title まずは身軽になって

 
 さぁ走り出そうという前に、ちょっと待って欲しい。車なんて何気なく使うものだし、エンジン掛ければ軽々と走り出してくれる。いとも簡単なことに見えるけど、車って実はとても重い物だよね。MT車のバッテリーが上がって押し掛けをしてみたり、溝にはまった車をみんなでウントコショと持ち上げたりしたことがある人ならお分かりでしょ。もう少し軽ければ楽なのに…。人が動かしてみて思うことなら、同じ事をエンジンだって感じるはずなんだ。特にこの頃は安全性や居住性を重視して衝撃吸収剤や防音材を詰め込んでいるから、いやでも車重は重くなる。アルミパーツを使ったりして軽量化は出来るけど、それでも車としての機能を果たさなくなるほどスリムにすることは出来ない。軽ければ軽いほど良いっていうのは、どんなにエンジン技術が発達しても変わることのないテーマだ。いや、燃費の話だけじゃない。不幸にして事故が起きたとしても、ぶつかられた側のダメージは、車が軽いほど軽減されるんだから。レースの世界でだって、パワーウェイトレシオって呼ばれる、車重とパワーの兼ね合いを示す数字がとても重要視されるんだ。
 
 そこで考えてみるべきなのは、ざっと見て無駄な荷物を積んでいないかって事。なにもうるさくなるのを我慢して防音材を引っこ抜けとか、そんなんじゃない(もしこんなこと書いたとしても、実践する人は皆無だろう)。夏なのにスキーキャリアが付けっぱなしとか、何時使うのか分からんものが載っていたら、速攻で外してしまおう!人それぞれで必要なものが違うから、「こんなものは取っちまえ」なんてことは言えないし、367自身いつフラッと出かけてそのまま野宿することになるか分からないので、シュラフと布団は標準装備だし、故障に対応するべく(ここらへんがフランス車乗りらしい)工具も一応載せている。まぁどれが必要でどれがいらないかは個人個人で考えてくれたらいい。
 
 でもねぇ、見てくれ優先のエアロパーツってのはどうも好きになれないな。格好いい(と本人が思う)という目的はあるものの、サイドスカートやらリヤウィングが必要になる速度域って、公道で走れるスピードじゃないもの。タンポポ号だってリヤスポイラー付いてるからなんとも説得力無いけど。ま、過剰なものがあったら取っ払ってもいいんじゃない?もちろん「これがカッコいいんだ」って思ってるものまで取らなくていいよ。あくまでもオーナーの目から見ても過剰だと思える範囲で、ネ。
 
 車によって違うけど、2リッターのAT車で、10kgの余分な荷物を積んで50kmも走れば、約20ccが無駄になるらしい。数字だけ見ればたいしたことないようだけど、これが軽自動車のような排気量の小さな小型車だったら、軽量化の効果は格段に上がることだろうね。
 
 さぁ、自分の愛車を点検して、いらないものをどんどん取っ払ってどんどん軽くしてやろう!何?燃費良く走るために、彼女をつくらず一人で身軽に走るって?そんなん勝手にやっとくれ。
 
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