展望の黒岩とやぶな天狗山           

 
黒岩から南を望む (左に保与谷池)
■目的地:黒岩(約345m)・天狗山(339.8m) <山域:北摂・宝塚市>
■2.5万図:武田尾
■日にち:2007年1月4日(木)
■天気:晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:

  境野・保与谷広場 発(11:40)〜保与谷池〜分岐(12:05)〜黒岩東尾根〜布見竜王山(12:25)〜
  参道下のため池[220m](11:20)〜谷を南下〜五叉路の峠(12:55)〜天狗山(13:05-13:10)〜五叉路の峠〜
  黒岩東尾根(13:30)〜黒岩(13:40-14:05)〜馬の背〜分岐(14:15)〜保与谷広場 着(14:35)

 まだまだ知らない所シリーズ、その2は黒岩。何人かの方々のHPレポートを拝見し、行かなければと
思いつつ忘れかけていました。特にさとゆきさんのレポートを参考にしてみると、その位置はおぼろげに
判っていたつもりが、改めて地図と見比べたらぜんぜん違っていました。最近も近くを行き来していたのに
気が付いていませんでした。

 保与谷広場の入口には立て札があり、ハイク道の説明板に重ねて、12/10は里山活動のため狩猟を
控えてくださいのしるし。と言うことは、普段は狩猟が行われていてもおかしくないのだ。山歩きをしていると
猟の人や犬に出合うのは嫌なもの。しかし、田畑に張り巡らされた網や電線を見ると、里の人にとっては
生活のかかった仕方のないことだろうとも思うのです。

 池の向こうに黒岩 (左が黒岩、中央は布見竜王山) 
 大きな土塁でせき止められた保与谷池の堰堤に上がると、水面の向こうに冬枯れのかわいいピークが
のぞいています。水辺というのは良いものです。何となくほっとさせてくれます。さざ波の水面を見ながら
池の尻へ歩きます。「まむし注意」の立て札に、冬でもドキッとしてしまうのは私だけでしょう。(^^;;

 雑木の中をいく 
 かなり前に間伐した様子のある雑木の谷です。ヤブっぽい感じですが、北摂らしい雰囲気。
意外と奥まで行くんだなと思いつつ上り道になります。すぐに東尾根と中央尾根の分岐かなと思ったら
少し登った所に出てきました。右の方が良い雰囲気だったので東尾根へ行きます。平坦な巻き道で
南へ戻っていきます。尾根上に出ると十字の交差点になっており、それぞれの道に惹かれるものの
おとなしくハイク道の尾根道へ。MTBのタイヤの跡が残っています。

 かわいいピークに着くと三叉路です。黒岩は左ですが、右の「コース外」という札が気になり行ってみます。
少し踏み跡は薄くなりますが明瞭です。良い感じの落ち葉鞍部を過ぎてから、乾いた落ち葉で滑りそうな
斜面を登ったら小さな神社の後に出ました。布見竜王山の札が付いていました。さて、ここから戻ると変化が
ないので、すぐ横に聳える天狗山へ行ってみることにします。確かにまっすぐ下りて登ればヤブの様です。
素直に参道を下りていくことにします。素朴ながら歩きやすい道です。こんな山の上の神社を守っている人が
いるんだなと思いつつ落ち葉溢れる道を下りていきます。

 参道を下りる (前方は大船山)
 瑠璃色が林越しに見えてくるとため池の前に出ました。ここから案の定、天狗山の方へも道が延びています。
しばらくすると植林脇で細くなり、荒れてきました。ちょっと行き過ぎていないかなと心配になった頃に
鞍部。ここは五叉路の峠になっています。丁寧な手書きの道案内があって行き先がよくわかります。
少しヤブっぽい登りをえいえいと登っていくと、南の小ピーク。かわいい鞍部を登り返して三角点のある
天狗山着。意外と広い。切り開きから西谷の里が見えました。

 天狗山から西谷
 来た道を引き返し、五叉路の峠からは保与谷方面へ向かいます。平坦な巻き道で南下していきます。
こぢんまりとした山だが、なかなか良い道じゃないのと嬉しくなる。いくつかの怪しい踏み跡が下に上に
分かれていますが、とりあえず真っ直ぐ歩いていくと、池から登ってきた時の東尾根に出ました。
なんだそういうことかぁ、と納得。

 東尾根の東側の道
 もう一度東尾根を北上し、今度は道標通りに西の尾根へ。北の谷の雑木林もMTBで遊んだ跡がある。
登り返すと見晴らしが良くなり、南に保与谷池も見えます。ピンクのテープが張り巡らされた賑やかな
山頂から少し南に下りると見晴らしの良い露岩です。ここで景色を見ながら遅い昼食にしましょう。
風もなく南向きの穏やかな展望台です。

 馬の背から南東 (右に古宝山)
 もっと大きな露岩があったんじゃないかなと、松林の中を下りていくとありました。馬の背。なかなか変化が
あって面白い山です。尾根の先もまだ道が続いてそうですが、今日はおとなしく池尻の分岐へ戻り、谷から池へ
出ました。最近、飛行機雲をよく見ます。今日も青空に一筋。

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    2007.1.15. BY M.KANE