樫ヶ峰と東六甲縦走路 山行記


  いつも北摂から眺める六甲山系ですが、
 近い割に足が向いていませんでした。

  今日は低山徘徊派のオフ。
 お陰で、自宅から逆瀬川駅まで45分という
 近さを再認識して、いっそう身近に感じるよ
 うになりました。
 

      大谷乗越付近
       樫ヶ峰の痩せ尾根から望む。
              1996.12.22. 
 


樫ヶ峰と東六甲縦走路 山行記
 

■目的地:樫ヶ峰(457m)・社家郷山(489m)・小笠峰(490.3m)
      大平山(681.8m)・岩倉山(488.9m)            <宝塚市・西宮市>
■日にち:1996年12月22日(日)
■天気:晴れ
■同行者:芳村さん、あきゆきさん、PLUTOさん
■コースタイム:
  自宅発(8:15)=逆瀬川駅 着(9:00)「エデンの園」行きバス(9:42)発

  譲葉台バス停 発 [約230m](10:00)〜樫ヶ峰(10:30-10:35)〜
  東三ツ辻出合(10:45)〜社家郷山(10:50)〜小笠峰[490.3m](11:05)〜
  小笠峠(11:10)〜棚越〜六甲縦走路に合流(11:55)〜大平山(12:00-13:05)〜
  大谷乗越(13:35)〜しるべ岩分岐(13:55)〜岩倉山(14:20-14:25)〜
  塩尾寺(14:35)〜小休止(14:45-15:00)〜宝塚駅 着(15:30)

  宝塚駅発(15:38)=自宅 着(16:15)


【逆瀬川駅】 集合予定より早く着いたので駅のコンビニで豚漫を1つ買って頬張ってました。
なんせ、予告山行記によるとちょっと手強い山行になるやもしれない...気がしたものですから。
朝ご飯はちゃんと食べて来たんですよ。
みんな揃ったところで、予定通りの「エデンの園」行きバスに乗る。

【樫ヶ峰】 10分位で譲葉台バス停に着く。ここで降りた山行きは我々の4人だけ。
バス停から少し戻って橋を渡り右手の草っぱらの中に道がある。これが樫ヶ峰登山口。
初めての山でも、取り付きの心配をしなくていいのは楽です。

 セーターを脱ぎ、身繕いをしてスタート。間もなく関電巡視用の階段がある。
いきなりの急登で息が弾む。20分程登ると道標があり右手に入る。やがて山頂。
記念写真を撮る。この山の稜線からは所々で東お多福山や大平山の展望が開ける。
芳村さんやPLUTOさんのガイド付きというのがまた良い。
 天気は良いものの霞んで遠望はきかない。が、小笠峰付近からは今から挑む大平山が
よくわかる。PLUTOさんは棚越ルートの確認。なるほどそういうことをやるのか。勉強になる。
痩せ尾根からここまで六甲らしい明るい松の山肌風景が広がる。
小笠峰を過ぎれば間もなく急降下して車道に出る。(小笠峠)

【棚越】 車道を渡って、いきなり藪か...と思いきやすぐ横に道あり。(^^;
なぁんだぁ。気負っていたせいでしょうかねぇ...。ここからが、今日のメインイベント。
 古い堰堤前の広場に着き、左の檜林の中へ踏み跡を辿っていく。経験豊富な芳村さんが先頭。
道を見失わないようみんな注意して歩いているようだが、以外と楽勝ムード。
沢を右手に見てしばらく行くと、崩れて崖のような所にぶち当たる。踏み跡もわからなくなった。
それぞれ思い思いのルートからよじ登ってクリア。トゲトゲの木が多いので注意。
 さらに行くと今度はかれ沢と尾根取り付きのような分岐があり、いずれもそれらしい
ルートに見える。かれ沢の方を登る。ここは昔は道だったのかもしれない。
苔むした石がゴロゴロしている。やがて右の尾根に取り付いてうねうねと登る。笹を抜けると
六甲縦走路に合流。4人で掛かれば、ほとんど迷わずに登れた。
(私はついて行っただけですが....)

【大平山】 縦走路に出れば終わったも同然とは、PLUTOさんの弁。(^^)v
大きなアンテナ塔のある大平山山頂に、くつろいで行きなさいと言わんばかりの小広場がある。
ススキで囲まれ風も当たらない。時刻も12:00、昼食にする。
芳村さんからブランデーとコーヒー、あきゆきさんからミカンを頂く。
山の上ではいつものことながら格別においしい。ごちそうさまでした。m(_ _)m
 山の話、パソコンの話とオフならではのひとときを過ごす。 山頂で記念写真。
さて行くかぁ、私が先頭になって北の植林の中へ突入。....ちょっと様子がおかしい。
縦走路の割には踏みこなされていない。もう一度戻って方向確認。北を向いているの
が気になるものの道はやはり植林の方へ向いている。まぁ、行ってみましょう。
そのうち踏み跡も途絶える。うーん、こうなったらトラバース。右へ植林の中を移動。
やがて縦走路に出る。正解は大平山山頂から一旦引き返えすのが正しい縦走路のようです。

【東六甲縦走路】 縦走路に出れば終わったも同然、あとはダラダラと下るだけ。
面白くもなんともないとは、PLUTOさんの弁。(^^)v
でも、歩きやすい山道を話ながら行くのは、単独行にない楽しさがありました。
 芳村さんやPLUTOさんから「前に来たときと、だいぶちゃうなぁ。」という感想が多かったのは、
山が変化しているのとお二人とも経験が豊富になられたためと解釈します。(^_-)

 縦走路の脇にはたくさんの分岐が繋がっていて、「ここから降りたら谷に入って
えらい目に遭うよ。」等のアドバイスがつく。イノシシが掘った跡が所々に見られる。
途中のピークに寄って行こうと言うことで岩倉山へ。記念写真を撮る。塩尾寺を横目に過ぎて
少し下ったところで小休止。あきゆきさんからの焼き芋の差し入れで3時のおやつ。
展望も良くて、大阪市街の向こうに生駒山、金剛山の山並みが薄く浮かんで見える。
 最後は宝塚駅前の目を見張る変化に驚き、文字通り「山から下りてきた。」という感じ。
程良く足も疲れて、天気も持ったどころか晴天でいい山行でした。
 みなさん、ありがとうございました。


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1997.1.5. BY M.KANE