花脊から冬枯れ小屋巡りの雲取山 

 
雲取山直下の二ノ谷源頭 
■目的地:雲取山(911.1m)   <山域:京都北山>
■日にち:2008年12月07日(日) 
■天気:晴れ一時曇り
■同行者:単独
■コースタイム: 
  花脊高原 発Ca600m(11:05)〜689mP(11:25)〜寺山峠北東の尾根(11:50)〜京都産大小屋(12:25)〜
  国体コース分岐Ca895m(12:40-12:59)〜ハタカリ峠(13:00)〜雲取峠・京都府大小屋(13:15)〜
  雲取山(13:25)〜二ノ谷〜立命大小屋(13:55)〜二ノ谷出合(14:15)〜一ノ谷出合(14:35)〜
  寺山峠(14:40-14:45)〜花脊高原 着(15:05)

 寒波がやってきた。でも久しぶりの晴天。路面凍結もあるかもしれないので遅らせて出発。(^^;
今年はよく通った京北の道。R477は川西から京北を過ぎ琵琶湖を渡って鈴鹿越し伊勢湾へ向かう。
そのR477で花脊の里に入り、小学校前の橋を渡ってスキー場跡へ。少し手前の空き地に駐めさせて頂く。
ススキの穂が白い。寺山峠へ向けて歩き出すと右手の雑木林に誘われて地図と相談、689mPの尾根に入る。
 
Ca610m辺り
 カメレオンの舌のように延びた689mP尾根は植林が中間にあるが、その前後は良い感じの雑木林。
歩き始めてすぐにこんな林を歩ける幸せ。植林の上に控える急登も景色に見とれて気にならない。薬莢ひとつ。
 
寺山峠北東の尾根
 寺山峠北東の尾根に出でも明瞭な踏み跡がある。うーん、南の寺山峠に下る予定を変更し反対の北へ向かう。
西は植林だが東側は素晴らしい斜面が続く。次第に雲が多くなってきた。コロンコロンと鈴の音。二人連れ。
雑木の支尾根でタヌキが二匹下りていった。
 
尾根から南東望
 左は相変わらずの植林で肝心の雲取山方面が見えない。右は枯れ枝越しに山並みも冬枯れ。
突然杉の間に現れた地蔵杉山899mPは杉で覆われている。その手前の谷の源頭に小屋が見える。
京都産大の山小屋・凌雲荘。シダが枯れた小屋の前を抜けて地蔵杉山北東面を巻き北西へ。
 
国体コース分岐
 国体コースは良い林の尾根が下りている。一本杉あり。良い感じなので、ここで昼食。
ひと息ついた後、すぐ南にハタカリ峠。北に良い谷。植林の脇に冬枯れの木々が白く広がる。
四十雀がすぐ近くの梢に飛んできた。しばし見上げる。南東に地蔵杉山など眺めも良くなった。
 
雲取峠を見下ろす
 素晴らしい尾根を乗り越えると京都府大小屋と雲取峠。ササが枯れた裸の峠。
意外と早く着いたので、一ノ谷は下りずに雲取山を目指す。しばらく植林を巻いて再び雑木の尾根、
谷が素晴らしい。青空が出てきた。
 
山頂手前の谷
 明るい山頂。二ノ谷へ下りてみる。この谷も良い林が続く。芦生のような廃村八丁のような雰囲気。
ロープを頼りに下るところもある。斜面は落ち葉で覆い尽くされている。青空が映える。足下は霜柱が咲く。
立命小屋が出てきた。なんと贅沢な所に建っているのだろう。水量豊富な谷。
 
二ノ谷源頭

 
贅沢な谷

 
奥は二ノ谷出合
 さらに何度も沢を渡って下ると二ノ谷出合。できたばかりのような林道が横切る。林道が上りになる頃、
植林の中を再び沢を辿っていく。何度も渡渉。一ノ谷出合は賑やかな道標。少し湿った道は凍っていた。
 
一ノ谷
 寺山峠は広い峠で植林から雑木に変わる。低い陽射しが落ち葉を照らす。
植林を下りていたらハンター二人に会う。こんな時間から猟のようだ。長い植林の下りを抜けるとスキー場跡。
素晴らしい谷をあまた従えて、北山を代表するに足る山でした。またいろんなルートで訪れてみたい。


      雲取山について   

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2008.12.07. BY M.KANE