アナログ技術 100題 その1



次の各問の(  )内に、それぞれの解答群の中から最も適したものを選び番号を記せ。


PBXが有するサービス機能のうち、被呼内線が話中のとき、再度異なる1位の数字のみをダイヤルすることによって、最終けたのみ異なる別の内線へ接続する機能を( 1 )という。
 @内線キャンプオン Aシリーズコール B内線リセットコール Cコールバック D内線アッドオン


図に示すデジタル式PBXの外線両方向トランク(BWT)の回路において、外線から着信があった場合、外線の極性反転を( 2 )からSTCを介して中央制御装置(CC)へ伝え、当該BWTを内線に対して閉そくする。続いて、外線から到来する16ヘルツ信号を( 3 )で検出することにより、中央制御装置(CC)は着信があったことを識別し、内線に対して可視又は可聴信号により着信表示を行う。内線が応答すると、Bリレーの動作により通話路を設定し、着信表示を復旧させる。
 @REV ACリレー BA CREV(R) DTLC EOVP1 FHZ GNSリレー




デジタルPBXの空間スイッチにおける制御メモリには、各タイムスロット番号に対応して( 4 )番号が記録されている。
 @フレーム A出ハイウェイ B空間スイッチ C時間スイッチ D入ハイウェイ Eゲート


ファクシミリ装置のグループ3形機(G3形機)は、冗長性を抑圧するため( 5 )符号といわれる1次元符号化方式を用いている。
 @AMI APCM BMH CMR


PBXが有するサービス機能のうち、( 6 )に効率よく均等に複数の受付台などへ自動的に接続する機能をACDという。
 @内線発信呼を登録順 A外線着信呼を着信順 B外線着信呼を登録順 C外線発信呼を登録順
 D内線着信呼を着信順


図は、デジタル式PBXの内線回路を示したものである。図中のXは( 7 )であり、Yは( 8 )を表す。
 @符号器 A過電圧保護回路 B平衡−不平衡変換回路 Cハイインピーダンス回路 D変調器
 Eループ電流監視回路 Fリングトリップ回路 G復調器 H復号器 I通話電流供給回路

      


データ通信をデジタル式PBXとアナログ電話網を通して行う場合、デジタルPBXの( 9 )を使用すると、内線のデータ端末装置とモデムを固定的に接続する必要がない。また、デジタル式PBXの( 10 )により端末やホストの回線増設、移設などにも柔軟に対応できる。
 @データ圧縮機能 Aスイッチング機能 Bベアラサービス C2線/4線変換機能 
 Dデータリンクサービス E多重化機能 Fメールサービス Gモデムプール


PBXが有するサービス機能のうち、外線からの着信呼を他の内線に転送したい場合に相手が不在のとき、構内放送により呼び出した後、応答した内線へ外線からの着信呼を転送する機能を( 11 )という。
 @コールトランスファ Aシリーズコール Bページングトランスファ 
 Cコールピックアップ D内線リセットコール

 
デジタル式PBX(内線、外線ともにアナログ方式)の時間スイッチの原理図において、音声信号は、内線回路又はトランク回路で符号化され、送信ハイウェイに割り付けられた時間帯のチャネルへ出力される。一方、共通制御回路からは、発呼者情報、ダイヤル情報等に基づき、どのチャネル同士で信号を交換するという司令が( 12 )に設定される。( 12 )に書き込まれた読出しアドレスを基に、対応する( 13 )の内容が受信ハイウェイに読み出される。受信ハイウェイの信号は、対応する内線回路又はトランク回路に送られ、アナログの音声信号に復号される。
 @カウンタ Aトランクメモリ Bラインメモリ C監視メモリ D通話メモリ E入ハイウェイ 
 F出ハイウェイ G制御メモリ
 
  



デジタルPBXは、内線相互接続通話中のとき、( 14 )によって送受器のオンフックを監視し、これを検出することにより通話路の切断を行っている。
 @トーンジェネレータ回路 A会議回路 B極性反転検出回路 Cライン回路 D交換回路

 
ダイヤルイン方式を利用するPBXには、夜間になったときの対応の手段として、夜間閉塞機能がある。このときのシーケンスは、ダイヤルインの接続シーケンスとは異なり電気通信事業者の交換機から( 15 )は送出されず、夜間受付用電話機に一般の電話機と同様に着信する。
 @内線指定信号 A1次応答信号 B呼出信号 C2次応答信号 
 D内線指定受信完了信号 E呼出音


PBXが有するサービス機能に関する次の二つの記述は、( 16 )。
A 通話中の内線電話機をフッキングなどの所定の操作を行うことにより、通話中の相手を第三者に対して転送できる機能をコールパークという。
B 通話中の内線をフッキングなどの所定の操作をして、通話中の呼を保留したとき、保留したその呼に、他の内線から特殊番号のダイヤルなどの所定の操作をすることにより応答できる機能をコールトランスファという。
 @Aのみ正しい ABのみ正しい BAもBもただしい CAもBも正しくない


デジタル式PBXの制御方式の一つである分散制御方式は、大容量のデジタル式PBXを実現することができ、二つの方式に分けられる。
( 17 )分散制御方式は、複数のマイクロプロセッサにそれぞれ専用の( 17 )を分担させる方式であり、一般に、中央制御回路だけでなく、ライン回路、トランク回路などにもマイクロプロセッサを採用することによって、制御系を階層化し、きめ細かなサービスへの対応を可能としている。
一方、( 18 )分散制御方式は、複数のマイクロプロセッサに( 18 )を分担させる方式であり、一般に、この方式を採用することによって、交換規模に応じた必要数のマイクロプロセッサを設備することを可能としている。
 @集中処理 Aサービス B高速処理 Cプログラム D機能 Eメモリ F負荷 Gタスク


デジタル式PBXの多機能電話機は、データ通信を行いながら通話を行うことも可能である。このためデジタル多機能電話機には、パーソナルコンピュータなどのデータ端末装置を接続するインタフェースとして、ITU−T勧告V.24(JIS X 5101)やV.24と互換性のある( 19 )インタフェースを持つものがある。
 @RS−232C ACRC BX.PC CKermint DXMODEM ETCP/IP


PBX間を専用線等で結んで通信する場合、ユーザの情報と信号とを分離する共通線信号方式には、信号の転送方法としてITU−T勧告のNo.7
方式を準用したものや、TTC標準の( 20 )方式がある。
 @Dチャネル A共通チャネル系信号 B網間信号 Cデータチャネル D個別チャネル形信号 
 Eインチャネル信号


電子式ボタン電話装置には、発信する場合に外線ボタンを押下してから一定時間、他の使用者にその外線を使用させないで、スピーカボタン等のキー入力を続けることができる( 21 )機能を備えたものがある。
 @アッドオン Aページング Bキャンプオン CLCR Dプリセレクション Eミュート


電子式ボタン電話装置では、一般に、各種の制御がマイクロプロセッサを使った( 22 )制御方式であり、通話路のスイッチング素子として
( 23 )が使用されている。
 @センサ Aデジタル Bクロスバスイッチ C半導体 D共通 E蓄積プログラム 
 F継電器 G主プログラム


図は、電子式ボタン電話装置の停電自動切替装置のブロック図を示したものである。
図において、停電自動切替装置は、停電及び停電復旧を識別するため、( 24 )及び停電用電話機それぞれの通話電流を監視する機能を持っている。停電時には、( 24 )及び停電用電話機が( 25 )状態になると切替え動作を行う。
 @制御線 A送話 B終話 C内線 D外線 E受話 
 
  



IDカードを用いた電子式ボタン電話装置には、( 26 )料金情報が得られる長所がある。
 @内線番号別に Aシステム一括で B個人別に C電話機別に


電子式ボタン電話装置には、( 27 )の断続パターンを識別して、着信音を変えることができる機能を備えたものがある。
 @呼出信号 A可聴信号 BDP信号 D監視信号 DPB信号


大規模の電子式ボタン電話装置では、一般に、即時性を必要とする処理を( 28 )順位により幾つかに区分し、その区分に従って処理をする方式を採用している。
 @ふくそう度合 A所要時間 B優先 C到着


電子式ボタン電話装置の外線着信処理プログラムは、一般に、着信情報に基づいて、各電話機に着信表示の処理を行う。また、必要に応じて
( 29 )等の処理を行う。
 @ポーズ Aコールバック Bルームモニタ Cダイヤルイン Dアッドオン


電子式ボタン電話装置の電源回路に使われているノイズフィルタ回路は、スイッチングレギュレータから発生する雑音や商用電源からの雑音を阻止しており、( 30 )を組み合わせた回路で構成されている。
 @バリスタと抵抗 Aサーミスタとアレスタ Bコイルとコンデンサ Cダイオードとサイリスタ Dアレスタと抵抗


ボタン電話装置のサービス機能のうち、内線呼出しの場合、相手が話中のとき、発呼者が呼出し状態のまま待機していれば、相手が終話した時点で、自動的に呼び出す機能を( 31 )という。また、内線相互間の3者で同時に内線通話できる機能を( 32 )という。
 @キャンプオン Aステップコール Bコールバック C内線自動応答 
 D一斉呼出 Eページング Fアッドオン Gリセットコール


電子式ボタン電話装置のPBセンダは、使用される時間が短いので、一般に、複数の外線に対してPBセンダ1個を実装する( 33 )方式を用いている。
 @シンセサイザ A集中センダ Bフィルタアンプ Cブリッジ D分散


アナログ伝送路に接続するデジタル形ボタン電話装置では、通話路がすべてデジタル化されているため、内線音源等は従来の電子式ボタン電話装置と異なり、一般に、( 34 )により供給される。
 @PMDMU AトーンROM BCODEC Cオシレータ DメロディIC


図に示す電子式ボタン電話装置の外線ユニットにおいて、図中のEは、( 35 )といわれている。
 @回線制御プロセッサ Aインピーダンス調整回路 BDPセンダ C極性反転検出回路 DPBセンダ
 
   



電子式ボタン電話装置では、一般に、ランプや音の処理のように( 36 )を要求される処理は、割込みプログラムの中のランプ、音、データ編成プログラムにより、一つの流れに割り込んで処理される。
 @即時性 A待時性 B表示性 C多様性 D例外的処理


図に示す商用電源からの受電中における電子式ボタン電話装置の通話路構成に関する次の二つの記述は、( 37 )。
A 図中のAは内線回路、Bは保留音源回路を表す。
B 図中のCは一斉呼出回路、Dは着信検出回路を表す。
 @Aのみ正しい ABのみ正しい BAもBもただしい CAもBも正しくない

 


電子式ボタン電話装置の電源回路部に使われている過電圧保護回路は、スイッチングレギュレータ等の異常により、二時側の出力電圧が規格外になった場合に動作して過電圧を防止する。特に( 38 )ボルト系電源は、IC等の電子回路用の直流電源であり、過電圧保護回路は、過電圧によってICが破壊されるのを保護している。
 @5 A24 B28 C48 D100


図に示す電子式ボタン電話装置の衝突防止回路において、外線が開放の状態ではL2とGは同( 39 )のため、ホトカプラは不通状態であり、サブCPUへは何も情報が送出されないで、メインCPUは外線空きと判断する。
 @極性 A電位 B符号 C位相
 
    



図は、電子式コードレスボタン電話装置のブロック図を示したものである。接続装置及びコードレス電話機の( 40 )では、一般に、周波数変換、検波、キャリアセンス等を行っている。
 @シンセサイザ部 A共用部 B受信部 C送信部 D無線制御部
 
 



デジタル式PBXの工事試験のうち、外線接続確認における回線捕そく順位試験では、試験対象の全回線が空きの状態で、電話機から外線発信を行い、回線の捕そくをランプ等で確認した後その回線をコマンドで( 41 )して、再び外線発信し、次の順位の回線が捕そくされることを確認する。この操作を繰り返し行い、試験対象の全回線の捕そく順位を確認する。
 @削除 A開放 B保留 C閉塞 D転送


電話交換網用の変復調装置(モデム)に網制御機能をもたせたとき、このようなモデムにデータ端末装置から自動発信のためのダイヤル番号を通知する手順として、ITU−T勧告V.25bisを適用する。また、この勧告では、( 42 )機能に関しても規定している。
 @メモリダイヤル A誤り制御 BPB信号 C2進符号 Dコード変換


( 43 )は、フロアボックスの引出口の配管の先端に取り付け、ケーブル引き出し時のケーブルの損傷を防止するために使用する。
 @スリーブ Aフリーレット Bブッシング Cフロアサポート Dテレフレキ


( 44 )は、ジャンクションボックス内及びフロアボックス内の隠ぺい部分での屋内線相互の接続に使用する。
 @4対端子ブロック A端子板 B屋内線用コネクタ C屋内線用接続スリーブ Dジャンパリング


PBXの接地に用いられる保安用接地の主な目的は、( 45 )である。
 @誘導防止 A電位変動防止 B静電気障害防止 C電食防止 D漏電時の危険防止


PBXの設置工事終了後に行う機能確認試験のうち、3者通話試験では、内線電話機Aから内線電話機Bへ通話を確認したあと内線電話機Aをフッキングすると内線電話機Aに第2発信音、内線電話機Bに保留音が聞こえる。次に、内線電話機Aから内線電話機Cの番号をダイヤルすると内線電話機Aに呼出音が聞こえ内線電話機Cのベルが鳴動する。このあと、内線電話機Cの送受器を上げると内線電話機Aと内線電話機Cの通話が確認でき、次に、( 46 )すれば、3者通話を開始できる。
 @内線電話機Bをオンフック A内線電話機Aをフッキング B内線電話機Cを保留 
 C内線電話機Aをオンフ   ック


ITU−T勧告V.24(JIS X 5101)で規定されるデータ回線終端装置(DCE)とデータ端末装置(DTE)間の100シリーズ相互接続回路には、送信データ(SD)、受信データ(RD)、送信要求(RS)、送信可(CS)、データセットレディ(DR)、データ端末レディ(ER)等がある。このうち、( 47 )はDCEからDTEへの信号回路である。
 @RD、CS、DR ASD、RD、CS、ER BRS、DR、ER CSD、RS、ER DSD、CS、DR、ER


エラー訂正プロトコルとして、インテリジェント・モデムに広く実装されている代表的な手順にはITU−T勧告V.42に規定するLAPMや
( 48 )がある。
 @ベーシック AATコマンド BMNP BXモデム DV.42bis


通信機器の接地には、役割によって強電用接地と弱電用接地がある。これらのうち、弱電用接地は、主として機器の( 49 )を目的として使用される。
 @誘導防止 A絶縁破壊防止 B動作安定 C監視・警報


屋内線等の通信線から端末機に侵入し、雑音の原因となる電磁妨害波を減衰させるため、コモンモードチョークコイルが使用される。コモンモードチョークコイルは、通信線から端末機へ流れ込む( 50 )に対してはインピーダンスが増加し、また、通信線で伝送される信号に対しては損失を与えない特徴がある。
 @逆相電流 A正弦波信号電流 B横電流 C透過電流 D縦電流


( 51 )試験とは、任意の内線から、PBXを構成する各種機器に、PBXを通して、その全数に接続できることを確認する試験である。
 @リンク A捕そく Bロックアウト C計数 D発信接続


ITU−T勧告V.25bisは、V.24の100シリーズ相互接続回路を用いた、電話交換網における自動呼出装置間の接続設定を標準化したものであり、アドレスコール/応答モードと( 52 )の二つの動作モードを規定している。
 @パラレルコール/送信データモード Aダイレクトコール/受信データモード Bダイヤルコール/応答モード
 Cアドレスコール/受信データモード Dダイレクトコール/応答モード


アナログ電話用設備を使用する静止画テレビ電話の通信方式は、TTC標準に規定されており、画像情報の変調方式としては、( 53 )変調方式が採用されている。
 @周波数 A位相 B振幅 C振幅位相 Dパルス


PBXの接地に用いられる通信用接地の主な目的は、通信設備の電気回路保護や( 54 )であって、大地となるべき同電位にするものである。
 @通話品質向上 A電力用接地 B漏話危険防止 C電子回路用接地 D電位変動防止


デジタルテスタは、( 55 )が非常に高いため、ノイズなどの影響であたかも電圧があるかのように表示されることがある。
 @出力インピーダンス A入力インピーダンス Bインダクタンス Cリアクタンス Dコンダクタンス


PBXの設置工事終了後に行う機能確認試験のうち、簡易転送試験は、外線着信の応答を行った後、転送先内線を呼び出し内線が応答する前に転送操作を行うことにより、呼び出した内線が自動的に外線と接続されることを確認する。また、呼び出した転送先内線が一定時間不応答の場合は、
( 56 )することを確認する。
 @外線にトーンを流す A外線が強制切断される B別の内線を呼ぶ Cそのままにする 
 D転送元内線を再呼び出しする


通信用フラットケーブルと丸形ケーブルとの接続に用いるFRコネクタは、( 57 )での使用に限定されている。
 @タイルカーペットの下 A配管内 Bフラットプロテクタ C露出部 Dフロアボックス内


データ端末装置(DTE)と変復調装置(モデム)との間では、データの送受信に先立って、端末装置レディ、データセットレディ、送信要求、送信可等の信号のやりとりを行うことにより、互いに相手の状態を確認しながら手順を進める方法をとる場合が多い。このような方法を、一般に、
( 58 )という。
 @ハンドシェイク Aベーシック Bフリーラン Cコンテンション


RS−232Cインタフェースでは、相互接続点で測定した負荷の実効静電容量は( 59 )ピコファラドを越えてはならないと規定している。
 @500 A1,000 B1,500 C2,500 D3,500


ファクシミリにおいて、走査線が( 60 )走査の方向1ミリメートルの間に何本あるかを表すのを線密度という。
 @主 A縦 B副 C横


ある図書館で図書を探すため、検索用端末の利用者が1時間に9人現れ、検索操作に1人当たり平均4分かかる。検索用端末が2台設置されているとき、使用中のため、端末の空き待ちとなる平均待ち時間は( 61 )秒である。図を用いて算出せよ。
 @12 A18 B24 C36 D48
 
  



ある回線群において、最繁時1時間に運ばれた呼数をN、平均回線保留時間をh時間とすれば、最繁時に運ばれた呼数は、( 62 )アーランとなる。
 @N×h AN×h÷60 B60×N÷h CN×h÷3,600 DN÷h


ある回線群について40分間トラヒックを調査したところ、表に示す結果が得られた。この場合の呼量は、( 63 )アーランである。
 @0.5 A0.8 B2.8 C3.0 D6.0
   


一つの呼の接続が完了するまでは、幾つもの交換機によって出線選択が繰り返し行われることが多い。そこで、接続の完了までに経由する3つの交換機が出線選択する場合の呼損率を、それぞれ0.01、0.01、0.02とすれば、呼がどこかの交換機で出線全話中に遭遇する確率を示す総合呼損率は、ほぼ( 64 )である。
 @0.01 A0.02 B0.03 C0.04 D0.05


アーランB式は、入線数無限、出線数有限のモデルにランダム呼が加わり、呼の回線保留時間が指数分布に従い、話中に遭遇した呼は( 65 )という前提に基づき、確率的に導かれた式である。
 @消滅する A再発信する B無い C有る D救済する


ある銀行の支店にキャッシュディスペンサ(CD)の利用客が1時間当たりランダムに30人現れ、1人当たりのCD使用時間は平均5分である。使用中のため、CDの空き待ちとなる確率を0.1以下とするためには、最低限( 66 )台のCDが必要である。表を用いて算出せよ。
 @4 A5 B6 C7 D8

   


呼を1回線の待時交換方式でそ通する場合に、回線利用率をρ、呼の平均回線保留時間をhとすると、呼の平均待ち時間は、( 67 )。
 @ρが小さいときはρ×hに比例し、ρが1に近づくと急増する
 Aρが小さいときはh(1−ρ)に比例し、ρが1に近づくとρ×hに比例する
 Bρが小さいときはh÷ρに比例し、ρが1に近づくとh(1−ρ)に比例する
 Chのみに比例し、ρに関係しない


ある回線群の午前9時00分から午前9時20分まで及び午前9時20分から午前9時40分までの各20分間に運んだ呼数及び平均回線保留時間を調査したところ、表に示す結果が得られた。この回線群の午前9時00分から午前9時40分までの40分間における呼数は、( 68 )アーランである。
 @20.9 A19.7 B18.5 C13.1 D9.85
  


即時式完全線群において、呼損率が一定のとき、出回線数が多くなると、回線の平均使用率は( 69 )。
 @低くなる A変わらない B高くなる


待ち率の算出に使用されるアーランの待ち合わせ式(アーランC式)は、入回線数無限、出回線数有限のモデルにランダム呼が加わり、呼の回線保留時間分布が( 70 )分布に従い、待ち合わせ放棄呼は無いという前提に基づき、確率的に導かれたしきである。
 @一様 Aポアソン B正規 C指数 Dアーラン


メッセージの平均サービス時間が6秒、メッセージの到着間隔がランダムで、サービス時間が指数分布のオンラインリアルタイムシステムにおいて、メッセージの平均到着数が1分間に64件で、端末機の設置台数が8台である端末局のサービスの平均待ち時間は、( 71 )秒である。ただし、サービスの平均待ち時間は、表のとおり変化する。
 @0.42 A0.66 B1.08 C1.74 D2.88




最繁時の呼数をC呼、最繁時集中率をPパーセントとすると、一日中の呼数は、( 72 )呼である。
 


ある回線群において、使用中の回線数を2分ごとに6回測定したところ、表に示す結果が得られ、平均回線保留時間は2分であった。この回線群の測定時間における呼量は、( 73 )アーランである。
 @4.5 A6.5 B8.5 C12.5 D25.0



即時式完全線群においては、ある生起呼量を幾つかの完全線群に分割して処理する場合、同一の呼損率を保つようにすると、分割群の出回線の平均使用率は、一つの完全線群で処理するとき( 74 )。
 @と変わらない Aより高くなる Bより低くなる


2段接続リンク方式において、空き回線群とそれに接続できるリンクを選択するのに、空き出回線とリンクとを対にして全出回線について試験し、全出回線について整合がとれないときはじめて話中処理をする方式を( 75 )選択方式という。
 @完全2重 A閉リンク B部分2重 C同時接続 D開リンク E独立接続


ある駅前に設置されている7台の公衆電話機の利用状況を調査したところ、1時間当たりの平均利用者数が23人であり、利用者が公衆電話を利用したとき、すべての公衆電話が使用中のため空き待ちとなる確率が0.01であった。このとき、利用者1人あたりの平均使用時間は( 76 )分である。表を用いて算出せよ。
 @0.1 A0.9 B6.0 C8.3 D9.7

  


アーランの損失式は、出線数をS、生起呼量をaアーランとしたとき、呼損率Bは、B=( 77 )の式で表される。



出回線が20回線の交換線群に12.5アーランの呼数が加わったとき、呼損率を( 78 )とするならば、回線の平均使用率は61.25パーセントである。
 @0.05 A0.04 B0.03 C0.02 D0.01


加わる呼量と回線数が同じならば、待時式の場合は即時式に比べると回線使用率は( 79 )。
 @変わらない A低くなる B高くなる


2段接続リンク方式において、空き出線とそれに接続できるリンクを選択するのに、空き出線を一つ選んでから、これに至るリンクを試験し、整合がとれなければ直ちに話中処理を行うことを原則とする方法を( 80 )選択方式という。
 @独立接続 A完全2重 B同時接続 C部分二重 D閉リンク E開リンク


デジタル式電話交換機の加入者回路は、通話電流の供給、過電圧保護、試験引き込み、( 81 )等の各機能を持つ。
 @話中音送出 A符号化・復号 B呼出音送出 CAC/DC D発信音送出


図に示すデジタル式電話交換機の発信接続において、発信加入者が受話器を上げると、その状態は、加入者回路によって検出される。
制御系装置は、( 82 )の内容を一定周期で読み取り、発信加入者の発呼を検出すると、発信加入者と( 83 )を接続して発信音を送出する。
 @中継線信号処理装置 A加入者線信号処理装置 B通話路制御処理装置 D中央制御装置 
 DTSCN EDPR FLSCN G集線スイッチ




直流供給方式の通話用電源の構成機器である( 84 )は、ある電圧レベルの直流電圧を、それとは異なる電圧レベルの直流電圧に変換する装置である。
 @変成器 A整流器 Bインバータ C変調器 Dコンバータ


アルカリ蓄電池は、一般に、電解液が水酸化カリウムなどのか性アルカリの濃厚水溶液である二次電池で、代表的なものとして、( 85 )蓄電池がある。
 @ニッケル・カドミウム A酸化鉛 Bカリウム C銅イオン D銀イオン


デジタル式電話交換機では、デジタル時分割通話路が一方向であるため、2線式の加入者線と4線式の通話路の変換点に2線/4線変換が必要となり、これを( 86 )機能といい、加入者回路内に設けている。
 @多重・分離 A同期多重変換 Bデジタルフィルタ C符号変換 Dハイブリッド


デジタル式電話交換機で使用されている( 87 )方式は、交換機の処理能力などを高めるため、プロセッサを複数台用意し、これらのプロセッサ間で機能あるいは制御の負荷を分担させ交換処理を遂行する方式である。
 @タイムレス Aラージプロセッサ Bマルチプロセッサ Cデュプレックス Dパラレルプロセッサ


蓄積プログラム制御方式の電話用交換機では、ランダムに生起する接続要求を直ちに処理する実時間性と、多くの呼を同時に並行処理する( 88 )機能が交換処理プログラムに必要となる。
 @テキスト変換 A蓄積変換 B多重処理 C個別処理 D分割処理 E周期処理


シール鉛蓄電池は、( 89 )中に陽極から発生する( 90 )を陰極で吸収させる陰極吸収の原理を採用した鉛蓄電池である。
 @充電 A水素 B硫化水素 C放電 D酸素 E停電


デジタル式電話交換機の加入者回路には、BORSCHTの各機能が用いられている。デジタル式電話交換機の時分割通話路は電子回路で構成されており呼出信号のような大電流を通すことができないので、呼出信号は、加入者回線対応に設けた( 91 )機能から供給される。
 @B AC BH CO DR ES FT


デジタル式電話交換機は、一般に、通話路が集線、分配、展開の各部から構成され、使用率の低い加入者をその使用率に応じた比率で( 92 )の集束、展開を行い、分配段に対して一定の使用率で接続する。
 @トラヒック Aトラック Bハイウェイ Cブロック Dデータ


平衡対ケーブルのインピーダンスの絶対値は、低い周波数では周波数の増加に対し、( 93 )。
 @減少する A変化しない B増加する


全浮動充電方式は、充電された蓄電池の( 94 )を防ぐ程度に連続して充電しながら、同時に他への電力を供給するものである。
 @自己放電 A温度上昇 B抵抗増加 C電流上昇 D電圧上昇


蓄電池の放電における終止電圧とは、( 95 )をいう。
 @反復使用可能な最低充電電圧 A反復使用可能な最低の端子電圧 
 B放電電流が許容最大時のときの端子電圧
 C反復使用不可能な最低使用電圧 D内部抵抗が急増する放電端子電圧


デジタル加入者交換機の加入者回路にはBORSCHT機能を有している。このうち( 96 )機能は、瞬断から加入者回路を保護する。
 @B AO BR CS DC EH FT


集中制御方式を採る電話用交換機の交換処理のプログラムは、呼の処理過程を実時間性の要求度合に応じて優先順序をつけ、幾つかの( 97 )に分割することによって、多数の処理要求を( 98 )的に処理し、見かけ上複数個の処理を同時に進める( 98 )多重処理を行っている。
 @状態分析プログラム A数字分析プログラム Bレベル Cメッセージ Dトランク 
 E周期 F並列 G時分割 H断続 I優先


交流電源を直流電源に変換する整流装置の一つとして、( 99 )を用いて高周波への変換を行う高周波スイッチング式整流装置が用いられている。
 @ダイオード Aサイリスタ Bトランジスタ Cセレン D亜酸化銅


通信設備の予備電源に使用されているシール鉛蓄電池の寿命は( 100 )ほど短くなるため、保守上の注意が必要である。
 @充電回数が少ない A周囲温度が高い B補水回数が多い C浮動充電電圧が低い














Ans.

 1B  2@  3C  4D  5B  6A  7I  8@  9G 10A
11B 12G 13D 14C 15@ 16C 17D 18F 19@ 20A
21D 22E 23C 24D 25B 26B 27@ 28B 29C 30B
31@ 32F 33A 34A 35A 36@ 37C 38@ 39A 40B
41C 42@ 43B 44B 45D 46A 47@ 48B 49B 50D
51A 52D 53C 54D 55A 56D 57D 58@ 59C 60B
61B 62@ 63C 64C 65@ 66B 67@ 68A 69B 70C
71C 72@ 73C 74B 75D 76B 77A 78C 79B 80D
81A 82F 83A 84D 85@ 86D 87B 88B 89@ 90D
91D 92@ 93@ 94@ 95A 96A 97B 98G 99B 100A


Explanation.

16
A 通話中の内線電話機をフッキングなどの所定の操作を行うことにより、通話中の相手を第三者に対して転送できる機能をコールトランスファという。
B 通話中の内線をフッキングなどの所定の操作をして、通話中の呼を保留したとき、保留したその呼に、他の内線から特殊番号のダイヤルなどの所定の操作をすることにより応答できる機能をコールパークという。

37
A 図中のAは着信検出回路、Bは内線回路を表す。
B 図中のCは保留音源回路、Dは一斉呼出回路を表す。

61
呼量=呼数×平均保留時間÷測定時間=9×4÷60=0.6[アーラン]
次にa=0.6[アーラン]、n=2[台]より検索用端末の使用率a/nを求めると
a/n=0.6÷2=0.3
図よりa/n=0.3とn=2の交点からW/hを求めると0.1になります。
したがって、平均待ち時間Wは、W/h=0.1より
W=0.1×h=0.1×4=0.4[分]=24[秒]

63
延べ保留時間=140×12+210×10+310×2+350×8=7,200[秒]
対象時間=40×60=2,400[秒]
呼量=延べ保留時間÷対象時間=7,200÷2,400=3[アーラン]

64
総合呼損率Bは
B≒B1+B2+B3=0.01+0.01+0.02=0.04

66
呼量=呼数×平均保留時間÷測定時間=30×5÷60=2.5[アーラン]
題意よりCDの空き待ちとなる確立を0.1以下とするためのCDの台数は、負荷表の待ち合わせ率=0.1のときの呼量が2.5アーラン以上となる最小の出回線数nである。
したがって、表よりn=1のとき、3.01アーランとなり、最小限6台のCDが必要となる。

68
延べ保留時間=148×150+152×165=22,200+25,080=47,280[秒]
対象時間=40×60=2,400[秒]
呼量=延べ保留時間÷対象時間=47,280÷2,400=19.7[アーラン]

70
呼量=呼数×平均保留時間÷測定時間=64×6÷60=6.4[アーラン]
端末利用率=呼量÷端末台数=6.4÷8=0.8
表より端末利用率が0.8のときの「平均待ち時間÷平均サービス時間」は0.29となる。
平均待ち時間÷平均サービス時間=0.29
平均待ち時間=0.29×6=1.74[秒]

73
呼量=呼数×平均保留時間÷測定時間=(13+11+17+15+10+9)×2÷2×6=12.5[アーラン]

76
n=7、M(0)=0.01から負荷表より呼量は2.3[アーラン]
平均使用時間=呼量×対象時間÷利用者数=2.3×60÷23=6.0[分]

78
運ばれた呼量=回線平均使用率×回線数÷100=61.25×20÷100=12.25[アーラン]
損失呼量=加わった呼量−運ばれた呼量=12.5−12.25=0.25[アーラン]
呼損率=損失呼量÷加わった呼量=0.25÷12.5=0.02








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