落ち葉踏む深山北尾根 オフ        

北尾根と683m山  
山頂から北尾根と683m山(左)を望む 
■目的地:深山(790.5m)・683m山 <山域:北摂・大阪府能勢町・京都府園部町>
■2.5万図:埴生・福住
■日にち:2000年12月16日(土)
■天気:曇り後晴れ 暖かい
■同行者:dameさん、貴公子さん、WeekendMasterさん、水谷さん、佐竹さん
■コースタイム:

  天王 発(9:45)〜牧場跡(10:20)〜南峰(10:40-10:45)〜山頂(10:55-11:50)〜
  北尾根〜635m地点[茅山の峠](12:35-12:40)〜683m山(13:05-13:15)〜天王 着(14:05)

【順延オフ】 先週は残念ながら雨で中止となったオフ。今週は深山で計画。予想以上の
参加で、いつも一人で歩くことの多い冬枯れの山を賑やかに過ごすことが出来ました。
 長谷の棚田に掛かる朝もやを見る能勢町某所で集合の後、天王へ向う。天気もまずまず。

【林道歩き】 冷え込みが本番になりつつある天王から歩き始める。小学校の横を通り林道を
話しながら歩いていくと、ゆるい上りだが徐々に汗が出る。道脇は植林から雑木に変わり
ササの葉がせり出してきた。
 開けた牧場跡で小休止。山頂のレーダードームがすぐそこに見える。
葉の落ちた雑木の中をくねりと伸びる地道林道を上ると舗装された管理道に出る。
せっかくなので南峰にも寄っていくことにする。少し冷たい風が通るが展望はいつ来ても良い。
林道のササ  
林道のササ 
【1st QSO】 舗装道をゆるりと歩いて北峰到着。先客なし。深山宮の後ろへ回って眺めを確認。
今日は少し曇っていて多紀アルプスも霞んでいる。微風あり。少し早いが昼食にする。
WeekendMasterさんはメシより無線、いつの間にか播州の島田さんに繋がっていて、私に振られて
しまった。初めて送信のためにトランシーバーの電源をON。はたと気がつくと、自分のコール
サインさえ忘れている。電波が弱いのでアンテナも貸して頂き何とか繋がった。話すことも少ない
まま混信のうちに終了。続いて今度は隠れ里さんが京都北山から繋がったようだ。またまた振られ
るも隠れ里さんのコールサインがうまく聞き取れない。dameさんのメモを見せてもらって応えると
いう始末。今度は少し慣れて来たのか、話がはずんできた。準備不足でドタバタの無線デビューと
なりました。
北尾根の雑木  
北尾根の雑木 
【北尾根へ】 無線でおろおろしている間に体も冷えてきたので、そろそろ北尾根へ向うことにする。
再び深山宮の裏へ回り込み、ササヤブの切り開きを下りていく。切残ったササの茎が
中途半端に長くて足をとられそう。しかし、転ぶと針のムシロ状態なので気をつけて歩く。
やがて先月降り口に使った鞍部に着く。ゆったりした尾根の雑木林は何とも心地よい気持ちに
させてくれる。ここから先ははじめて歩くルートである。が、踏み跡明瞭のうえにテープが頻繁に
現れてとてもバリエーションルートとは言い難い。思ったよりササの下生えの多い尾根である。

【GPS】 北尾根は3府県境が集まる所で微妙な形になって二つに分かれる。今日は西の尾根を
目指す予定だが気がついた時には東(右)寄りに歩いていた。貴公子さんのGPSも683m山は左寄りと
指している。落ち葉が嬉しい雑木林の中を巻いて尾根を移る。踏み跡不明瞭の少し急になった斜面を
下りると古道に出た。2年前、妻恋地蔵さんに連れていただいた時に歩いた道である。道なりに緩く
下りていくとササが少し茂った峠になる。635m地点の茅山(かやま)の峠である。小休止。
WeekendMasterさんのGPSで確認。こちらのGPSは等高線上に現在地が表示されるので、
地形図と合わせて見ると山で迷うことは考えられない。こうなると心配はバッテリー残量だけかなぁ。
北尾根を見る  
冬枯れ越しの北尾根 
【落ち葉】 さて、まだ時間はあるので当初の目標だった683m山へ向う。こちらもテープが多い。
少し登ってコブを右手に採り府県境をトレースしていく。鞍部はササがあったが再び尾根上になると
本日最高の落ち葉道となった。木漏れ日明るく快適な歩きである。
標石のあるピークで一旦歩みを止めた。まだ先に感じのいい雑木林の落ち葉道が続いている。
惹かれて行ってみるとさらに緩く登りとなる。果たして正真正銘の683m山のピークに到着。小休止。

【南の支尾根】 このピークからは来た道を戻ってもいいのだが、佐竹さんが南へ支尾根を伝って行こ
うと提案。私もスキあらばその尾根をと思っていたので、ヤブが出てきそうだが興味のほうが勝った。
 はじめは松葉の積もった典型的なまったけ山のような感じ。さらに仕事道のようなはっきりした道が
現れ、シノシシが元気に掘り返した跡が続いている。ここも落ち葉で覆われた道。この道なりに
左へ曲がって下ると谷に入り、ササが現れて藪っぽくなったがすぐにビニルハウスの上に出た。
この途中GPSの威力に助けられ、予定以上のバリエーションルートを開拓できました。
南の支尾根に残る道  
南の支尾根に残る道 
【新道】 ビニルハウスは天王集落の途中から北へ伸びる破線道の中間辺りであるが、新しい道が
出来ていて昔の道は川原の横で荒れていた。新道は面白くないので古いほうを行く。しかし、
イバラ攻撃に遭い堰堤も出てきたので元に戻って新道を下りた。
 往きに吠えていた民家の犬も顔を覚えていたのかしっぽを振る。穏やかな昼下がりとなり、解散。
無事に素晴らしい歩きができ、参加の皆さんに感謝いたします。

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2000.12.27. BY M.KANE