北摂・中山縦走路から向井山寄り道    


満願寺西山付近から向井山 (中央右)
■目的地:向井山(422.2m)・中山(478.2m)<山域:北摂・宝塚市>
■2.5万図:広根・武田尾・伊丹・宝塚
■日にち:2004年1月31日(土)
■天気:曇り時々晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:
  湯山台バス停 発(9:50)〜満願寺(10:15)〜中山縦走路東端分岐(10:30)〜
  231.8m山(10:40-10:45)〜中山縦走路東端分岐(10:50)〜361.7m三角点(11:15)〜
  基準点No.4(11:35-11:45)〜向井山(12:05)〜中山最高峰(12:35)〜
  山頂展望所(12:50)〜中央展望所(13:00)〜夫婦岩園地(13:15)〜シンボル広場(13:35)〜
  中山寺 着(13:40)

【火事の跡】 無性に歩きたくなった。最近、脚力低下を感じるから。近場で歩ける中山へ。
 湯山台からいつもの石切山へ向っていると能勢電ハイキングの先行隊とすれちがう。
満願寺バス停から山本駅(最明寺滝)方面へ歩くと百名を超える参加者の列。
井植山荘を過ぎて中山縦走路側へ分岐してやっと静かな山道となった。石垣の跡が残るが
山の中に入ったなといつも感じる。途中からは2年前の山火事の跡が残っている。
火にあおられて枯れてしまったのだろう。葉をつけていないくすけた立木が多い。
山火事防止を呼びかける札もまた目立つ。

【展望の丘】 ただ縦走路をのみ歩くのは変化がない。少し寄り道しながら歩いてみる。
手始めは縦走路東端分岐から東の231.8m山へピストンで。東からは展望良さげな丘に見えた。
細いが明瞭な巡視道を登りきると鉄塔と焼焦げた立木。それらをねぐれば低いながらも
360度の展望である。東となりの丘(ひばりゴルフ場の裏)の雑木林もよさげ。機会があれば
行ってみたい。その下にさっきの能勢電ハイキングの列が小さく見える。
     
231.8m山から石切山(左)とひばりゴルフ場の裏山
【尾根道】 縦走路東端の峠にもどり露岩を登る。背後に大阪平野の展望が広がってきた。
赤白鉄塔の尾根にのる。この辺りの焼け跡は最もいたいたしい。
小休止のグループをぬいて先に行く。雲ゆきは予報より悪いが久しぶりの山歩きはここち良い。
四等三角点、361.7m(満願寺西山)の入口はトラロープが張ってあった。
その先の展望地で向井山へのルートを検討する。縦走路からすぐ脇の赤白鉄塔を目印に
トラバースして行こう。ゴルフ場脇のあん部を登り返えしていつも休みをとる基準点で小休止。

【向井山】 しばらく歩いて金網が出てきた右手に脇道がついている。ここぞとばかりに入って
みると人影多い縦走路から一転、野趣あふれる巻道が雑木林の中に続く。こんもりとした
向井山が支尾根の先のように見えてきた。赤白鉄塔の柵を回って灰色鉄塔の下へ。
生い茂るカヤを避けて右の巡視道から山頂取り付きを狙ったがシダと低木が繁茂。
道は下っているので、元に戻りカヤに入ってみる。
何のことはない、すぐに踏み跡のある雑木林になって時折テープがついている。
ゆるりとした上りの末に三角点が鎮座。四方の切開きにスリット状の展望のみ。
元に戻って縦走路を行く。しばらく上りを耐えると平坦な尾根道となり疲れが取れる。
     
縦走路から向井山への道
【展望所】 中山山頂は昼時も過ぎてか誰もいない。ぱらりと小雪がちらつく。
紅茶で一息ついて下りに掛かる。
ここから中山寺へ下るのは初めてだ。大峰山の展望地に寄ってみた。長尾山の奥が削り取ら
れて痛々しい。縦走路へ戻り山頂展望所にも寄ってみる。随所に道標があるので判りやすい。
心地よい雑木林の中に幅3m程の道がついていたりする。陽射しも出てなかなかいい感じ。
少し下ると名前ほどには展望がない中央展望所。
さらに過ごすと奥ノ院から下りてきた広い道に合流し、人が多くなってきた。
夫婦岩園地では多くの人が寛いでいる。
     
シンボル広場への道
【後姿】 石段が続くので左に逸れてシンボル広場へ下りる。山頂からこのあたり一帯は、
明るい雑木林の雰囲気が残っているのは嬉しい。野鳥の声が響く。
その中に親子連れの微笑ましい後姿。シンボル広場が近くなると民家が現れ、
沢の橋を渡って墓地を抜ければ信徒会館。腹減ったのでうどんをたのむ。
暖かく腹にしみいり、足も適度に疲れた。人心地ついたら電車で自宅へ帰る。

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2004.2.29. BY M.KANE