平成8年度第1回デジタル1種 技術科目



第1問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。

(1) 図−1の伝送符号形式を、( ア )方式とう。
 @ 複流RZ A複流NRZ B単流RZ CAMI D単流NRZ

    


(2) OSI参照モデルの通信機能は、七つの階層に分かれているが、このモデルのうち、通信回線の信号の電気的条件等を規定するものは、( イ )層である。
 @ ネットワーク Aデータリンク B物理 Cトランスポート


(3) 図−2は、DSUとデータ交換機との間で送受されるエンベロープ形式を示したものである。図中のFビットは「0」と「1」の特定のパターンを繰り返しており、このパターンを検出することによって( ウ )同期をとっている。
 @ ビット Aエンベロープ Bキャラクタ

  


(4) 電子計算機システムにおいて、端末等からの問い合わせ又は要求の終わりから応答の始まりまでの経過時間を( エ )という。
 @サイクルタイム Aアクセス時間 Bターンアランドタイム C応答時間


(5) データ伝送における同期方式は、ブロック同期方式とクロック同期方式とも呼ばれる( オ )同期方式とに分けることができる。
 @ビット ASYN Bスタッフ Cキャラクタ


第2問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。

(1) パケット交換方式では、端末から送信された情報をいったんパケット交換機のメモリに蓄積し、受信側の端末へ転送する蓄積交換
方式であるため( ア )手順の異なる端末間で通信が可能である。
@ 接続 A伝送制御 Bデータ転送 C割込み転送


(2) 公衆データパケット交換網のトラヒック制御には、受信側で受信するパケットの量を制御する( イ )制御と網のロックアップ等を防止するふくそう制御がある。
 @ 誤り A順序 B接続 Cフロー


(3) ITU−T勧告X.25のリンクアクセス手順は、物理レベルのコネクションを通じて、ビット列を透過的に伝送する( ウ )の伝送路(データリンクコネクション)を規定している。
 @ ネットワーク間 A相手端末まで B隣接ノードまで


(4) ( エ )は、通信相手が常に特定の一つに固定されるパケット通信サービスである。
 @PVC Aデータグラム BSVC CVC DLAP


(5) 同期式Xシリーズインタフェースを有する端末と公衆データ回線交換網間の制御情報のやり取りは、網から端末への方向では、相互接続回路( オ )を使って行われる。
 @ T、C AC、I BSD、RD CR、I


第3問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。

(1) LAPBを用いて通信を行うパケット形態端末は、パケット交換機との間の動作モードをHDLC手順の( ア )モードに設定する。
 @ 同期平衡 A非同期平衡 B正規応答 C非同期応答


(2) 基本型データ伝送制御手順において、ある時点で、情報メッセージを送信する権利と確実に情報を転送する責任をもつ局は、( イ )である。
 @ 一次局 A主局 B発信局 C複合局


(3) フレームリレーは、従来のパケット交換と比較すると、( ウ )を行わない等、情報転送の手順を簡素化して、より高速性を図った情報転送方式である。
 @再送制御 Aフレーム多重 B時間位置多重 C同期転送


(4) ISDN基本ユーザ・網インタフェースでは、同一インタフェース上に複数の端末を接続することができる。これら複数の端末を識別するため、LAPDフレームのアドレス部の( エ )と呼ばれる識別子を使用している。
 @FCS AEA BSAPI CCR DTEI


(5) メッセージの平均サービス時間が6秒、メッセージの到着間隔がランダムで、サービス時間が指数分布のオンラインリアルタイムシステムにおいて、メッセージの平均到着数が1分間に64件で、端末機の設置台数が8台である端末局のサービスの平均待ち時間は、( オ )秒である。ただし、サービスの平均待ち時間は、表のとおり変化する。
 @0.42 A0.66 B1.08 C1.74 D2.88
  


第4問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。

(1)パケット形態端末相互間の通信シーケンスにおいて、着信端末が着呼を拒否する場合には、パケット交換網から着呼パケットを受けた着信端末は、直ちに( ア )パケットを網に送る。
 @CQ ACF BCN CCI DRNR


(2)呼の開放を行うため、切断指示を受けたパケット形態端末は、パケット交換網に対して( イ )パケットを送出する。
 @RR ACF BCR CCC DCI


(3)調歩式非パケット形態端末が電話網を経由して公衆パケット交換網にアクセスする場合にPADを必要とするが、このPADの動作に使用するパラメータの組合せを( ウ )といい、ITU−T勧告X.28に標準( ウ )のパラメータが示されている。
 @ パリティ Aオクテット Bプロファイル Cバリエーション


(4)ISDNサービスのうち、( エ )サービスは、高位レイヤまで標準化されたサービスである。
 @テレ Aベアラ BMHS CHLF


(5)図は、調歩式基本形データ伝送制御手順を用いる非パケット形態端末とパケット形態端末間の通信シーケンスを示したものである。Xは、( オ )を示す。
 @ACK信号 ACIパケット BCCパケット Cコールプログレス信号 DC:1→0

  


第5問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。

(1)フロアダクトの交差箇所、屈折部又は配管を接続する箇所に屋内線の引き入れ、接続を行うために( ア )を設置する。
@プルボックス Aハンドボックス Bアウトレットボックス Cジャンクションボックス


(2)公衆データパケット交換網でVCサービスを受けるDTEの接続形態のうち、HDLCを使用する4,800ビット/秒の非パケット形態
端末(Vシリーズインタフェース)の接続形態は( イ )である。

   


(3)ITU−T勧告X.20は、「公衆データ網における( ウ )伝送サービス用のDTEとDCEとの間のインタフェース」の規定である。
 @同期式 A調歩式 B半二重 C全二重


(4)ISDN基本ユーザ・網インタフェースでは、Dチャネルを複数の端末が共用するため、複数の端末から同時に送出される信号間の( エ )制御が必要である。
 @順序 Aトラヒック B競合


(5)TTC標準で規定されるISDN基本ユーザ・網インタフェースの配線構成には、ポイント・ポイントは配線構成とポイント・マルチポイント配線構成があり、ポイント・マルチポイント配線構成には、( オ )と延長受動バスの2種類がある。
 @短距離受動バス A長距離受動バス Bループ形 Cスター形 Dリンク形









  Ans.


 問1 (ア)D (イ)B (ウ)A (エ)C (オ)@
 問2 (ア)A (イ)C (ウ)B (エ)@ (オ)C
 問3 (ア)A (イ)A (ウ)@ (エ)D (オ)C
 問4 (ア)@ (イ)A (ウ)B (エ)@ (オ)@
 問5 (ア)C (イ)A (ウ)A (エ)B (オ)@




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