ご近所ヤブ山散歩・大谷山     

大谷山
猪名川パークタウンからの大谷山 1999.12.12.
■目的地:大谷山(228.4m) <山域:北摂・兵庫県猪名川町>
■日にち:1997年1月25日(土)
■天気:曇り時々雪
■同行者:単独

■コースタイム:
  北田原 発 [約90m](13:50)〜山陽自然歩道〜明神橋バス停(14:15)〜
  大谷山取付き(14:35)〜ヤブ〜山頂(15:05)〜ヤブ〜猪名川国際ゴルフ場(15:30)〜
  北田原 着(15:50)

【大谷山】 自宅から車で約15分の猪名川町・屏風岩は猪名川の名所である。
この西にそびえるのが形のいい一本松山(301m)。この山と東に対峙するのが大谷山。
低いけどいっちょ前に三角点がある。
 いずれの山も山麓(というほど高くないが、)を山陽自然歩道が通っている。
大谷山は山頂までは道があるもののヤブだった。山頂は雑木林に覆われ展望なし。

【雪】 夕方にちょっとだけ出社するかもしれないので待機状態。でも、外に出たい。
家から望む妙見山は雪化粧だ。雨混じりの雪(みぞれですね。^^;)も降ったり
止んだり。どうしようかなぁ。ちょっとだけ、行ってみるかぁ。
 大谷山は、メールで知り合いになった井上さんの紹介する超低山である。
地図にもちゃんと点線の道がついている。雪模様でもあり、出遅れてしまったし、
ここなら散歩程度に、丁度いいかなと思ってお気軽に出発。

【山陽自然歩道】 川西から篠山へ北を向いて行く。北田原のバス停手前の民家の
前を右に入り、突き当たりに行くと山陽自然歩道の道標がある。「自然歩道」とのみ
記してある。
 この手前に車を置き、今日は初めてスパッツを着ける。「自然歩道」の道標を右の
下阿古谷・民田方面に入る。老いた柿の木の横を通り、山に入るかなというところで
「火の用心」の立て札のある分岐。右は「立入禁止」地主。とあるので、素直に左に
取る。(^^; この時点で、当初のいきなり山頂に向かうコースを、反対側(南東)から
登り返すコースに変更。
 やがて、頭上に赤い陸橋が見えてきて、ゴルフ場に入る。自然歩道の道標が
ゴルフ場のコースを横断するようについており、その通りに進む。今日はこんな
天気なのでプレイする人はゼロ。誰もいないゴルフ場は広々としていいものだ。
コースを横切ると、また地道になる。右手に池があり、日陰の所には氷が残っている。
念のため小石を投げて確かめると、コロコロコロと水面(氷面)を転がる。
 途中の十字路は真っ直ぐ行く。道脇の頭上の枝から時々、ドサっと音を立てて雪が
落ちる。びっくりしたなぁもぅ。(^^;;

【大谷山取付き】 20分程歩くと「北田原1.4km・上阿古谷1.9km」の道標があり、
県道が見える。明神橋バス停から右に行き、舗装道をとぼとぼと南へ歩く。
山田橋、ガソリンスタンドを過ぎ、「安全速度20km」の標識の所で左手の山裾に入る。
読図力がいまいちのため地図の点線道がわかりにくかった。もうここまで来てしまっ
たというところで山に入った次第。(^^;; 舗装道から小さな畑の脇を登ると直径10m
位のため池がある。この左手の檜林の方に幅1mの道がついている。
ここを辿ってみることにする。

【ヤブ道】 この道は下草が払ってあるようだが、松の倒木がいくつもある。
やがてツツジのような低木の茂る道になり、分岐がいくつも出てくる。はっきりと
踏み跡があるが、その上は木が茂って軽いヤブこぎ。そのうち道が判らなくなる。
ヤブこぎで迷ういつものパターン。 生い茂るシダ、ザラメの雪。
 もう、どうでもいいから、上を向いて漕ぐ。そうするとまともな道があった。
一休みして少し行くとまたまた怪しくなってきた。シダだらけである。夏だったら
とうてい入る気がしない。スパッツをはいてて良かった。それでも、靴の中は
じゅくじゅく状態。
 少し平坦になった時、前方に赤白ポール。なんだか宝物の様に輝いて見える。
山頂到着。
 着いてみると木の間から南の鳥脇山が見える。5方向に踏み跡があるようだ。
どれもその先はヤブである。迷ったあげく北東に行く。しばらくは歩きやすい道
だったが、そのうち踏み跡不明瞭のヤブ尾根となり、これを漕いで北に行く。 
明るくなってきたかと思うと、白い雪を被ったグリーンのゴルフ場の上だった。
またまた、地図の道から逸れているが、今日はゴルフ場を通り抜けさせてもらう。

【ゴルフ場からの眺め】 静かなゴルフコースからの景色はなかなかのもので、
独り占めである。うっすらと白い五月山連山、妙見山、そして三草山。ヤブこぎとの
落差もあってなかなか壮観である。
 行きがけの山陽自然歩道に合流して、ゴルフコース越しに大谷山の写真を撮り、
北田原に戻る。山から里に出る間際の沢で真っ青の鳥が飛んでいった。よく見ると
カワセミのようだ。これだけでモトが取れた気になる。(^^)v 
 大きな檜の日陰道から里に出ると、ゆったりと横たう鳥脇山と端正な一本松山が
迎えてくれた。

  大谷山について   

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2000.1.1. BY M.KANE