狸穴を訪ねて新緑の五台山オフ
山上にあった緑の庭園 (山頂東の鞍部付近にて)
■目的地:五台山(654.6m)
■2.5万図:黒井 <山域:丹波・兵庫県市島町・氷上町>
■日にち:2002年5月3日(金)
■天気:晴れ
■同行者:島田さん、たぬきさんご夫妻、笹倉さん、佐竹さん、みやびさん、松田さん
■コースタイム:
市島町鴨坂登山口 発(9:55)〜狸穴の水(10:30)〜東の鞍部(11:05)〜山頂(11:15-12:15)〜
東の鞍部〜東尾根〜323.3m三角点(13:10)〜鉄塔(13:15-13:30)〜Ca325m山〜葛原峠(13:45)〜
尾端地区側の林道ゲート(14:10)〜登山口駐車場 着(15:10)
【水源】 先日に引き続いてオフへの突発参加。天気予報は曇りになったがメンバーは
賑やかになりそう。市島町役場の駐車場にいったん集合して、鴨坂の登山口へ向う。
国道を左折して前山川にそって走ると前方に五台山が大きく聳えている。
10台ほど停められそうな駐車場のある登山口。弘法大師石像の足下に「狸穴の水」という水が
湧いている。この水源を訪ねるのが今日のメインである。ナビは島田さんです。
なお、「狸穴の水」は地元の方の貴重な水源ですので大切にしましょう。
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登山口の大師石像 | 植林谷の道標 |
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【道標】 登山口から舗装された道を少し行くと市島町の案内板。この図に「狸穴の水」が
示されている。確かに気になる。この案内板手前から植林尾根へ仕事道がある。ここから入る。
笹倉さんがシマヘビを発見。おおっ、来ましたカァ。(^^;
しばらくは植林歩き。仕事道の脇に「是より1400M」と書かれた薄い金属板の道標を見つけた
時には、探検気分がそがれてました。後はその道標を辿りつつ上ります。急登が続き、沢を何度か
渡り返したりします。林の切れ間から射す陽に浮かび上がる新緑、苔むした沢の石などを見ると
元気を貰うようです。
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緑あふれる谷 | 「狸穴」を見守るホオノキ |
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【霊水】 いったん、沢は枯れてしまいホントに湧水があるのかと不審に思っていたら
再びちろちろと水が出てきました。先頭を行く島田さんが「石仏がある!!」と沢の上を
指差して叫びます。近づいてみると里の人が建てた「霊水 狸穴」の石碑でした。
里の人たちが大事にしている気持ちが伝わります。石碑の直ぐ横に苔むした石の間から
こんこんと清水が湧いています。少し頂いてみました。さらりとした癖のない水です。
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谷が広くなってきた | 山頂直前 |
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【緑】 さらに植林を上ると下草のない広い谷になってきました。標高550m付近でしょうか。
いい感じです。植林の前はさぞいい森ではなかったかと勝手に想像の世界に浸ります。
植林脇には新緑や高星山を思い出すアセビの赤い葉が光っています。涼しい風が通ります。
小野寺山との東の鞍部に到着。時間が早いのでと島田さんアレンジで山頂の北面を巻いて
鴨内峠からの道に合流。この辺りも一段と緑が輝いています。暑いくらいの日差しの中を
ひと登りで山頂です。
【展望】 いい天気です。氷ノ山や瀬戸内海こそ霞んでいますが、丹波の山々が一望。
北に粟鹿山や床ノ尾山、三岳山、大江山、西に千ヶ峰、篠ヶ峰、南に石金山、白髪岳から
多紀連山、鹿倉山。弥十郎も薄っすら見えました。たぬきさんは無線でも忙しそうです。
記念撮影のあと陽気の中で昼食。青空のすじ雲。人も増えてきたので東の鞍部へ下り、
上った谷の右から東尾根にのります。
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山頂から南望 | 尾根を下る |
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【尾根】 植林が次第に雑木林になって緑のシャワーの中の歩きです。枝越しに小野寺山が
見え隠れします。道は踏み跡がハッキリしていますが、間違えやすい尾根の分岐が
幾つかあるので読図が必要です。穏やかな尾根が広くなったり細くなったりします。
323.3m三角点は踏み跡の左で松葉に埋もれかけていました。その直ぐ下に鉄塔の
切り開きがあり鷹取山が目の前。手前の谷にはフジが色を添えています。しばらく
昼寝でもしたくなる気分です。
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323.3m三角点の手前にて | 葛原峠はすぐそこ |
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【遠足】 Ca325m山は葛原山というかも知れないという提起が島田さんから出ますが
応えるデータはありません。(^^; ここから葛原峠を経て植林の急坂についた仕事道を
下り、じめじめとした林道でゲートにつきます。通り抜けるとゲートを元に戻して
登山口まで舗装道歩き。庭先の花や駄洒落に盛り上がりつつ遠足気分で
てくてく歩きます。やっと着いた登山口でたぬきさん差し入れの黒豆パンを頂き
車座で一息ついて解散です。いい天気に恵まれて緑に包まれた歩きとなりました。
みなさんありがとうございました。
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2002.5.6. BY M.KANE