平成13年度第2回デジタル2種 技術科目 



第1問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。 (小計25点)

(1)図の伝送路符号形式は、( ア )方式といわれる。 (5点)
   @単流RZ A複流RZ B単流NRZ C0反転 D複流NRZ
   


(2)OSI参照モデルにおいて、物理層では、通信回線の終端点におけるコネクタの形状、電気的条件、( イ )などを規定している。 (5点)
   @伝送制御手順 A誤り制御手順 Bフロー制御手順 C文字符号体系 D論理的条件


(3)アナログ信号である音声周波数帯域信号をデジタル化するときは、標本化周波数は8キロヘルツであるので、標本化間隔は( ウ )マイクロ秒となる。(5点)
   @100 A125 B150 C175 D200


(4)HDLC手順に関する次の記述のうち、誤っているものは、( エ )である。(5点)
   @公衆データパケット交換網におけるレイヤ2プロトコルとして使われている。
   A任意のビット列の伝送ができる。
   B情報ビットは固定長である。
   C端末相互間でのメッセージの伝送単位は、フレームといわれる。
   D複数のフレームを相手端末からの受信確認なしに、連続して送信することもできる。


(5)ISDN基本アクセスメタリック加入者線伝送方式には、時分割方向制御方式とエコーキャンセラ方式がある。時分割方向制御方式は、( オ )の影響を受けない特徴がある。  (5点)
   @近端漏話 A群遅延ひずみ B減衰ひずみ C瞬断 D鳴音


第2問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。(小計25点)

(1)公衆データ回線交換網は、パケット交換網と比較して、( ア )データの通信に適したデータ交換網である。(5点)
   @電文の短い A通信速度の低い B電文のあて先が多い C電文の長い


(2)公衆データ回線交換網において、網は、相手端末又は網の状態を発信端末に知らせるために、( イ )信号を発信端末へ送信する。(5点)
   @キャラクタ Aコールプログレス Bコントロール Cデータ転送 D呼制御


(3)全二重通信では、単方向通信や半二重通信と異なり、通信を続けながら( ウ )が可能なため、高い伝送効率の通信が可能である。(5点)
   @送達確認 A符号変換 B暗号化 C圧縮・伸張 D復号化


(4)ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、回線交換モードを利用して通信を行う場合、UUI(ユーザ・ユーザ情報)を除くユーザ情報の送受信には( エ )を使用する。(5点)
   @BチャネルとDチャネル A Bチャネルのみ BH0チャネル CH11チャネル DDチャネルのみ


(5)ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、利用者がケースBによりパケット通信を行う場合、Dチャネルパケット通信とBチャネルパケット通信の2通りのサービスが利用できる。これら両者に関する次の記述のうち誤っているものは、( オ )である。 (5点)
   @Bチャネルパケット通信の場合、端末〜網間のBチャネルの設定はDチャネルを使って行われる。
   ADチャネルパケット通信が転送できるパケットの最大ユーザデータ長は256オクテットである。
   BBチャネルパケット通信が転送できるパケットの最大ユーザデータ長は4,096オクテットである。
   CDチャネルパケットの転送速度は16キロビット/秒である。
   DBチャネルパケット通信の端末多重化は最大8端末である。


第3問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。ただし(   )内の同じ記号は、同じ解答を示す。(小計25点)

(1)RS−232Cの規定を母体とするITU−T勧告X.28では、DCEとDTEの不平衡流相互接続回路の電気的特性を規定している。X.28では、受信器の入力インピーダンスは、3〜15ボルトの電圧で測定したとき、( ア )の直流抵抗としている。 (5点)
   @100オーム以上500オーム以下 A500オーム以上1.5キロオーム以下
   B1.5キロオーム以上3キロオーム以下 C3キロオーム以上7キロオーム以下
   D7キロオーム以上15キロオーム以下


(2)図−1は、HDLC手順におけるフレーム構成を示す。図中のCの部分は( イ )といわれ、フレーム種別の識別や、転送フレームに付与される一連のシーケンス番号の管理などを行うために使用される。(5点)
   @制御フィールド Aフラグシーケンス Bアドレスフィールド Cフレームシーケンス D情報フィールド
   


(3)ISDN基本ユーザ・網インタフェースの特徴の一つは、一つの物理インタフェース上に同時に複数の( ウ )を設定し、各( ウ )が独立に情報を転送することができることである。 (5点)
   @メーリングリスト Aアクセスライン Bエントリポイント Cデータリンク Dリンクアドレス


(4)ISDN基本ユーザ・網インタフェースに関する次の二つの記述は、( エ )。 (5点)
   A 回線交換呼に対する呼制御信号は、Bチャンネルで伝送している。
   B LAPDによる非確認形情報転送では、再送制御は行われない。
   @Aのみ正しい ABのみ正しい BAもBも正しい CAもBも正しくない


(5)図−2は、同期式Xシリーズ端末と公衆データ回線交換網間の解放フェーズにおける信号シーケンスを示したものである。図中のYは、( オ )信号を表す。 (5点)
   @DCEレディ ADTEレディ BDCE待ち CDTE待ち DDTE切断確認
   


第4問

次の各文章の(   )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び、その番号を記せ。  (小計25点)

(1)通信機器の接地用電線は、一般に、( ア )ボルトビニル絶縁電線が用いられ、被覆の色はJISで規定されている。(5点)
   @100 A300 B600 C900


(2)保安装置は、その接地抵抗が大きいと、端末装置側の( イ )が低くならない等、機能しない場合がある。 (5点)
   @接地抵抗 A動作電圧 B対地電圧 C絶縁抵抗


(3)多対カッド形PVC線は、対になっているそれぞれの心線を結んでできる四角形が正方形になるとき、主として( ウ )を防ぐ効果がある。 (5点)
   @電磁誘導による雑音 A静電誘導による漏話 B抵抗結合による雑音 C共通接地による漏話


(4)ISDN基本ユーザ・網インタフェースにおいて、回線の物理的なインタフェース速度は、( エ )キロビット/秒である。(5点)
   @16 A64 B192 C384 D1,544


(5)JIS X 5101で規定するDCEとDTEの25ピンインタフェースにおいて、DCE−DTE相互接続回路のうち( オ )回路は、ON状態のとき、DCEが動作可能で、DTEとの間で制御信号の授受を行う準備ができている状態であることを表す。信号の方向はDCEからDTEへの方向である。(5点)
   @送信要求 A送信可 Bデータ端末レディ Cデータセットレディ D受信データ


Ans.


第1問(ア)A (イ)D (ウ)A (エ)B (オ)@
第2問(ア)C (イ)A (ウ)@ (エ)A (オ)D
第3問(ア)C (イ)@ (ウ)C (エ)A (オ)D
第4問(ア)B (イ)B (ウ)A (エ)B (オ)C




copyright(C) 1998 mori! all rights reserved.