北摂・鉢伏山で雪をかむ            

 
薄雪の斜面
■目的地:鉢伏山(604m) <山域:北摂・箕面市>
■2.5万図:広根
■日にち:2006年1月8日(日)
■天気:雪時々曇り
■同行者:単独
■コースタイム:
  清水谷園地 発 [約340m](12:10)〜長谷山565m(12:45)〜みのお記念の森分岐(13:05)〜
  止々呂美分岐(13:25)〜鉢伏山北の尾根周辺〜鉢伏山北の谷〜鉢伏山山頂(14:45)〜
  みのお記念の森分岐(14:55)〜自然研究路6号線〜清水谷園地 着(15:15)

 雪がまた降った。府道が凍結していないか気になるが鉢伏山の雑木林に行きたくなった。
今回は、2.5万図の破線道から登る。前回歩いた自然研究路6号線の南の尾根につく道、
2連の鉄塔がある所。
 
府道から尾根を見る
 昼過ぎたが清水園地は5台ほど駐まっている。12月に工事をやる貼り紙があるも、まだ
始まっていない様子。支度をして府道を横断。地図を見ながら堰堤の脇へ向かう。雪の上に
足跡があり、歩いた人が居るのが判る。関電巡視道のようで、馴染みの黒いプラ階段がある。
ザレた急斜面ですぐに崩壊状態。立木に掴まり、鹿道を辿ればなんとか登れる。

 尾根にのると歩きよい落ち葉。急坂を登ってすぐに鉄塔下。そこから先もものすごい直登。
右の斜面に良い感じの雑木林。振り向くと最勝ヶ峰方面が見えてくる。再び雪が現れて丘に乗る。
小さな山名板がかかっていた。「長谷山」、へぇぇ、名前があったのか。新たな発見は嬉しい。
南の尾根には植林の中へ巡視道が延びているが、今回はパス。北の方へ採って鉢伏山に向かう。
ここから右手の雑木林が良い。しばし浸る。左は植林。前方を横切って鹿の走る音が聞こえた。
 
長谷山から最勝ヶ峰
 みのお記念の森分岐に合流。晩秋とはうって変わって、葉を落とした林の白い床が続く。
見通しがきいて心地よい歩き。寒いのも忘れそうだが、雲行きは怪しい。静かに昼飯をと
止々呂美分岐から止々呂美側に下りてみる。何とバイクのタイヤ痕が至る所に残っている。
好き放題走り回ったという感じ。さぞ気持ちよかったことだろう。地面が出て雑草が伸び、山が
荒れないか心配。落ち葉の良い雑木林だったのにね。憤りを通り越す。
 
鉢伏山北から能勢方面
 鉢伏山北の尾根から鉢伏山山頂方面を眺めたら、白い薄雪の斜面をトラバースして
歩いてみたくなった。実際に歩いてみると結構な勾配なので、キックステップや鹿道を駆使して
行かないといけなかった。秋や春の頃と全く違う別の山を歩いているような錯覚に浸れて面白い。
雪面は凍りかけて意外とグリップが効く。あれよという間に鉢伏山の北面へ着いた。
晩秋には黄色く彩られていた林も葉が落ちると白い雪に幹の影のみ。この変化も興味深い。
林の先にはゆるやかな明ヶ田尾山の形が見られる。
 
冬の自然研究路6号線
 山頂から鉄塔下に出ると、丁度雪雲が宝塚市街へ南下しようとしている所だった。
後はハイク道を戻って、こちらも葉が落ちて明るくなった自然研究路6号線を下りていく。
新たな発見や風景に浸れて、寒い中出てきた甲斐があった。

  鉢伏山について 
 
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2006.1.21. BY M.KANE