五月晴れに緑萌える安土山    

 
考古博物館から望む安土山
■目的地:安土山(189m)
■2.5万図:八日市    <山域:湖東・滋賀県 安土町・能登川町>
■日にち:2002年5月5日(日)
■天気:晴れ
■同行者:家族
■アクセス:自宅 発(8:30)=阪神高速池田線=名神=竜王IC=R8=安土町(10:45)
■コースタイム:大手道 発(14:00)〜天守跡(14:40)〜總見寺跡(14:50)〜大手道 着(15:10)

【緑の山】 家族サービスで観光に行く。子供たちも良く知っている織田信長が
築いた安土城址。その東隣に天守閣を復元した「信長の館」や安土城考古博物館が
ある。午前中に博物館で予備知識を頭に入れて、側の芝生広場で昼食。
今日の晴天は格別で、かつて六角氏の居城だった観音寺山の緑がまばゆい。
 
大手道を見上げる
【大手道】 歩いてもいいのだが、観光なので車で安土山麓の駐車場に移動。ここは\500。
やっぱり歩くんだった。(^^; メインルートの大手道は最近、整備されて往時の様子に
近づけられている。前回十数年前に来た時は、草にまみれたつわものどもの夢のあとと
いう雰囲気だったが、完全に観光地になっている。人出も多い。日頃は山に登らない人も
何を求めてか長い階段の上りを登っているのが不思議に見えた。
 前田利家や木下藤吉郎の屋敷跡地が大手道の左右に広がっている。敷地に伸びる大木は
その時を知っているのだろうか。
 
木下藤吉郎の屋敷跡地
【石垣】 總見寺跡の分岐辺りから水を満たした田原が見渡せる。伝令の士はこの石段を
駆け巡ったかと思うとなかなかの脚力かなとも思う。回廊から脇には入れない。この山は
私有地らしくいたる所に進入禁止の立て札がある。大きな杉の木が立ち涼しい。信長廟は
少し脇に入った薄暗い木陰の中に静かにたたずんでいる。戻って幾重にも残る石垣の中を
通り抜け、モチツツジの咲く天主跡に着いた。柱石が残る。周りを囲う石垣の上を回ると
北の方に少し展望がある。
 
總見寺跡への石段
【三重塔】 石段を下りて總見寺跡へ寄ってみる。暗い杉の下を抜けて上る石段が逆光に
光って何ともいえない演出である。登りきると南に展望あり。左手に緑のモミジをまとった
三重塔が十数年前と同じようにどっかりとある。
 石段だらけの山であるが十分に歴史を踏みしめながら上り下りできる散歩でした。
大手道下の西側では今も発掘調査が続けられています。
 
總見寺跡の三重塔



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2002.5.5. BY M.KANE