黄金のブナ林 但馬・扇ノ山    

秋のブナ  
 小ズッコのブナ  
■目的地:扇ノ山(1309.9m)
■日にち:2003年10月25日(土)
■天気:晴れ
■同行者:やまごさん、たぬきさん夫妻、みずさん、もぐもぐさん、のりかさん
■アクセス:自宅 発(5:40)=和田山(7:40-9:00)=海上林道=上山高原=小ズッコ小屋口 着(11:10)
■コースタイム:
  小ズッコ小屋口 発(11:15)〜河合谷口分岐(11:35)〜大ズッコ(12:35)〜山頂(12:50-13:40)〜
  大ズッコ(14:05)〜大石分岐(14:25)〜河合谷口分岐(14:35)〜河合谷口〜小ズッコ小屋口 着(15:00)
  
【丹波霧】 篠山盆地は北半分が霧で覆われていた。柏原から青垣も霧。和田山某所駐車場は数台。
まだ1時間前。早く目が覚めたので来てしまった。定刻近くに無線で呼んだらやまごさんが
応えてくれたのでひと安心。やがてみずもぐのり隊を乗せたたぬき号到着。私はやまご号に
乗せて頂き2台で登山口へ向かう。青空。途中、あの山は何、この道はこうなどと貴重な話しを
聞きながら何時の間にか林道に入る。
上山高原から扇ノ山 (左奥)
【高原】 今日はイベントの予定があるという上山高原は約1000m、寄り道してみる。
ススキの原っぱに三角点がある。扇ノ山や青ヶ丸、仏ノ尾のパノラマ。間近の尾根は錦繍モード。
車に戻って林道を上がると一気に金色の道となる。しょうぶ池辺りは黄葉最高潮。
 小ズッコ口のブナ 
【ブナ、ブナ】 小ズッコ小屋の登山口。いきなり大きなブナの並木道が小屋まで続いている。
この黄葉にまず圧倒されてしまった。小屋から河合口分岐まで杉の木混じりの少し薄暗い道が続く。
しかし、その後はすごい。ブナの森がこれでもかと続く。青空の下、黄葉真っ只中。快適この上ない。
足元は落ち葉。上に下にと視線をぐるぐる回して黄葉の喜びに浸る。空から落ちる日差しが葉を輝かす。
広がる森。そんな世界に囲まれ、みんなを追いかけ追いかけついていく。
   
 
 ブナの道 
【大ズッコ】 ピークの二つ目が大ズッコ。前方に扇ノ山がおぼろに現れます。鞍部へのゆるい下りも
前を向いたり振り返ったりと忙しい。鞍部は湿地のようです。上り道では大きなブナの木はやっと少なく
なります。畑ヶ平からの道と合流して、西側に展望台がありました。鳥取方面が見えます。日本海も。
西に派生する尾根は黄葉の中にぽつんと杉の三角を立てていました。
 大ズッコから山頂 
【眺め】 山頂は10名ほど。小屋があり周りは低木なのでまるまるの展望は厳しい。
ふるさとの森登山口の道が東から登ってきている。その周りのブナが大きくて貫禄がある。
葉はすでに落ちており、そこから青が丸と鉢伏山が重なって覗く。氷ノ山も望まれる。たぬきさんは
TQFさんと無線が繋がったようです。氷ノ山から二の丸へのなだらかな尾根の先には端正な三室山。
大山が見えるかなと論議があるも確定にいたらず。
 山頂から氷ノ山 
【ブナ再び】 帰りは来た道を引き返すが、またまた黄金の葉たちを眺め回しながらたらたらと歩く。
大石への分岐を過ごし、河合谷口分岐で左の河合谷口へ降りてみることにした。
ブナの木は残るが先ほどまでの勢いはない。河合谷の登山口は小ズッコ口よりも駐車場が広い。
やまごさん推薦の湧き水は確かに秋の今でも豊富でおいしい。かつてここではりまさんは水浴びしたとか。
林道をゆらりと戻る。少し雲が出て谷の黄葉が今ひとつ映えないが、尾根で充分に堪能できました。
 同行いただいた皆さんご苦労様でした。たぬきさんには美酒にケーキ、黒大豆パン等々、今日の
黄葉に負けない差し入れを頂きありがとうございました。
やまごさん、初対面でしたが楽しい一日、ありがとうございました。
       
 
 

  扇ノ山について   

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2003.11.01. BY M.KANE