平成13年度第1回デジタル3種 基礎科目



第1問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図−1に示す回路において、抵抗R1に加わる電圧が21ボルトのとき、抵抗R3に流れる電流は、( ア )アンペアである。ただし、電池の内部抵抗は無視するものとする。
@2 A5 B7 C14 D35
   


(2)図−2に示す回路において、端子a−b間に、40ボルトの交流電圧を加えたとき、抵抗Rに流れる電流が2アンペアであった。この回路の誘導性リアクタンスXLは、( イ )オームである。
@4 A12 B20 C24 D28
  


(3)抵抗Rと静電容量Cの直列回路に加えた電圧の位相は、電流に対して( ウ )。
@遅れる A進む B同じになる


(4)断面が円形の導線の抵抗値は、その長さを4倍にしても、直径を( エ )倍にすれば、変化しない。
@1/4 A1/2 B1 C2 D4


第2問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)P形半導体の( ア )キャリアは、正孔である。
@多数 A少数 B自由電子


(2)図に示す回路において、I1を十分大きくすると、トランジスタは飽和領域に入り、( イ )は、ほぼゼロとなる。このようなトランジスタの状態はスイッチのONと対応させることができる。
@I2 AV0 BV1
   


(3)エミッタ接地トランジスタ回路の代表的な静特性の一つである( ウ )特性は、コレクタとエミッタ間の電圧Vceを一定としたときのコレクタ電流Ic−ベース電流Ibとの関係を示したものである。
@入力 A出力 B電圧帰還 C電流伝達


(4)トランジスタ増幅回路を接地方式により分類したとき、( エ )接地方式はエミッタホロワともいわれ、入力インピーダンスが高く、出力インピーダンスが低いので、インピーダンス変換回路としても用いられる。
@エミッタ Aコレクタ Bベース


(5)電界効果トランジスタについての次の記述は、( オ )。
A 電界効果トランジスタは、電子又は正孔のどちらか一つをキャリアとするのでユニポーラ形トランジスタともいわれる。
B 電界効果トランジスタは、その構造と制御方法により接合形電界効果トランジスタとMOS形電界効果トランジスタに分類することができる。
@Aのみ正しい ABのみ正しい BAもBも正しい CAもBも正しくない


第3問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)10進数の115を2進数に変換すると( ア )になる。
@10010011 A01110011 B11100110 C01110010 D01110110


(2)次の論理関数Xは、ブール代数の公式等を利用して変形し、簡単にすると、( イ )になる。
    



(3)図−1の論理回路において、入力a及び入力bの論理レベルと出力cの論理レベルとの関係が右の真理値表で示されるとき、表中の出力レベルW、X、Y、Zは、それぞれ( ウ )である。
@1,1,1,0 A0,1,0,1 B0,0,1,0 C1,0,1,0 D1,1,0,0
   


(4)図−2に示すベン図において、AとBは、それぞれの円の内部を表すとき、塗りつぶした部分を示す論理式は、( エ )である。
   
       


第4問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)図において、電気通信回線への入力レベルが−5デシベル、その伝送損失が1キロメートル当たり( ア )デシベル、増幅器の利得が30デシベルのとき、端子a−bでの受信レベルは、−3デシベルである。ただし、入出力各部のインピーダンスは整合しているものとする。
@0.8 A1.0 B1.2 C1.4
   


(2)同軸ケーブルの漏話は、導電的な結合により生じるが、その量は、伝送される信号の周波数が低く( イ )。
@なっても変化しない Aなると小さくなる Bなると大きくなる Cなるとゼロとなる


(3)特性インピーダンスがZ1の通信回線に負荷インピーダンスZ2を接続する場合、Z2の値が( ウ )のとき、接続点での入射電圧波は同位相全反射される。
@Z2=0 AZ2=∞ BZ2=Z1/2 CZ2=Z1


(4)電力線から誘導作用によって通信線へ誘起される( エ )電圧は、一般に、電力線の電圧に比例して大きくなる。
@放電 A電磁誘導 B静電誘導 C遮へい


第5問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。

(1)SSB通信方式とは、振幅変調によって生じた( ア )伝送する方法である。
@上側波帯と下側波帯のいずれかを A上側波帯と下側波帯の両方とも B一方の側波帯と他方の側波帯の一部を


(2)原信号をサンプリングして得たパルスの振幅を2進符号化して表すのは、( イ )信号である。
@PAM APPM BPCM CPWM


(3)多相位相変調方式で伝送路に送出される信号は、一つの位相において、複数ビットの情報量を持つことができ、( ウ )相位相変調方式では、2ビットの情報を伝送することができる。
@2 A4 B6 C8


(4)光ファイバケーブルを使用するときは、その両端に( エ )を光に変換する発光素子及びその逆変換を行う受光素子が必要となる。
@電波 A電気 B周波数


Ans.


第1問(ア)A (イ)A (ウ)@ (エ)C
第2問(ア)@ (イ)A (ウ)C (エ)A (オ)B
第3問(ア)A (イ)A (ウ)@ (エ)B
第4問(ア)C (イ)B (ウ)A (エ)B
第5問(ア)@ (イ)B (ウ)A (エ)A




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