夏・沢と展望の常念岳     


常念八合目から大天井方面
■目的地:常念岳(2857m)
■日にち:2006年8月15日(日)
■天気:晴れ後曇り
■同行者:裕太
■アクセス:
  8/14自宅 発(15:00)=(名神・中央 道)=豊科IC=(23:20)道の駅8/15(5:30)=常念いこいの広場(6:15)
■コースタイム:
  常念いこいの広場970m 発(6:30)〜一ノ沢林道〜登山口1261m(7:45)〜山の神(7:55)〜沢休憩(8:10-8:20)〜
  王滝ベンチ(8:40)〜烏帽子沢(9:10)〜笠原の手前休憩(8:30-9:40)〜胸突八丁〜最後の水場(10:55)〜
  第一ベンチ(11:05)〜第三ベンチ(11:25)〜常念乗越(11:40-12:00)〜常念岳山頂(13:15-13:55)〜
  常念乗越(14:55-15:00)〜最後の水場(15:30-15:40)〜笠原(16:15-16:20)〜烏帽子沢(16:45-16:50)〜
  王滝ベンチ(17:00)〜山の神(17:30)〜登山口(17:40-17:45)〜一ノ沢林道〜常念いこいの広場 着(18:55)

 アクセスが長いので北アルプスは敬遠気味だが、表銀座は高速のおかげで入りやすい。
燕は人が多そう、蝶ヶ岳は豪雨で林道が徒歩4時間、谷道だけど常念にしよう。

 前日に遅い出発。彦根から渋滞に入る。一宮まで50km程。抜け出たのは19時過ぎ。PAで夕食。
梓川SAで車中泊を試みたがうるさく明るいので、豊科ICを下りて道の駅「ほりがねの里」に入る。
ここも車中泊の車が多いが、程よい暗さと静けさで眠りにつく。2時頃目が覚めたが早すぎるので
もう一眠りしたら5時半。寝過ごしてしまった。既に朝日を浴びた山並みがそびえている。
朝焼けの安曇野
 あらかじめ調べておいたコンビニで昼食を仕入れて一ノ沢へ向かう。つもりだったが間違えて
鳥川の右岸だった。このまま行くと蝶ヶ岳になるので引き返す。鳥川橋を渡り左折して道標に導かれて
駐車地の常念いこいの広場着。あれ?この先は?
林道ゲート
 林道は通行止めで登山指導所がある。まさか一ノ沢林道も通行止めとは夢にも思ってもおらず、
指導所のおじさんに「ここは蝶ヶ岳方面ですか ? 」 と、とぼけた質問をしてしまう。
2時間の歩きが追加、起床が遅かった上にこの追加は山頂到達を絶望的にする。
燕に変更しようかと思うが向こうの駐車場も一杯かも知れず、行ける所までととりあえず支度する。
指導所で入山届を記入。日程は8/15〜8/16、行程は8/15 一ノ沢〜常念岳〜一ノ沢...?
「日帰りですか ? 」 とおじさんからつっこみ。迷いがそのまま筆先に出てしまった。(^^;;
行ける所まで行って引き返します。あるいは小屋泊まり。体力との相談次第だ。常念乗越まで
上がれれば御の字としよう。ほとんど諦め加減で歩き始める。
 舗装された林道、裕太がいるので話はできるがお互い口数は少ない。私は朝のパンを頬張りながら
歩く。カーブを曲がって対岸の尾根越しに遙けき山並みがかすかに見えるとわくわくしてくる。
横通岳の東尾根が見える。思わずあのピークが常念かなと思ったりする。なかなか序章を奏でるには
できすぎの林道歩きである。
林道からの山並み
 2ヶ所ほど路肩の崩落ヶ所があり、これ位だったら通れるのではと思ったが、さらに行くと完全に
道が落ちてしまって斜面に迂回路が造ってあった。これは確かに通れない。
迂回路へ
 もう一つ驚きは、大きな栃の木ごと斜面から落ちてきて道をふさいでいた。1m幅の隙間を通るが、
あの栃の木はどうなるのだろうか。
この木は...
 林道歩きを約1時間半、やっと当初予定の登山口に着いた。数名休憩中。この先は写真にて(^^;;
車がここまで入る予定だった
森に入ってすぐに山の神様。安全を祈願していよいよ山へ。あせらず歩きます。
明るい沢沿いを行く
 森もいいけど、沢がいい。冷たい水で何度も顔を洗い、お肌すべすべです。
前常念の尾根
 胸突八丁の巻き道は、上りの時はさほどでもないが、振り返ると滑落しそうな所が
随所にあるので気をつけてください。下山時は慎重に行きました。(^^;;
乗越下の急登
 この辺りから私はばて気味。裕太はまだまだ余裕です。とうとう体力逆転か。
乗越直前 この先に...
写真のような眺めが
 大画面のスクリーンかなと思うほど、できすぎの構図です。でも、すぐガスが出ます。
時間的に行けそうなので山頂へ。私はへろへろで裕太の倍近くかかったかも知れない。
そんな時、トウヤクリンドウの花が元気づけてくれました。にせピークは皆引っかかるようです。
山頂かと思ったらまだまだ。岩に「八合目」のペイント。ウソだろーと一人憤慨。(^^;
ガスの山頂へ
 山頂はガスでしたが、たまにうっすら晴れると迫力の峰が顔を出します。
山頂からの穂高
 下山していると八合目あたりでガスが晴れ、またまたすごいパノラマが広がります。
下山時にて
 常念乗越では小屋泊まりも考えましたが、名残惜しい景色を後に下山。
胸突八丁は慎重に。裕太が腹の調子が悪いと言い出したので多めに休憩を取りながら。
最上の水場付近から
 林道終点18時をリミットにあせらず下山。もちろん、沢では顔を洗います。すべすべ。
いい沢だったぁ
 山の神に無事を感謝して、気を抜かずに歩いていきます。
林道終点には他に4人が到着してました。ここからの林道歩きが長くP着は薄暗かった。
裕太、着替えたら腹は治ったとのこと。なんじゃそれ。
「ほりでーゆー」で汗を流して晩ご飯の後、帰路につく。自宅着は日付変わって2時。

  常念岳について   

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2006.8.20. BY M.KANE