秋晴れ・黄葉・八ヶ峰    


五波峠付近からの八ヶ峰
■目的地:八ヶ峰(800m) <山域:山域:丹波・京都府美山町・福井県名田庄村>
■2.5万図:久坂
■日にち:2005年11月05日(土)
■天気:晴れ
■同行者:単独
■コースタイム:
   自宅発(7:20)=R27=府道12=R162=府道38=林道五波染ヶ谷線=五波峠着(10:00)

  家族旅行村 発[240m](10:25)〜作業道横登り口(10:45)〜698mピーク(11:30)〜
  山頂(11:50-12:50)〜698mピーク(13:05)〜708m肩(13:30)〜五波峠着(13:45)

   五波峠 発(13:50)=自転車=家族旅行村着(14:10)

 8年振り。前回も同じ時期で林道の黄葉に目を見張ったのは記憶に残っている。
今日もこの秋週末初めての快晴。篠山にはなかった霧が瑞穂に入ると和知まで真っ白。
時間はもう9時に近いのにまだ明け方と錯覚してしまう。
 大野の売店で鯖寿司ゲット。山と霧に見とれてコンビニに寄りそびれたのです。
茅葺きの里は大型バスが来ていた。美山町も道路が整備されて様子が変わったようだ。
いよいよ見覚えのある林道入口。高度を上げるとススキが道脇に繁茂して前が見えにくい。
青空の下に黄色い葉たち。前回と全く同じ。

朝の五波峠
 五波峠は2台停車。ここで自転車を置いてさらに林道を名田庄側へ下る。猿に3回ほど
出くわす。黄葉から下りて植林が多くなり砂防ダムの工事を抜けると家族旅行村。
お客さんは少なめ。旅行村入口近くの道脇に停車。支度をして道標に従い作業道を行く。
すぐに登山者専用駐車場、2台。登山者は旅行村周辺に駐めずここに駐めるよう指示がある。

いよいよ
 砂利の道をくねくね登るとどんどん高度が上がり染ヶ谷が下になっていく。土手には鹿の
足跡があちこちに見られる。作業道横に八ヶ峰の道標がある。作業道はまだ続いており
そのまま歩いても合流するだろうと思われたが、素直に従う。案の定、植林を抜けると
また作業道に出た。横断してすぐに取り付きがある。いよいよ山道。まだセンブリが咲いている。
松の混じった薄暗い登りがしばらく続く。一直線の坂を登るようになると上方は陽が射して
木々の色も違うし期待出来そうな光景。

キター!! って感じの林
 左に日を受けた黄色い葉が、右には下草が薄くなった雑木林が続く登り。きついのもあり
写真を撮りながらわくわくし通しで登っていく。北斜面で敬遠したコースだったが、五波峠コース
よりも良いかもしれない。さらに登るといよいよ落ち葉だけの素晴らしい林。谷は緩やかに
波打ち陽射しが黄緑色になって天国のようです。造林地の立て札と壊れた小屋を過ぎた辺りは
最高潮。ブナも出てきました。若丹尾根の真骨頂というべきでしょう。作業道と暗い山道を
抜けて来た甲斐がありました。

もう たまりません
 低いササの生えた斜面を登ってしばらくするとまたまた落ち葉だらけ。穏やかな谷の源頭です。
ごろごろと転げ回りたくなります。左手の斜面を乗り越すと五波峠コースに合流。
760mピークまではゆらりゆらりと林の中を彷徨うように歩きます。良い感じ。えいえいとピークに
登るとその先は細く明るい尾根道。ササが出てきて今までとは様子が少し変わります。

山頂から芦生方面
 鞍部を登り返して山頂。先客5名。思ったより静か。東の芦生、百里方面を眺めながら鯖寿司に
舌鼓。良い天気だ。食べ終わった頃には誰もいなくなっていました。無線を聞くと扇ノ山から
OAPさんご一行。氷ノ山にはTQFさん、聞き取りにくいが江笠山にたぬきさんとやまあそさん、
同好の面々が出ていました。誰もいないので秋晴れの下錦繍の山並みを眺めながら遠慮なく
話し込んでしまいました。1時間ほどゆっくり出来たのでそろそろ下りましょう。
山頂すぐ下で単独兄さんとすれ違う。しばらくして喜びの奇声が聞こえました。

鞍部の林
 下りも合流点までは素晴らしい林を堪能します。素晴らしすぎて五波峠への尾根道は見劣りして
しまいました。引き返して朝のルートで下りようかなと何度思ったことか。いやいやこのルートも良い
はずやと思いつつ先を急ぎますが、道脇はササが多くて朝の様な景色はありませんでした。
前方に見え隠れする中山谷山の斜面の黄葉が綺麗です。峠近くに植林を伐採して八ヶ峰の
全容が眺められる所がありました。

稜線にもいい所あります
 もうじきかなそこかなと何度かピークを乗り越して五波峠着。朝とは別の一台が停車。山道の脇に
林道が延びたのは最近のようですが、地道のままで車が通れる様子ではありません。
五波峠は林に囲まれて薄暗いのですが、晴天の陽が優しく差し込んでいい雰囲気です。

午後の五波峠
 自転車に乗り猿を警戒してベルを鳴らしながら下ります。一回だけ10頭ほどの群れに会いましたが
向こうから避けていきましたので事なきを得ました。結構長い道ですがペダルをこぐこともなく
旅行村に到着です。もう一回登ろうかと思うほどあの林は久しぶりに良かったです。

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2005.11.06. BY M.KANE