平成13年度 1級電気工事施工管理技術検定試験 学科試験問題 (午前の部)




※ 問題番号〔No.1〕〜〔No.15〕までの15問題のうちから、10問題を選択し、解答してください。

〔No. 1〕 
図に示す極板の面積0.1uの平行板コンデンサに、比誘電率εr=2の誘電体を挿入したとき、このコンデンサの容量として、正しいものはどれか。
ただし、誘電体の厚さは2mmとし、真空の誘電率はε0とする。

     


〔No. 2〕
ペルチェ効果に関する記述として、適当なものはどれか。

1. 異なった金属を接続し電流を流すと、接続点で熱の放出又は吸収を起こす現象
2. 超伝導状態において、磁界を導体の外にはじき出す現象
3. 交流電流の周波数を高くすると、電流が導体の周辺部に集まる現象
4. 金属又は半導体に電流を流し、電流に垂直に磁界を加えると、電流と磁界の両者に垂直な方向に電界が生じる現象


〔No. 3〕 
図に示す回路に交流電圧200Vを1時間印加したとき、電流は40A流れ、電力量計は4.8kWhを計量した。このときのリアクタンスX〔Ω〕の値として、正しいものはどれか。

   


〔No. 4〕 次の文章に該当する指示電気計器の名称として、適当なものはどれか。
「可動コイル内の電流による磁界と、固定コイル内の電流による磁界との相互作用によって動作するもの。」

1. 永久磁石可動コイル形計器
2. 可動鉄片形計器
3. 電流力計形計器
4. 誘導形計器


〔No. 5〕 
図に示す誘導電動機のY−△始動回路において、イ、ロに用いる接点の組合せとして、適当なものはどれか。

     

     


〔No. 6〕 
発電機に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「同期発電機の負荷が遅れ力率の場合には、( イ )により出力電圧が( ロ )する。」
          イ           ロ
     1. 電機子銅損      上 昇
     2. 電機子銅損      低 下
     3. 電機子反作用     上 昇
     4. 電機子反作用     低 下


〔No. 7〕 
変圧器の結線に関する記述として、不適当なものはどれか。

     


〔No. 8〕 
高圧真空遮断器に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 遮断時に異常電圧を発生することがある。
2. 真空もれの検出が容易である。
3. 真空中のアーク拡散により消弧する。
4. 火災、爆発のおそれがない。


〔No. 9〕
架空送電線の単導体方式に対する複導体方式の特徴として、不適当なものはどれか。
ただし、複導体の合計断面積は、単導体の断面積に等しいものとする。

1. 線路のインダクタンスが大きい。
2. 超高圧送電線路に多く用いられている。
3. 大容量送電に適している。
4. 線路の静電容量が大きい。


〔No.10〕
架空送電線が通信線に及ぼす電磁誘導障害の低減対策として、不適当なものはどれか。

1. 通信ケーブルに遮へい層付ケーブルを使用する。
2. 送電線のねん架を行う。
3. 架空地線の抵抗を小さくする。
4. 送電系統に中性点直接接地方式を採用する。


〔No.11〕
図に示す日負荷曲線の負荷率として、適当なものはどれか。

    


〔No.12〕
配電線の負荷電流の分布状況を示す次の図のうち、端末の電圧降下が最も小さいものとして、適当なものはどれか。
ただし、配電線は同一の長さ、太さとし、電流Iは同一の大きさとする。

   


〔No.13〕
照明に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 電磁波の放射束のうち、光として感じるエネルギーの部分を光束という。
2. ある波長の光に対して、目が感じる明るさを視感度という。
3. 光源からある方向への単位立体角当たりに出る光束の大きさを、その方向の光度という。
4. 照射面の単位面積当たりに入射する光束の大きさを輝度という。


〔No.14〕
電池に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「化学エネルギーを電気エネルギーとして取り出した後、充電することにより、何度も繰り返し使用できるものを( イ )といい、( ロ )は単電池(セル)あたりの公称電圧が2Vである。」

         イ       ロ
     1. 一次電池    鉛蓄電池
     2. 一次電池    アルカリ蓄電池
     3. 二次電池    鉛蓄電池
     4. 二次電池    アルカリ蓄電池


〔No.15〕
次の文章に該当する電気加熱方式として、適当なものはどれか。

「導電性の被熱物又はその容器に交流磁界を与えると、渦電流損や磁性体のヒステリス損により発熱する。」

1. 誘導加熱
2. アーク加熱
3. 誘電加熱
4. 抵抗加熱




※ 問題番号〔No.16〕〜〔No.48〕までの33問題のうちから、15問題を選択し、解答してください。

〔No.16〕
次の文章に該当する水力発電に関する用語として、適当なものはどれか。

「圧力トンネルと水圧管との間に設け、それらを負荷の急変により生じる水撃作用から保護するもの。」

1. ガイドベーン
2. ローラゲート
3. サージタンク
4. ランナ


〔No.17〕
原子力発電に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 減速材は、高速中性子のエネルギーを衝突により奪い、核分裂反応を抑制するものである。
2. 反射材は、炉心からの中性子の漏れを少なくするものである。
3. 冷却材は、核分裂により発生した熱を原子炉の外部に運び出す伝熱媒体である。
4. 制御材は、原子炉の中性子の数を適切に保ち、炉の出力を制御するものである。


〔No.18〕
定格容量が100MVAと200MVAの2台の変圧器を並行運転して合計90MWの負荷としたとき、両変圧器の負荷分担の組合せとして、正しいものはどれか。
ただし、両変圧器の抵抗とインピーダンスの比は等しいものとし、短絡インピーダンス(インピーダンス電圧)は11%とする。

  100MVA       200MVA
   変圧器        変圧器
1. 15MW       75MW
2. 30MW       60MW
3. 45MW       45MW
4. 60MW       30MW


〔No.19〕
距離継電器に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「( イ )では、送電線自体のインピーダンスよりも事故点の抵抗分がはるかに大きくなる場合があり、モー特性の継電器では距離測定誤差が( ロ )なる。」

           イ          ロ
    1. 短距離送電線    小さく
    2. 短距離送電線    大きく
    3. 長距離送電線    小さく
    4. 長距離送電線    大きく


〔No.20〕
送電線の保護継電方式に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、」適当なものはどれか。

「送電線の( イ )保護に用いられている過電流継電器は、故障電流が一定値以上になったとき動作するもので、放射状の送電系統においては、動作( ロ )の差により遮断区間を選択することができる。」

         イ      ロ
     1. 地 絡    時 間
     2. 地 絡    電 圧
     3. 短 絡    時 間
     4. 短 絡    電 圧


〔No.21〕
地中電線路に関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。

1. 直接埋設式により施設した配電線が、車両その他の重量物の圧力を受け るおそれがあったので1.2mの土冠で埋設した。
2. 暗きょ式により施設したケーブルに、耐燃措置を施した。
3. 需要場所に直接埋設式により施設した高圧地中電線路が20mの長さであったので、埋設表示シートを省略した。
4. 需要場所に設置した地中箱のふたは、取扱者以外の者が容易にあけることができないように施設した。


〔No.22〕
配電系統における高調波に関する記述として、不適切なものはどれか。

1. 交直変換装置は、高調波の発生源の一つである。
2. 電力用コンデンサは、高調波による障害を受けやすい機器である。
3. 高調波発生機器にフィルタを設けることは、低減対策として有効である。
4. 高調波成分の主なものは、第6、12、18調波といった偶数調波である。


〔No.23〕
交流三相3線式送電線路の故障計算を対称座標法で行った場合の記述として、不適当なものはどれか。

1. 線間単相短絡の場合、逆相回路は無関係である。
2. 線間単相短絡の場合、零相回路は無関係である。
3. 三相短絡の場合、逆相回路は無関係である。
4. 三相短絡の場合、零相回路は無関係である。


〔No.24〕
架空送電線の異常電圧に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 変圧器の中性点の残留電圧により、消弧リアクトルのインダクタンスと対地静電容量の直列共振回路によって異常電圧が発生することがある。
2. 充電電流を遮断するときは、開閉異常電圧は発生しない。
3. 雷による異常電圧を防止するため、架空地線を設置する。
4. 逆フラッシオーバによる異常電圧を防止するため、鉄塔の塔脚接地抵抗を低くする。


〔No.25〕
架空線路の地上高さに関する記述として、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当なものはどれか。

1. 6.6kVの高圧架空電線を鉄道のレール面上5mで横断させた。
2. 6.6kVの高圧架空電線を交通のはげしい道路上5.5mで横断させた。
3. 100Vの低圧架空電線を農道上5mに施設した。
4. 100Vの低圧架空電線を歩道上3.5mに施設した。


〔No.26〕
架空送電線路におけるコロナ放電の抑制対策に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. がいし金具は突起物をなくし丸みをもたせる。
2. がいし装置に遮へい環を設ける。
3. 電線を単導体式にする。
4. 電線の外径を大きくする。


〔No.27〕
配電系統の電圧調整に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「( イ )は高圧配電線の途中に施設し、負荷電流の変動に応じて自動的に( ロ )を選択することにより、適正な送出電圧を得ることのできる機器である。

           イ              ロ
     1. 分路リアクトル       直列抵抗
     2. 分路リアクトル       タップ
     3. 高圧自動電圧調整器   直列抵抗
     4. 高圧自動電圧調整器   タップ


〔No.28〕
高齢者に対応した照明に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 青い色の成分が多い光源は、明るく感じられる。
2. 照明器具は、グレアの防止に配慮したものを使用する。
3. 点滅スイッチは、使い易いものを使用する。
4. 照度は、若年者向けに比べて、高く設定する必要がある。


〔No.29〕
VVFケーブルを使用した低圧屋内配線において、分岐回路を保護する配線用遮断器と接続できるコンセントと電線の太さの組合せのうち、「電気設備の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。
ただし、配線の長さは3mを超えるものとする。

        配線用遮断器     コンセント     電線の太さ
         定格電流     定格電流 (直径)
     1.  20A           15A        1.6mm
     2.  20A           20A        2.0mm
     3.  30A           20A        2.0mm
     4.  30A           30A        2.6mm

〔No.30〕
人が容易に触れるおそれがある場所に施設する電動機の電路に関する記述のうち、漏電遮断機を設置しなければならないものとして、「電気設備の技術基準とその解釈」上、適当なものはどれか。

1. 乾燥した場所に施設する三相400Vの電動機の電路
2. 水気のある場所に施設する単相200Vの電動機の電路
3. C種接地工事の接地抵抗地が3Ω以下である三相400Vの電動機の電路
4. D種接地工事の接地抵抗地が3Ω以下である三相200Vの電動機の電路


〔No.31〕
高圧屋内配線ケーブル工事により施設する場合の記述として、「電気施設の技術基準とその解釈」上、不適当なものはどれか。

1. 人が触れるおそれがある場所に施設するケーブルを保護する金属管に、A種接地工事を施した。
2. 電気配線用のパイプシャフト内において、他の低圧屋内電線と接触しないように、耐火性の隔壁を設けた。
3. ケーブルは、支持間隔2mで造営材に沿って取り付けた。
4. ケーブルとガス管の離隔距離を10cmとした。


〔No.32〕
高圧ケーブルのシールド接地工事を示す次の図のうち、ケーブル内の地絡事故を検出する方式として、不適当なものはどれか。

  


〔No.33〕
受変電設備に設ける高圧コンデンサに関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 残留電荷を放電させる装置として、放電コイルが用いられる。
2. コンデンサは、負荷が誘導性の場合、力率を改善する効果がある。
3. コンデンサの保護には、一般に高圧遮断器が用いられる。
4. 高圧コンデンサの電源側に設置する直列リアクトルは、突入電流の抑制効果がある。


〔No.34〕
22kVスポットネットワーク受電設備を構成する機器として、不適当なものはどれか。

1. リミッタヒューズ
2. 断路器
3. プロテクタヒューズ
4. プロテクタ遮断器


〔No.35〕
自家発電設備の耐震対策に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 防振ゴムを用いた機器には、異常振動を防止するストッパを設けた。
2. 機器固定用のアンカーボルトの強度は、当該機器の据え付け部に生じる応力に十分耐えるものとした。
3. 振動性状の異なる機器と配管は、堅固に接続した。
4. 消音器には、振れ止めを施した。


〔No.36〕
コージェネレーションシステムの運転方式に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「( イ )運転方式は、電力負荷に合わせて発電するため、( ロ )は過不足が発生することがある。」

          イ         ロ
     1. 熱主電従    排 熱
     2. 熱主電従    電 力
     3. 電主熱従    排 熱
     4. 電主熱従    電 力


〔No.37〕
鉛蓄電池と比べたアルカリ蓄電池の特徴に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 充放電による電解液比重の変化は少ない。
2. 単電池(セル)の起電力が高い。
3. 寿命が長い。
4. 耐過放電特性が優れている。


〔No.38〕
建築物の避雷設備に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 配管用炭素鋼鋼管125Aの突針支持金物、避雷導線の一部として使用した。
2. 陸屋根に施設された直径20mmの鋼棒手すりを、電気的に完全に接続してむね上げ導体とした。
3. 避雷導線に、断面積が55muの硬アルミニウムより線を使用した。
4. 接地極に、片面の面積が0.5u、厚さ2mmのアルミニウム板を使用した。


〔No.39〕
接地に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、「電気設備の技術基準とその解釈」上、定められているものはどれか。

「大地との間の電気抵抗が( イ )以下の値を保っている建物の鉄骨その他の金属体は、これを( ロ )高圧電路に施設する機械器具の鉄台若しくは金属製外箱に施すA種接地工事の接地極に使用することができる。」

         イ          ロ
     1. 2Ω     直接接地式
     2. 2Ω     非接地式
     3. 5Ω     直接接地式
     4. 5Ω     非接地式


〔No.40〕
図に示す非常用照明の被照面において、設計初期照度の等照度曲線から除外してもよいとされるA、B部のイ、ロの距離の組合せとして、適当なものはどれか。

   

         イ       ロ
     1. 約1m     約1m
     2. 約1m     約2m
     3. 約2m     約1m
     4. 約2m     約2m


〔No.41〕
避難口誘導灯を設置する箇所として、「消防法」上、定められていないものはどれか。

1. 屋内から直接地上へ通ずる出入口
2. 直通階段の踊り場
3. 屋内から直接地上へ通ずる出入口に通ずる廊下に通ずる出入口
4. 直通階段の出入口に通ずる通路に通ずる出入口


〔No.42〕
LAN配線ケーブルに関する次の文章中、(   )に当てはまる語句として適当なものはどれか。

「平衡ケーブルのカテゴリー5は、ケーブル長100mにおいて(   )のアナログ周波数帯域を持つものと規定されている。」

1.  16MHz
2.  20MHz
3. 100MHz
4.   1GHz


〔No.43〕
拡声設備に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 3線式配線ではアッテネータをOFFにしても、強制放送が可能である。
2. 非常放送に用いるスピーカの配線は耐熱配線とする。
3. コーン型スピーカは音質を重視する場合で、屋内に使用されることが多い。
4. 増幅器の出力が大きくなると出力インピーダンスは大きくなる。


〔No.44〕
鉄道の交流変電所からのき電方式に関する次の文章中、(   )に当てはまる語句の組合せとして、適当なものはどれか。

「方面別異相き電方式の場合の、変電所前セクションは( イ )セクション、上下わたり線セクション( ロ )セクションとなる。」

         イ       ロ
     1. 単 相     三 相
     2. 三 相     異 相
     3. 異 相     同 相
     4. 同 相     単 相


〔No.45〕
トロリ線相互の接続に使用する電車線材料として、適当なものはどれか。

1. ハンガイヤー
2. ダブルイヤー
3. コネクタ
4. ドロッパ


〔No.46〕
次の鉄道用常置信号機のうち、主信号機に分類されるものとして、不適当なものはどれか。

1. 遠方信号機
2. 出発信号機
3. 場内信号機
4. 誘導信号機


〔No.47〕
道路照明に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 道路照明の設計にあたっては、路面が濡れたときの輝度パターンの形の変化を考慮する必要がある。
2. 照明器具の取付け高さを大きくすると、同じ輝度均斉度を得るのに要する証明器具の数を少なくできる。
3. 千鳥配列は、路面にできる明暗の縞が自動車の進行と共に左右に交互に移動する不快さがある。
4. 蛍光水銀ランプ、高圧ナトリウムランプ、低圧ナトリウムランプの中で、ランプ効率の最も高いものは、蛍光水銀ランプである。


〔No.48〕
道路の交通信号制御に関する次の文章に該当する名称として、適当なものはどれか。

「必要最小限の青信号を従道路側に与えて、その他の時間は主道路側を青信号とする方式のものであり、従道路に車両感知器が設置されている。」

1. 定周期式制御
2. 半感応制御
3. 全感応制御
4. 押しボタン制御




※ 問題番号〔No.49〕〜〔No.56〕までの8問題のうちから、5問題を選択し、解答してください。

〔No.49〕
空調調和方式に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. ファンコイルユニット・ダクト併用方式は、個別制御が可能である。
2. 定風量単一ダクト方式は、室内の十分な気流分布が得られやすい。
3. 空気熱源ヒートポンプパッケージ方式は、暖房運転では外気温度が低下すると能力が上昇する。
4. 変風量単一ダクト方式は、小負荷時の最少風量を検討する必要がある。


〔No.50〕
給水設備に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 高架水槽方式は、水道直結方式に比べて水質汚染の可能性が低い。
2. 逆サイホン作用による逆流を防止するため、吐水口空間を確保する。
3. バキュームブレーカは、器具のあふれ縁より一定高さ以上の位置に設ける。
4. 飲料水用給水タンクのオーバフロー管は、防虫網を設け間接排水とする。


〔No.51〕
舗装に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. アスファルト舗装は、コンクリート舗装に比べて養生期間が短い。
2. アスファルト舗装は、荷重で下部の層が沈下すると表層も沈下しやすい。
3. コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べて耐久性が高い。
4. コンクリート舗装は、アスファルト舗装に比べて荷重によるわたみが大きい。


〔No.52〕
測量の誤差に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 器機誤差は、測定に用いる器機の構造又は調整の不完全から生じる誤差のことである。
2. 個人誤差は、測定者の不注意によって生じる誤差のことである。
3. 自然誤差は、温度や光の屈折などによって生じる誤差のことである。
4. 不定誤差(偶然誤差)は、原因不明の誤差のことである。


〔No.53〕
掘削工事において、次の現象を表す用語として、適当なものはどれか。

「砂質地盤の掘削で、水位差により上向きの浸透流が生じる砂粒子が激しくかく乱され、根切り内に噴き上がる現象。」

1. ボイリング
2. 盤ぶくれ
3. ヒービング
4. クリープ


〔No.54〕
列車の運転速度を向上させる軌道強化対策として、不適当なものはどれか。

1. 重量の大きなレールへの取替え
2. まくらぎの間隔の拡大
3. 強じんで稜角のある砕石への取替え
4. 二重弾性締結装置の採用


〔No.55〕
軽量鉄骨天井下地に関する記述として、不適当なものはどれか。

1. 天井内のダクト幅が広く野縁が吊れないので、吊りボルトをダクトフランジに溶接した。
2. 天井下地材用吊りボルトのインサートは、鋼製のものを用いた。
3. 天井ふところが1.5mあったので、天井下地材用吊りボルトの振止め補強をした。
4. 野縁を切断したとき野縁受から200mmはね出したので、野縁受と同材で補強した。


〔No.56〕
鉄骨構造に使用されるボルトに関する記述として、最も不適当なものはどれか。

1. 高力ボルト摩擦接合の摩擦面の黒皮を除去し、錆を発生させた。
2. マーキングを、ボルト、ナット、座金及び部材表面にわたって行った。
3. ボルトの長さを、締付け後、ナットの外に3山以上ネジ山が出るように選定した。
4. 普通ボルト接合を、大規模な建築物の構造耐力上主要な部位に使用した。



Ans.

問題 10
解答
問題 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20
解答
問題 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30
解答
問題 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40
解答
問題 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50
解答
問題 51 52 53 54 55 56
解答





copyright(C) 1998 mori! all rights reserved.