平成 12年度第1回アナログ1種 基礎科目 【解説】



第1問

(1)端子aの電位は3[V]、また端子bの電位は題意より、
   3−2.6=0.4[V]
   4Ωの抵抗に流れる電流はオームの法則により、
   I=V/R=0.4/4=0.1[A]
   この回路全体の合成抵抗はオームの法則により、
   Rx=V/I=(3−2.4)/0.1=6[Ω]
   抵抗Rは、
   R=Rx−4=6−4=2[Ω]


(2)端子a−b間に流れる電流Iは、
   I=V/Z=105/15=7[A]
   容量性リアクタンスXcに加わる電圧Vcは、
   Vc=I・Xc=7×18=126[V]


第3問

(2)論理式を論理代数の公式を用いて簡単にすると、次のようになります。
   
   したがって、Cの出力論理レベルはAより0,0,1,1になります。


(3)NOR回路の出力は、入力0,0,1,1と0,1,0,1から、出力cは0,1,1,1になります。
AND回路では、両方の入力が「1」の場合に出力が「1」になります。これを利用して、入力0,1,1,1と出力0,1,1,0より、もう片方
の入力は*,1,1,0になります。(*は0か1)
   NOT回路の入力は、出力*,1,1,0より*,0,0,1になります。
   Mの入力0,0,1,1と0,1,0,1から、出力が*,0,0,1になるのは、AND回路です。

   


(4)論理回路の入力aに0,0,1,1、入力bに0,1,0,1を入力すると出力cは次のようになります。
   

   問題の図−3を置き換えると表−1のようになります。
入力aが0,0,1,1、入力bが0,1,0,1のとき出力が1,0,0,1になるのは、c4になります。
   


第4問

(1)電気通信回線1への入力電圧をV0、インピーダンスZに加わる電圧をV1、遠端漏話減衰量をL、増幅器の利得をGとすると、全体
の伝送量Aは次のようになります。

   この式にV0=180、L=60、G=20を代入してV1を求めると、
   

  Ans.



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