穏やかな秋オフ・暁晴山          

山頂からの峰山高原  
山頂からの峰山高原   
■目的地:暁晴山(1077.2m) <山域:播州・兵庫県小河内町>
■日にち:1998年11月15日(日)
■天気:晴れ
■同行者:あきゆきさん夫妻、芳村さん夫妻、たじまもりさん夫妻とGEN君、
     PLUTOさん、佐竹さん、島田さん、畑さん、俊一。

■コースタイム:

  峰山登山口 発(10:00)〜黒岩の滝(10:45-11:00)〜林道合流(11:20)〜
  かんぽの宿前(11:40-12:00)〜暁晴山山頂(12:30-13:35)〜
  かんぽの宿前 着(14:10-14:35)〜(解散)


【暁晴山】 播州を代表する高原である、峰山高原の山。山頂はNTT施設等があるが、
展望良し。峰山高原・かんぽの宿では入浴可。大人\510、子供\300。
 少し寝過ごして6時半起床。仕度もしていなかったので、家を出たのは7時20分。
まわりは白い靄につつまれた朝である。

【以外と近い峰山高原】 宝塚ICから中国道、アッという間に福崎IC、播但道に乗り
換える。こちらも霧で七種槍も見えない。神崎南で下りて、県道8号線をかんぽの宿に
向かう。山が近づいて来て、少し上ったカーブに林道が別れ「峰山口」の道標がある。
9時10分。
 県道の小広いところに見慣れた顔と4台の車。かんぽの宿手前に車を廻して頂く間、
朝食(^^;と身支度。島田さんとたじまもりさんを待つ。
向かいの尾根  
向かいの尾根  
【黄葉の谷】 メンバーが揃いひととおりあいさつの後、予定通り10時出発。
杉植林への林道の橋を渡ると分岐を左に登る。一部、数m程の土手が崩壊しかけて
緊張の所もあったが概ね歩きやすく程良い登り。高度が上がってくると杉の合間から
青空と黄葉の尾根が顔を出す。雑木の沢道になってくると綺麗なモミジが映える。
沢の音が心地よい。去年の雪彦山も綺麗な黄葉だったが、ここも期待以上の色合いに
内心満足。播州の山はなかなかあなどれない。
 黒岩の滝と勘違いした小さな滝壺の前後から、みんな撮影会モードに変わってきた。
谷の黄葉  
谷の黄葉  
【黒岩の滝】 道標があってそれと気づく。黄葉に包まれて滝音が響いてくる。
登山道から少し下って岩を乗り越えて沢に近づく。青々とした滝壺にモミジが浮かぶ。
澄んだ水の上で紅と黄がゆらゆらと揺れ、秋の日差しが降り注ぐ。撮って下さいの図。
落差20m。滝の頭は澄み切った青空。思い思いにひと休みとなる。子供達は岩の上を
跳び回わるは岩陰をのぞくはと元気で好奇心いっぱい。
黒岩の滝にて  
黒岩の滝にて 
【雑木林の散歩道】 登山道に戻ってほどなく水路に出る。道標では右、仏岩。
ここは左へ水路に沿って歩く。林道に出合い、右の「砥峰高原」の方へ100m行くと
左の杉林の中に道が分かれる。これがカサコソ落ち葉道の遊歩道へ繋がる。「まあ、
ゆうほどぅのことじゃないですけど。」と誰かが言ってましたなぁ。(^^)
 広々とした一面のコナラ?の雑木林。ほとんど平坦。カサカサと落ち葉を踏んで
気持ちがいい。よちよち歩きの子供連れの奥さんやおばあさんたちも散歩しています。
前方から山の格好の女性、よく見ると上で待っていた畑さんがやってきた。
 秋の行楽日和いっぱいの「かんぽの宿」の前に到着。
雑木林へ  
雑木林へ 
【舗装道】 トイレ休憩の後、腹減ったとクズりかけてきた子供達をなだめて、
キャンプ場やグランドへ向かう舗装道に入る。ゲートがあるので車は来ない。眼下に
広がってくる峰山高原と、近づいてくる電波塔の山頂を交互に見ながら、ゆらりゆら
りと登っていく。キャンプ場の分岐をやり過ごし、山頂へのゲートを抜けるともうす
ぐ。途中、直登ヤブ道でもないかと試みるが断念。日頃の行いのいい人はリスにも会
えるオマケつき。

【段ヶ峰】 山頂に着くや展望もそこそこにみんな昼飯モード。ひと心地着いたとこ
ろで山座同定モード。電波塔のフェンスを廻ると「かんぽの宿」を中心に翼を広げた
様な明るい茶色の高原が視界を満たす。欲を言えば、間近の電柱が邪魔。(^^;
 かすみで遠くは見渡せないが、たじまもりさんのカシバードの図を基に氷ノ山が
微かに確認できた。そして、この秋の大歩きだった段ヶ峰が、のっぺりした薄緑の
笹原を被って懐かしい。その氷ノ山と段ヶ峰の間に「綺麗な三角峰が気になるねぇ。」
とあきゆきさん。南にもススキの穂を前景に累々と山影が続き、山国ニッポンの幸せ
を感じる。
山頂から南  
山頂から南を望む 
 芳村さんから暖かいコーヒーを頂き、PLUTOさんと改めて峰山高原を眺める。向かい
の夜鷹山を見て植林、林道、伐採地にお互い嘆息を漏らす。

【アスレチック】 記念写真の後、のんびりと「かんぽの宿」へ戻る。子供達はまだ
元気が有り余っているのか、畑さん監視?の下、アスレチックに興じる。その間、思い
思いに歓談。解散の後、時間が早ければお湯につかろうと思ったが、渋滞も気になる
ため素直に南下。
 三田西ICで下り、有馬富士、羽束山、古宝山など北摂の山も良い色になってきたな
と早くも次の山行先に迷いつつ帰宅した。


  暁晴山について
 
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1998.11.25. BY M.KANE