平成14年度 2級電気工事施工管理技術検定試験 学科試験問題


※ 問題番号〔No. 1〕〜〔No. 9〕までの9問題のうちから、6問題を選択し、解答してください。

〔No. 1〕 表皮効果に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「導体に交流電流が流れるとき、導体の( イ )に近いほど電流密度が大きくなる。この効果は( ロ )が高くなるほど著しい。」
        イ        ロ
    1. 表面    周波数
    2. 表面    電 圧
    3. 中心    周波数
    4. 中心    電 圧


〔No. 2〕 次の図に示す回路において、抵抗R1,R2,及びR3の合成抵抗R0と電流I1の値の組合せとして、正しいものはどれか。
       ただし、R1=10Ω、R2=20Ω、R3=20Ωとする。
      


〔No. 3〕 次の図に示す回路において、内部抵抗rv、最大目盛り10Vの永久磁石可動コイル形電圧計を、最大電圧100Vまで測定するための倍率器の抵抗rmの値として、正しいものはどれか。
       ただし、rv=10kΩとする。
     


〔No. 4〕 変圧器の内部損失について、電源の周波数を50Hzから60Hzに変化させた場合の記述として、適当なものはどれか。
ただし、電圧及び電流は変わらないものとする。
   1. 鉄損が増加し、銅損も増加する。
   2. 鉄損が増加し。銅損は変わらない。
   3. 鉄損は変わらず、銅損は増加する。
   4. 鉄損は変わらず、銅損も変わらない。


〔No. 5〕 遮断原理に関する次の文章に該当する交流遮断器の文字記号として、適当なものはどれか。

「遮断時に発生するアークに直角に磁界を加えてアークを引き延ばし、これを絶縁物で構成されたギャップに押し込み、冷却作用によって自力消弧する方式」
   1. ABB
   2. GCB
   3. VCB
   4. MBB


〔No. 6〕 電力系統における短絡容量の抑制対策に関する記述として、不適当なものはどれか。
   1. 限流リアクトルを使用する。
   2. 直流連系による交流系統を分割する。
   3. 変電所の母線を分割する。
   5. 低インピーダンス変圧器を使用する。


〔No. 7〕 次の低電圧配電方式を比較した場合に所要銅量が最も少ないものとして、適当なものはどれか。
ただし、配電電圧、皮相配電電圧、電力損失及び配電距離は等しいものとし、単相2線式以外は、すべて負荷が平衡しているものとする。

     1. 単相2線式            2.単相3線式
              
              

     3. 三相3線式            4.三相4線式
              
                   


〔No. 8〕 白熱電球に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「フィラメントに電流を流すと、( イ )により光を放つ。ガラス球内部のガスは、フィラメントの( ロ )を抑制する。」
          イ      ロ
     1. 熱放射   蒸発
     2. 熱放射   燃焼
     3. 放電     蒸発
     4. 放電     燃焼



〔No. 9〕 電気加熱の特徴に関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 局部過熱が容易である。
2. 被加熱物のみの加熱はできない。
3. 加熱周囲に対する排熱量が少ない。
4. 加熱効率を高くできる。



※ 問題番号〔No.10〕〜〔No.29〕までの20問題のうちから、10問題を選択し、解答してください。

〔No.10〕 火力発電設備の貫流ボイラに関する次の文章中、(  )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

      「貫流ボイラは、ドラムを必要と( イ )特徴があり、臨界圧力及び臨界温度以上の( ロ )が得られる。」
         イ        ロ
     1. する    飽和蒸気
     2. する    過熱蒸気
     3. しない   飽和蒸気
     4. しない   過熱蒸気


〔No.11〕 変電所に用いる機器に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 変成器は、直接測定できない高電圧や大電流を測定しやすい電圧、電流に変成するために使用する。
     2. 変圧器と組合せた負荷時タップ切換装置は、電圧の調整に使用する。
     3. 電力用コンデンサは、重負荷時に遅相電力を供給するために使用する。
     4. 保護継電装置は、変圧器、母線、送電線などの事故時に被害の軽減を図るために使用する。


〔No.12〕 電力用保護継電器に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 反限時継電器は、動作時間が継電器の動作電流の大きさに比例する。
     2. 定限時継電器は、動作時間が動作電流の大きさに関係なく一定である。
     3. 瞬時要素付継電器は、動作電流が流入すると瞬時に動作する。
     4. 誘導円板形過電流継電器は、時限整定のための、タイムレバーが設けられている。


〔No.13〕 架空送電線に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

      「導体表面の電位の傾きが( イ )なると、導体に接する空気の絶縁が( ロ )に破壊されコロナ放電が発生する。」
         イ      ロ
     1. 大きく   全体的
     2. 大きく   局部的
     3. 小さく   全体的
     4. 小さく   局部的


〔No.14〕 次の図に示す架空送配電線路の中性点接地方式として、適当なものはどれか。

     


〔No.15〕 架空送配電線路のたるみD〔m〕を表す近似計算式として、正しいものはどれか。
       ただし、S:径間長〔m〕、T:電線の水平張力〔N〕、W:電線の単位長さ当たりの重量〔N/m〕

    


〔No.16〕 架空送電線路における鉄塔の用途に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 直線形は、電線路の直線部分に使用する。
     2. 角度形は、電線路のうち水平角度が一定の角度を超える場所に使用する。
     3. 補強形は、電線路の直線部分において補強のために使用する。
     4. 耐張形は、架渉線を引留める箇所に使用する。


〔No.17〕 配電設備の保護に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 高圧配電線の短絡保護には、過電流継電器が用いられる
     2. 高圧配電線路の地絡保護には、地絡方向継電器が用いられる
     3. 低圧引込線の地絡保護には、低圧ヒューズが用いられる。
     4. 柱上変圧器の短絡保護には、高圧ヒューズが用いられる。


〔No.18〕 事務所の用途に用いられる建築物の電灯コンセント設備に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
     1. 風雨にさらされる外壁面に取り付ける蛍光灯器具は、防滴形とした。
     2. 一般事務所の窓側照明器具の点滅は、他の部分の照明器具と別系統とした。
     3. 倉庫の照明用スイッチは、パイロット付きとし出入口付近の廊下側に設置した。
     4. 公衆電話用コンセントは、接地端子付きの抜け止め形とした。


〔No.19〕 屋内に施設する電動機の過負荷保護を目的に設置する保護装置として、不適当なものはどれか。
       ただし、0.2kW以下のものを除く。
      1. 電磁開閉器(電磁接触器とサーマルリレーを組合せたもの)
      2. 電動機用ヒューズ(タイムラグヒューズ)
      3. 電動機保護用配線用遮断器
      4. 不足電圧継電器


〔No.20〕 図に示す定格電流100Aの配線用遮断器で保護された低圧屋内幹線との分岐点から電線の長さが5mの箇所に分岐幹線保護用遮断器を設ける場合、分岐幹線の電線の許容電流の最小値として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、正しいものはどれか。

     


〔No.21〕 キューピクル式高圧受電設備の形式の特徴に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「PF・S形は、主遮断装置として( イ )と高圧気中開閉器を組合せたものである。高圧気中開閉器は、( ロ )のものとして、地絡継電装置と組合せたものである。」
             イ              ロ
     1. 高圧限流ヒューズ   自動閉路機構付き
     2. 高圧限流ヒューズ   自動開路機構付き
     3. 高圧遮断器      自動閉路機構付き
     4. 高圧遮断器      自動開路機構付き


〔No.22〕 高圧受変電設備における。断路器の施設に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 横向きに取り付けた。
     2. 刃は開路した場合、充電しないよう負荷側に接続した。
     3. 縦に取り付けるものは、切り替え断路器の場合を除き、刃受を上部とした。
     4. 高圧カットアウトのヒューズを入れず素通しとして、断路器の代りとした。


〔No.23〕 建築物の避雷設備に関する記述として、「日本工業規格(JIS)」上、誤っているものはどれか。
     1. 鉄筋コンクリート造の被保護物の1条の主鉄筋を持って、引下げ導線に代えた。
     2. 鉄骨造の被保護物の基礎の接地抵抗値が1Ωであったので、接地極を省略した。
     3. 被保護物の受雷部を突針とむね上げ導体で構成したので、相互を避雷導線で接続した。
     4. 避雷導線から距離1.0mにある鉄はしごを避雷導線に接続した。


〔No.24〕 屋内施設における接地工事に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当なものはどれか。
「低圧屋内配線と弱電流電線を電気的に大地と接続されていない金属ダクト内に施設するので、金属ダクトをセパレート付きとし、(  )接地工事を施した。」
     1. A種
     2. B種
     3. C種
     4. D種


〔No.25〕 自動火災報知設備の配線に関する記述として、「消防法」上、誤っているものはどれか。
     1. 受信機から地区音響装置までの配線を耐熱ビニル電線(HIV)を用いて金属管工事で配線した。
     2. P型1級受信機に接続する感知器の信号回路は、送り配線とするとともに回路の末端に終端抵抗を設けた。
     3. 発信器の回路を避難口誘導灯の電源回路と同一の管路に配線した。
     4. 電源回路と大地との間の絶縁抵抗が100MΩであったので、良好と判断した。


〔No.26〕 非常警報設備に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句として、「消防法」上、定められているものはどれか。
「非常ベル又は自動式サイレンの音響装置は、各階ごとにその階の各部分から一の音響装置までの水平距離が(  )以下となるように設けること。」
     1. 10m
     2. 15m
     3. 25m
     4. 50m


〔No.27〕 インターホン設備に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 通話路数とは、指定の通話網を構成する場合に必要な機器相互間の線路に用いる配線数をいう。
     2. 相互式とは、親機と親機の間に通話網が構成され、どの親機からも呼び出し、通話ができるものをいう。
     3. 選局数とは、個々の親機、子機の呼び出しが選択できる相手数をいう。
     4. 親子式とは、親機と子機の間に通話網が構成されているものをいう。


〔No.28〕 電気鉄道における単相交流き電方式の特徴に関する記述として、不適当なものはどれか。

     1. 車両に電力変換設備が必要なため、直流き電方式に比べて車両設備が複雑になる。
     2. 負荷に比べて使用電圧が低く、並列き電を標準とするため、事故電流の検出が困難である。
     3. 短絡容量の小さい三相電力系統から受電する場合、電圧変動及び不平衡対策が必要となる。
     4. レールから漏れた電流が通信誘導障害を発生させるので、その対策として、ATき電方式が標準
        として採用されている。


〔No.29〕 車両感知器に関する次の文章中、(  )にあてはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。
「超音波式は、道路上に設置された送受器から道路面に対し発射された超音波の( イ )の反射波を送受器で受信する場合に、路面と車両とで反射波に( ロ )を生ずることを利用して車両の存在と通過を検出するものである。」
         イ       ロ
     1. 正弦波   時間差
     2. 制限波   位相差
     3. パルス    時間差
     4. パルス    位相差



※ 問題番号〔No.30〕〜〔No.35〕までの6問題のうちから、3問題を選択し、解答してください。

〔No.30〕 給水方式に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
     1. ポンプ直送方式では、インバータ制御などを行うことにより給水圧力は、ほとんど一定に保たれる。
     2. 高置水槽方式では、給水圧力の変化が大きい。
     3. 水道直結方式では、給水圧力は水道本管の圧力に応じて変化する。
     4. 圧力水槽方式では、圧力調整弁を設けないと給水圧力の変化は大きい。


〔No.31〕 掘削工事をするうえで、止水又は地盤安定処理を行うための工法として、不適当なものはどれか。
     1. 石灰パイル工法
     2. 凍結工法
     3. 山留めオープンカット工法
     4. 薬液注入工法


〔No.32〕 建設作業とそれに使用する機械の組合せとして、不適当なものはどれか。
          建設作業        機 械
     1. 鉄筋組立       ガス圧接機
     2. シートパイル抜き   バイブロハンマー
     3. 鉄筋建方       タワークレーン
     4. コンクリート打設   ブレーカ


〔No.33〕 架空送電線の鉄塔の組立て工法として、不適当なものはどれか。
     1. 台棒工法
     2. 移動式クレーン工法
     3. 相取り工法
     4. 地上せり上げデリック工法


〔No.34〕 次の図に示す軌道構造の代表的な片開き分岐器において、イ、ロ部分の名称の組合せとして、適当なものはどれか。
     


〔No.35〕 鉄筋コンクリート構造に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. ラーメン構造は、柱や梁の節点を剛接合した骨組みで荷重を負担している。
     2. コンクリートは圧縮力に弱く引張力には強いので、圧縮力に強い鉄筋で補強している。
     3. 鉄筋コンクリートの線膨張係数はほぼ等しい。
     4. 鉄筋は、コンクリートがアルカリ性を保っている間は錆びない。


※ 〔No.36〕の問題は必ず、解答してください。

〔No.36〕 電話設備に関する配線用図記号とその名称の組合せとして、「日本工業規格(JIS)上、誤っているものはどれか。

     



※ 問題番号〔No.37〕〜〔No.43〕までの7問題のうちから、4問題を選択し、解答してください。

〔No.37〕 水力発電所の建設工事に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
     1. 接地工事の接地極は、吸出管の基礎掘削の際に埋設した。
     2. 基礎最低部に据え付ける吸出管は、その中心、据付け高さ及び流出方向を基準値と正確に合せた。
     3. 建物内の天井クレーンは、主要機器の据付け後に設置した。
     4. 立軸の水車と発電機の心出しは、ピアノ線センタリング方式で行った。


〔No.38〕 変電所の電気工事の施工に関する記述として、最も不適当のものはどれか。
     1. 架線工事の電線は、端子挿入寸法や端子圧縮時の伸び寸法を考慮して切断する。
     2. 大型機器を基礎に固定する方法は、箱抜方式を採用する方が埋込アンカ方式と比較して強度上有利である。
     3. がいしは、手ふき清掃、メガーテストによって汚れや破損の有無を確認する。
     4. 接地工事には、接地線を網状に埋設する方法、接地棒を打ち込む方法、接地板を埋め込む方法などがある。


〔No.39〕 地中電線路の接地に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 暗きょ式は、車両その他の重量物の圧力に耐える構造とする。
     2. 道路管理者が施設する電線共同溝(C.C.Box)に収容された地中線路は、直接埋設式である。
     3. 共同溝は、電力ケーブル、電話線、ガス管、上水道、下水道などを、一緒に収容してい洞道である。
     4. キャブ(CAB)は、道路下に設けるふた掛け式のU字構造物である。


〔No.40〕 事務所ビルの乾燥した場所に使用電圧100Vの屋内配線を施設する工事の種類と施設場所の組合せとして、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
          工事の種類                   施設場所
     1. ライティングダクト工事             展開した場所
     2. 金属線ぴ工事                 展開した場所
     3. CD管のみを用いた合成樹脂管工事   点検できる隠ぺい場所
     4. 金属ダクト工事                点検できる隠ぺい場所


〔No.41〕 電車線の区分装置(セクション)に関する次の文章に該当する語句として、適当なものはどれか。

「交流、直流区間ともに広く採用し、パンタグラフ通過中に電流が中断せず、高速運転に適するが、長さが長くなるので、駅構内には使用困難な場所が多い。」
     1. ウッドセクション
     2. がいし形セクション
     3. エアセクション
     4. FPRセクション


〔No.42〕 拡声設備に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. アッテネ−タに3線で配線すれば、一斉スイッチによる緊急放送が可能となる。
     2. スピーカからの音が同一系統のマイクロホンに入ると、ハウリングを起こすことがある。
     3. 事務所ビルの全館放送に用いるスピーカは、直列に接続する。
     4. ホーン型スピーカは、大出力を必要とする屋外などに使用する。


〔No.43〕 建設機械の作業に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. バックホウはアスファルト舗装の仕上げに多く用いられる
     2. ドラグラインは機械が設置される地盤より低い所の掘削に適している。
     3. モーターグレーダは車輪を有する自走式の土工仕上げ機械である。
     4. ベルトコンベアは循環するベルトに物を乗せて運搬する機械である。


※ 問題番号〔No.44〕〜〔No.51〕までの8問題は,全て解答してください。

〔No.44〕 仮設計画に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 仮設建物の配置は、工程の進ちょくに伴う移動の少ない場所を選定した。
     2. 作業場、材料置場の配置は、作業の流れ及び材料の流れを考慮して決定した。
     3. 現場内で移動して使用する100V電球線に、ビニルコードを用いることとした。
     4. 現場内で使用する100V照明分岐仮設配線は、使用期間が1年以内であるため、
        電源側に漏電遮断器を設置し、ビニルケーブル(VVF)をコンクリート直接埋設とすることとした。


〔No.45〕 工事の着手に先立ち、工事の総合的な計画をまとめた施工計画書を作成するに当たって行うべき業務として、最も不適当なものはどれか。
     1. 設計図書の確認
     2. 製作図の作成
     3. 現場組織の編成
     4. 総合工程表の作成


〔No.46〕 工程表の特徴に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. ネットワーク工程表は、作業の相互関係が把握しやすい。
     2. ネットワーク工程表は、各作業の余裕時間が容易に把握できる。
     3. バーチャート工程表は、工事の全体進行度が把握できる。
     4. バーチャート工程表は、各作業の工期に対する影響の度合いが把握しやすい。


〔No.47〕 工程管理に関する記述として、不適当なものはどれか。
     1. 月間工程で工事の進ちょくを管理し、週間工程で詳細に検討、調整を行う。
     2. 週間工程での不具合い、遅れは、速やかに月間工程へ反映させ、早期の見直し、是正を行う。
     3. 進ちょく度曲線は施工速度と工事原価の関係を示したものである。
     4. 突貫工事の場合は、一般に工事原価は増加する。


〔No.48〕 次の図に示す品質管理に関する図表の名称として、適当なものはどれか。

     


〔No.49〕 高圧ケーブルの絶縁耐力試験を直流で行う場合、直流試験電圧の交流試験電圧に対する倍数として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、最も適当なものはどれか。
     1. 1.5
     2. 2
     3. 2.5
     4. 3


〔No.50〕 建設現場の業務又は作業のうち、特別教育を必要とするものとして、「労働安全衛生法」上、適当なものはどれか。
     1. 作業床の高さが10m未満の高所作業者の運転の業務
     2. 酸素、アセチレンガスを用いて行う溶接、溶断の業務
     3. 一般用電気工作物の設置、変更の作業
     4. つり上げ荷重1トン以上の玉がけの業務


〔No.51〕 KYT(危険予知訓練)に関する記述として、最も不適当なものはどれか。
     1. KYTは、危険のポイントをしぼり込んで、ヒューマン・エラー事故を防ぐことを目指している。
     2. KYTは、安全衛生先取りのために短時間で行う訓練である。
     3. KYTは、少人数チームで実施するものであり、1人で実施することはない。
     4. KYT基礎4ラウンド法は、危険予知訓練の基本手法である。


※ 問題番号〔No.52〕〜〔No.62〕までの11問題のうちから、8問題を選択し、解答してください。

〔No.52〕 建設業に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
      1. 建設業とは、元請、下請その他いかなる名義をもってするかを問わず、建設工事の完成を
         請け負う営業をいう。
      2. 元請負人とは、下請契約における注文者で建設業者であるものをいう。
      3. 一般建設業の許可を受けた者が、当該許可に係る建設業について、特定建設業の許可を
         受けたときは、当該建設業に係る一般建設業の許可は、その効力を失う。
      4. 特定建設業を営もうとする者が、一の都道府県の区域内にのみ営業所を設けて営業をしよ
         うとする場合は、国土交通大臣の許可を受けなければならない。


〔No.53〕 建設工事現場に置く技術者に関する記述として、「建設業法」上、誤っているものはどれか。
     1. 下請負人として建設工事の一部を請け負った特定建設業者は、当該工事現場に主任技術
        者を置かなければならない。
     2. 発注者から直接建設工事を請け負った特定建設業者は、その請け負った請負代金額が一定
        金額以上になった場合には、監理技術者を置かなければならない。
     3. 国又は地方公共団体の発注する工作物に関する工事で、請負代金の額が一定金額以上に
        なる場合には、工事現場ごとに置く主任技術者又は監理技術者は専任の者でなければならない。
     4. 電気工事に関し10年以上の実務経験を有する者は、電気工事における主任技術者になる
        ことができる。


〔No.54〕 電気工作物として、「電気事業法」上、定められていないものはどれか。
     1. 火力発電のために設置するボイラ
     2. 船舶に設置される発電機
     3. 火力発電のために設置するダム
     4. 電気事業者から電気鉄道用変電所へ電力を供給するために設置する送電線路


〔No.55〕 電気工作物の調査と通知に関する次の文章中、(  )に当てはまる語句の組合せとして、「電気事業法」上、正しいものはどれか。

「電気供給者は、( イ )電気工作物の調査の結果が( ロ )に適合していないと認めるときは、遅滞なく、そのとるべき措置及びその措置をとらなかった場合に生ずべき結果をその所有者又は占有者に通知しなければならない。」
          イ       ロ
     1. 事業用   内線規程
     2. 事業用   技術基準
     3. 一般用   内線規程
     4. 一般用   技術基準


〔No.56〕 自家用電気工作物において、第一種電気工事士が従事できる作業として、「電気工事士法」上、誤っているものはどれか。
     1. 電圧が600Vを超えて使用する電気機器に電線を接続する作業
     2. 電線、電線管が造営材を貫通する部分に防護装置を取付ける作業
     3. 非常用予備発電機として設置される原動機、発電機、配電盤に係る電気工事の作業
     4. 接地線を接地極と接続し、又は接地極を地面に埋設する作業


〔No.57〕 建築物に関する記述として、「建築基準法」上、誤っているものはどれか。
     1. 百貨店は特殊建築物である。
     2. はりは主要構造物である。
     3. 防火戸は建築設備である。
     4. コンクリートは不燃材料である。


〔No.58〕 消防用設備等のうち、非常電源を設けることとして、「消防法」上、定められていないものはどれか。
     1. 漏電火災警報器
     2. ガス漏れ火災警報設備
     3. 非常警報設備
     4. 自動火災報知設備


〔No.59〕 特定元方事業者が、その労働者及び関係請負人の労働者の作業が同一の場所において行われることによって生ずる労働災害を防止するために講ずべき措置に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
ただし、労働者の数は、合せて常時50人を超えるものとする。
     1. 協議組織の設置及び運営を行うこと
     2. 作業間の連絡及び調整を行うこと
     3. 安全衛生責任者を選任すること
     4. 作業場所を監視すること


〔No.60〕 酸素欠乏危険作業に関する記述として、「労働安全衛生法」上、誤っているものはどれか。
     1. 地下に敷設するケーブルを収容するために暗きょの内部で行う作業は、酸素危険作業ではない。
     2. 換気ができない場合又は著しく困難な場合を除き、空気中の酸素の濃度を18%以上に保つ
        ように換気しなければならない。
     3. 従事させる労働者の入場及び退場時には、人員を点検しなければならない。
     4. 作業に係る業務に労働者を就かせるときは、特別の教育を行わなければならない。


〔No.61〕 満18歳に満たない者に就かせてはならない業務として、「労働基準法」上、誤っているものはどれか。
     1. 交流300Vを超える電圧の充電電路を点検する業務
     2. 高さが5m以上の場所で、墜落により危害を受けるおそれのあるところにおける業務
     3. クレーンやデリック又は揚貨装置の運転の業務
     4. 足場の組立、解体の作業で床上における補助作業の業務


〔No.62〕 公害の要因として「環境基本法」上、定められていないものはどれか。
     1. 大気の汚染
     2. 騒音
     3. 日影
     4. 振動












Ans.


〔No. 1〕1 〔No.2〕1 〔No. 3〕3 〔No. 4〕2 〔No. 5〕4
〔No. 6〕4 〔No. 7〕4 〔No. 8〕1 〔No. 9〕2 〔No.10〕4
〔No.11〕3 〔No.12〕1 〔No.13〕2 〔No.14〕4 〔No.15〕3
〔No.16〕4 〔No.17〕3 〔No.18〕1 〔No.19〕4 〔No.20〕2
〔No.21〕2 〔No.22〕1 〔No.23〕1 〔No.24〕3 〔No.25〕3
〔No.26〕3 〔No.27〕1 〔No.28〕2 〔No.29〕3 〔No.30〕2
〔No.31〕3 〔No.32〕4 〔No.33〕3 〔No.34〕1 〔No.35〕2
〔No.36〕2 〔No.37〕3 〔No.38〕2 〔No.39〕2 〔No.40〕3
〔No.41〕3 〔No.42〕3 〔No.43〕1 〔No.44〕3 〔No.45〕2
〔No.46〕4 〔No.47〕3 〔No.48〕3 〔No.49〕2 〔No.50〕1
〔No.51〕3 〔No.52〕4 〔No.53〕2 〔No.54〕2 〔No.55〕4
〔No.56〕3 〔No.57〕3 〔No.58〕1 〔No.59〕3 〔No.60〕1
〔No.61〕4 〔No.62〕3




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