北摂・深山にカッコウが鳴く        

700m広場から  
700m広場から山頂を望む 
■目的地:深山(790.5m) <山域:北摂・大阪府能勢町・京都府園部町>
■日にち:2000年6月4日(日)
■天気:曇り後晴れ
■同行者:俊一
■コースタイム:700m広場 発(13:05)〜南峰(13:25)〜山頂(13:40-14:00)〜700m広場着(14:30)

【野鳥の声】 最近の週末は、雨予報から好転するパターンが続く。自宅でうつつを抜かす
ことが多くなってしまったため、体は完全に鈍っている。今週こそはと深山へ向かう。
 相変わらずのお手軽コース。それでも初夏を感じる緑と満開のタニウツギに気を良くして
舗装道を散歩。ウグイスやコジュケイ、ホトトギス(と思われる)などの常連のさえずりに混じって
カッコウの声が聞こえてくる。私は初夏の北摂に余り足を運ばないからかもしれないが、
この辺りでは初めて聞く声音である。
大野山  
大野山を望む 
【生き物たち】 南峰分岐手前でウツギを前景に大野山が黒く居座る。南峰はササが清々しい。
そしてカッコウの声は山頂より少し南の森の方から聞こえるようだ。
 山頂へ行く舗装道の途中でシマヘビが土手の石垣に首を突っ込んでいた。陽射しを避けようとして
いるのだろうか。タテハチョウやジャノメチョウが舞い、レーダー施設の手前にはアザミが咲く。

【変化】 深山宮にはそれぞれ「孝」と「忠」と刻まれた大きな石碑が二つ増えていた。
風を見てグライダーが静かに飛ぶ。俊一はジュースを飲んだ後トンボを捕まえてきた。
 展望を楽しむ。弥十郎ヶ岳の南に茶色の切り開きができている。剣尾山や歌垣山と同じように
鉄塔を建てているのだろう。足元の方に目線を移すと深山北尾根にササの支尾根が薄い緑で覗く。
左には高岳の東、ナルタキ山の山腹に切り通しのような筋が見える。林道が延びたのだろうか。
久しぶりに来てみると変化がある。(今まで気付いていなかっただけかもしれないが...(^^)

【帰路】 来た道を戻るとホオジロが下りてきた。ウグイスが木のてっぺんで鳴いている。
今日は鳥の多い日だった。石垣のシマヘビは顔だけだして様子を窺うの図である。
雑木林は緑の屋根で薄暗く、道脇にウツギとニガナが満開。俊一と夏山の目的地を相談して下りた。
雑木林  
初夏の雑木林 


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2000.6.4. BY M.KANE