冬の北摂、剣尾山の明るい道    


以前とは様変わりの開けた山道
■目的地:剣尾山(784m) <山域:北摂・大阪府能勢町>
■日にち:2005年1月16日(日)
■天気:晴れ時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:

  行者口 発(10:10)〜行者山(10:30)〜風の峠(11:05)〜六地蔵〜
  剣尾山山頂(11:25-11:40)〜行者山(12:05-12:15)〜行者口 着(12:25)

 昼から天気は下り坂の予報。中山、六甲に続くポピュラー山行第三段、剣尾山。
一年以上御無沙汰。昨日の雨で山頂部はぬかるみも予想されるが、やぶに入って濡れる
よりましかと思う。車中で三草山は見えるが剣尾山は雲の中。能勢町山辺に入ると
頂きまで雲が引いていた。

 かんぽから行者口にはすでに停車の車がいくつか見られる。ポピュラーな山としては
駐車スペースが少ない。できれば公共バスの利用を考えたい。が、それは次回の宿題。
今日の駐車地は林道を上って堰堤の清しい水に近い広場に。ゆったりと支度できる。
静かすぎるくらいだ。

 一週間ぶりの山ぐつの感触はいいなぁ。行者山の周りは行場の岩の説明板が
あちこちに立って楽しい。これだけを回るのも良いかもしれない。
行者山のピークを過ぎて少し下ると前方がいつもと違う。さてこれから薄暗い林の中の
道かなと思っていたらすっきりした雰囲気。山道から脇の数m、下草や低木が刈り払わ
れている。散髪してすっきりしたねという感じ。そんなに長くは続かないだろうと
思ったら、結局山頂までのほとんどがこんな感じ。いゃぁ、見直しました。いい山道に
なったやん。全然違う山に来たみたいで嬉しい。
たまに来て歩くだけの私はお気軽にこう感じるものの、作業をされた方はこんなに長々と
大変だったことでしょう。感謝いたします。ご苦労様でした。
     
684.1m山巻き道から山頂が見えます
 逆に数年前は若木で見晴らしの良かった植林帯が、成長して陰の道になっている。
行者山の登り口付近と684.1m山の南側辺り。これはこれで山の営みなので仕方ありません。
炭焼き窯跡の辺りから右手にのっぺりした大平山が見えます。以前は立木越しでも
見られなかった景色です。風の峠から六地蔵への上りは台風の影響と思われる倒木が
多い。迂回路がまちまちと付いています。次第に残った雪が出てきて、六地蔵から
月峰寺跡の平坦道はサクサクと音がします。
山頂下の低木帯もすっきり刈り払われていますが、残った木で覆われた日陰気味の道。
     
月峰寺跡付近
 山頂は既に何にかの人達がくつろいでいます。雪で覆われていますが、さすがに横尾山
へは足跡が付いていません。北の露岩で深山と半国山を望む。どちらも鉛色の雲の下です。
ひととおり眺めを楽しむと来た道を下っていきます。少し雲が出てきて陽射しが少なく
なりましたが、それでも明るい良い道です。ホント良い道になったなぁ。

      剣尾山について
 
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2005.1.30. BY M.KANE