秋晴れ好展望 播州・三室山          

 
河内の里から望む (山頂は中央左奥)
■目的地:三室山 (1358.0m) <山域:播磨・宍粟市千種町>
■日にち:2007年11月03日(土)
■天気:晴れ
■同行者:裕太
■コースタイム:
  登山口駐車場Ca645m 発(10:50)〜林道終点(11:15)〜三角室(11:30)〜大岩の庭園(12:00)〜
  山頂(12:35-13:05)〜大岩の庭園(13:25)〜三角室(13:45)〜登山口駐車場 着(14:20)

 そろそろ播州も紅葉の時期だろう。ひと月ほど前に登った竹呂山の北にある三室山。
兵庫県第二の高峰なのに、まだ登っていなかった。裕太を引き連れ中国道を西進する。いい天気。
千種川沿いを北上すると山の色が段々に変わっていく。後山がすらっと聳えていた。
スキー場分岐を左に見て直進、三室高原へ。しばらくすると目をひく山が聳えている。三室山か。
 大通峠への道を左に分かれるとすぐに細い道となり、離合はしんどいなと思ったら駐車場に着いた。
ブナの苗木を植えた斜面の先に青空従えてササと紅葉の山がある。

 まずは林道を登る。段々と急になってきて、この林道歩きが結構きつかった。(^^;;
終点にはオフロード車が一台。源流の標柱と「山頂まで70分」の道標。これがうわさのやつかぁ、
確かに小さい黒文字で100分とある。しばらく植林の中の直登である。
 
林道終点
 沢沿いを登り、二回目の渡り返しで右岸から尾根を巻くように上っていく。植林に混じって黄葉があるなと
思ったら、その下に三角の穴が開いた岩があった。三室の所以との説もある。更に植林の中を巻きつつ登る。
少しずつ高度は上がり南東尾根の紅葉が見え隠れする。さらに登れば後山が植林の上に顔を出す。
 
三角室
 紅葉も出て見晴らしのある岩に出るが、更に植林の登りが続く。前方に大きな岩。行場のような雰囲気。
ここの黄葉は素晴らしい。野趣を織り込んだ庭園のようだ。
 
大岩の庭園
 ササが出てきた。その上に南の展望岩がある。そこから見る大ショウ台の斜面は錦繍の幕を垂れたよう。
岩から戻り、先に行けばクサリ場。なかな面白い。その上はいよいよブナが出てきていい感じになってくる。
葉が落ちかけた木々の向こうに氷ノ山だか北の山並みが見える。
 
大ショウ台西面
 竹の高い道。パラグライダーのための切り開きでまた展望を楽しむ。真北へねまがり竹の間を抜けて少し
登れば山頂である。すごい展望が360度広がる。すごい! 累々と重なる山々。どこも今が紅葉見頃のようだ。
真北の氷ノ山は欲しいままに尾根を広げている。その横には扇ノ山、間近なくらます等々。
 
山頂から氷ノ山
 無線を入れたらたぬきさんの声、氷ノ山のだっちゃんや大野山の矢問さんの声も聞こえる。皆さんそろそろ
下山時期。メインで呼んだら扇ノ山のOAPさんと繋がった。小屋泊まりの予定なのでまだ登り途中とのこと。
おにぎりを頬張り、景色をひとめぐり、ふためぐり見回して下山にかかる。いい天気なのでゆっくり過ごしたい
ところだが、忙しい中、同行してもらった裕太の予定があるので仕方ない。
 
西の眺め (下山途中)
 ササの間を抜けてパラグライダー開きでひと眺め、ササの間を少し下りてクサリ場。南の展望岩でひと眺め。
大岩の庭園で風景を楽しみ植林へと入る。途中にも展望の開ける斜面や紅葉の綺麗な木々がある。
来た道とはいえあちこちと目をひく所がある。
 
植林の巻き道
 沢に下り、林道を下りていく。葉の色は緑ばかりになってきた。駐車場で山を見上げる。南側からは山頂が
見えていないのである。パラグライダーの切り開きがピークに見える。それよりも1198m山の方が、里からは
いい形に見える。兵庫50山にはその方を三室山と記載してあるようだが、誤りではなかろうか。

 帰路、滝を見に行く。程よい水量で、三筋が勢いよく落ちていた。千種の町から植松山の南を通り、
峠越えで波賀に入る。道の駅でこんにゃくとナシ、地ビールを求めて帰路につく。


 三室山について 
 
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2007.11.11. BY M.KANE