワクしてくる。

【鞍掛トンネル東口】 定刻に到着。車は既に10台位。その中に佐竹さんがいた。
さて、かいさんはどこかな。身支度をしていたら、こちらを見ている二人に気が付く。
ん? なんか見覚えのあるような顔。あらら、あきゆきさんじぁありませんかぁ。
眼鏡をかけていたのと、若手を従えていたのでピンときませんでした。
寝ぼけていたのかなぁ。(^^ゞ 
クラーク・ケントのような眼鏡をかけた若手が、かいさんだ。若いじゃん!
急いで仕度をして、あきゆきさんの車でコグルミ谷出合いに下りる。
 登山口では、既に皆さんお揃い。大変お待たせしました。 m(_ _)m

【コグルミ谷】 あきゆきさんを先頭に出発。新緑の谷道。早々と撮影モードの
あきゆきさんに変わって私が先頭を行くことになった。まこさんの息づかいを
後ろに聞きながら登る。まだ、この高度で(700〜800m)残雪が所々にある。
 長命水の水場で小休止した後、少し登ると広場のようになった所にカタクリ発見。
芳子さんはコシノカンアオイを見つけた。みんなが撮影モード。山頂は遠い。(^^;
白船峠分岐にもカタクリ群落。ここまでは約15分毎に小休止を入れる。

【丸山】 緩やかに尾根を乗り越えると真ノ谷出合。たくさんの人。苔むした岩ゴツ
の谷。「南アルプスみたいだ。」とやま岳さん。道標通り丸山への分岐で左の谷を
登る。バイケイソウがだんだん多くなってきた。ミヤマカタバミやニリンソウような
白い花も多い。
 ボタンブチとの分岐を右に登ると間もなく花の咲く前の梅林のようなオオイタヤ
メイゲツの樹林の中、ゴツゴツ岩の丸山山頂に着く。北東がわずかに展望できる。
ここで昼食と記念撮影。
 まこさん、やま岳さんとニフティのテレネット接続の話などをする。

【ササヤブ】 展望大好きの私の我が儘でボタンブチへ向かう。さっきの分岐に戻ら
ずに尾根づたいで行こうとしたが道が途切れたので、素直に分岐に戻る。
 オオイタヤメイゲツの樹林とゴツゴツ岩の中をくねくね歩いて行くと前方にササの
原が大きく開けた。奥ノ平だ。
 あきゆきさんを先頭に笹の中にはいるが、背丈を超えるヤブ。前の人の姿さえ見え
なくなってしまう。踏み跡はあるが、所々脇道があって迷いそうだし、道標も見落と
しがち。茎も葉も結構堅いので、へたすると怪我をする。これが隠れ里さんの言わ
れていた鈴鹿のヤブかぁ。難渋した。
         
 ボタンブチからの
          ながめ    

 
【鈴鹿の眺め】 苦難のササヤブを抜けるとボタンブチに着く。絶景。絶景。 まだ葉のつかない自然林がすとーんと下に落ち、その向こうに鈴鹿の峰々が広がる。 「あれが、御在所、その横は雨乞、...」 あきゆきさんが言うとそれらしく聞こえる。(^^)  手前に尖った天狗堂は引きつけられそう。茶色の綿の様な、ふわふわとした真下の 森がなんとも言えない色合いだ。いつまで見てもあきない、いい眺め。 これが、みんな若葉になり、紅葉になるとさぞ素晴らしいだろうなぁ。  景色に見とれていたが、足元の岩のすき間にヒトリシズカがひっそりと3輪咲いて いるのに気づく。初めてお目にかかる。雄大な景色と対照的な自然がまた良し。 【日本庭園】 ボタンブチからササヤブを戻り丸山を乗り越え、オオイタヤメイゲツ の樹林とバイケイソウの畑の中を日本庭園へ下る。切り開かれたササの道を過ぎて 真ノ池の横を通った。覗いてみたが生き物の気配はない。やがて焼け野原の様な所に 出る。この辺一帯が日本庭園の様だが、季節が早いのか、特に目を惹くものがない。 御池にハマッた人によればここを自分の庭のように知りつくすのが楽しみだという。  鈴北岳から団体が下りてきた。彼らが通った後は、道がなかった焼け野原に道が できてしまった。先頭に続く人はここ行けるの?と疑問を感じていたが、後の人は 何も判らず普通の山道と思って歩いているようだ。 【藤原岳と伊吹山】 日本庭園から緩やかな登りの後、ササに囲まれた鈴北岳山頂に 着く。ササ越しにゆったりとした丸山がある。その左に尖った尾根が隠れ気味に見え る。藤原岳と天狗岩だそうだ。なかなか気になるカタチだなぁ。  鞍掛峠へ向かう切り開きからは三国岳・烏帽子岳、テーブル状の霊仙山、その右奥に うっすらと伊吹山が見て取れる。ここもなかなかいい景色だ。まこさんによると、 視界が良ければ北アルプスまで見えるそうだ。この方面、まこさん強し。(^^)  鞍掛尾根はカタクリの群生が多く、白いカタクリも一輪あった。ミヤマカタバミや ミヤマエンレイソウなども咲いている。花の道はあっという間に下ってしまった。 【鞍掛峠】 鉄塔で風に涼みすぐ峠につく。ここは十字路になっていて、真っ直ぐ 登り返すと新緑美しい三国岳へ、左右は鞍掛トンネルの西口・東口に下りる。  右の東口へ向かう。この道は今日一番の神経を使うガレの急斜面細道だ。 ポカポカと日の当たる伐採地をつづら折りに下りていく。時々立ち止まって山肌から 谷を見るとツツジや山桜、若葉などが織りなす春山の微妙な色合いがたまらない。  トンネル東口で一息ついて、三重県側から来た方々と別れた。 多彩なメンバーと花・展望・ササヤブの三拍子揃ったボリューム満点の鈴鹿満喫オフ でした。皆さんご苦労様でした。

  御池岳について   

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1997.5.3. BY M.KANE